皆様、明けましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願い致します。
年末年始は慣例の伊勢神宮に年次報告に行って参りました。もう10年近く続けている伊勢神宮への年次報告行事です。
「今年も何とか生き残りました。来年も頑張ります。」の一言です。実際にはもう少し具体的に報告業務を行っております。。。
昨年は会社経営で生きるか死ぬかの事業経営上の瀬戸際を経験しました。それを何とか乗り越えました。乗り越えることが出来たのは僕の力ではありません。神の力としか言いようがないgiftであったと思っています。その位の瀬戸際でした。神様が僕にくれたgiftであったかと思います。こじつけて考えれば、日々、一応大真面目に仕事に取組み、地に足着けて地道に取り組んでいた姿を神様が見ていてくれていて、そのご褒美であったのかと勝手に解釈しています。それ以外にどうして乗り越えることが出来たかを説明することができない程、追い詰められていました。
しかし、今、こうやって何とか生き残っています。
神様がgiftをくれたので、この段階で一度、会社経営をゼロリセットして考えたいと思いました。
「オレがやっている仕事、本当に社会の役に立っているのか」ってとことん考えました。
そして、結論を出しました。
今まで僕は自分がやっている仕事は社会に大きく貢献していると思い込んでいました。確かに表面的には貢献している部分は自己評価ですがあります。他人評価でも「貢献していますね」とは言われるようになってきました。
しかし、もっと突き詰めて考えてみますと、現在の日本の社会構造、とりわけ高齢化社会を背景とした法律なり、社会システム、税制ありきが僕の事業のスタートでした。僕の会社はシステムやネットワークに関する事業を行っていますが、どちらかと言えば、高齢者をよりハッピーにすることに重きが置かれていました。
年末年始、伊勢神宮でじっくり考えていましたが、本当にそれでいいのかと考えたのです。勿論、日本の高齢化は今後、どんどん進み、世界的に見ても凄い高齢国家になりますよね。ですから、高齢者をハッピーにするインフラは必要だとは思います。
しかし、本当にそれで日本がいいのかってマジで考えますと、やはりこれからの日本を背負う若い人達をもっとハッピーにする必要があると思うのですね。
今までも多少は悩んでいましたが、その意識を強烈に強めたのが、年末に見たあるTV番組でした。またしても鬼嫁である妻の発言がきっかけでした。
TV番組で、ある若者(25歳)が発言しました。
「運転免許を持っていません。自動車を買う余裕も無いし、買っても維持できる財力がありません。絶対に無理なんで、欲しいな~って思ったこともありません。将来のことを考えたら旅行をする気持ちにもなれません。貯金以外に楽しみが無いですが、唯一あるとすれば4年後の東京オリンピックです」
そのTV番組の直後でした。妻が言いました。
「オイ、甲斐性の無いバカ社長よ。そろそろ事業転換考えろ」と。
「これからは若者に貢献できる事業に踏み込みなさい。このままでは日本は本当にダメになるわよ」
「具体的に考案し、会社の方向性を変えなさい」
まあこんな感じで、年末にガツ~んときたのです。
実は同じことを僕も思っていたのですが、妻の一撃はやはり効きました。
このような心境で、年末年始の伊勢神宮参りでした。頭のCPUは急速に回転し始めました。
「オレは今後、どうやって若者に貢献できる事業を展開できるのか。具体的にどこから始めたらよいのか。何をどうすれば本当の意味で地に足着けた貢献となるのか」
具体案は幾つかはありますが、実現するのに資金が必要です。これは今の自前の資金では歯が立ちません。資金が乏しい状況で進められる事業もありますが、これは営業的課題や制度的課題があります。
例えば、弊社には大手企業OBでコンピューター開発で辣腕をふるったホンモノの凄腕エンジニアもいます。彼らは「なんちゃってプログラミング」ではなく、「コンピューターをゼロイチから作ろう」講座を小学校で正式に開催したいと言ってくれています。プログラムが動く原理原則をゼロイチのハードウェアから自分で作って理解する地に足がついた基礎講座を小学生にやりたいと言うのですね。既に幾つかの小学校に掛け合っていますが、制度的な課題があり厳しい状況です。
世の中、ナンチャッってエンジニアが蔓延していますが、本当に分かっているエンジニアは少なくなってきています。本当のエンジニアは凄いです。どんな課題に直面しても、解決策を講じてきます。しかし、ナンチャッてエンジニアには解決能力が乏しいです。技術的な課題を乗り越える必要がある時、その能力の有無で大きな差が出てきます。
小学校の段階から、ホンモノの技術を意識して、ナンチャッてプログラミングのような地に足の着いていない教育ではなく、ホンモノの技術素養を植え付ける講座開発を小学校や中学校でやりたいとも考えています。
若者向けの独身寮の経営も候補の1つとして考えています。一ヶ月の寮費を2~3万円に抑えることはできないかと。駐車場の費用はスポーツカー所有者は一ヶ月に5000円ぐらいにして、スポーツカーでない普通車は25000円にできないかと。スポーツカーでもローン支払いのある若者は最初の1年は駐車場を無料にできないかと。そのような恩恵がある代償として、我が社である一定期間、アルバイトをしてもらう等。我が社でのアルバイトを経験することで、一通りの業務知識は身に着けることが出来るメニューを考えたいのです。実際、我が社でアルバイトをした若者は皆、起業しているのですよ。うまく行っている行っていないは別にして。彼らが頑張っているのは、僕の誇りでもあるんです。寮は日本人のみならず、何人でも構わないです。僕も20代では、多くの外国人とアパートをシェアしていました。30年前はかなり珍しかったんです。当時はまだ中国人は殆どおらず、欧米人が大半でした。小学校や中学校で技術指導を行うのは、寮生にしたいですね。
また、大学の研究機関ともタイアップして、資金援助を行い、彼らが研究している技術を少しでも世に出せるように支援する事業、つまりベンチャーキャピタルの仕事もしたいです。多くの研究機関が資金不足で必要な機材も買えません。これを何とか手助けできないかと。そこで必死で頑張る若手研究者を支えていくことはできないかと。ベンチャーキャピタル事業は手掛けている知り合いがいますが、彼らがやっていない切り口で支援事業が出来ないかと。
若い人の起業をお手伝いする事業はとても遣り甲斐があります。可能であれば、事務所を格安で提供する事業も手掛けられればと思います。100平方メートルで20万円とかが都心で可能になれば最高ですね。通常価格の3分の1~5分の1ぐらいでしょうか。僕が実際、事務所を借りていて、一番イヤことの1つが不動産家賃ですよ。「安い、カッコ悪い、耐震基準を満たしていない、不便」が普通です。「超安い、カッコいい、耐震基準満たす、利便性高い」にできないかと。。。勿論、社用車として86等のスポーツカーユーザーは格安での駐車料金を提供し、プリウス等の普通車は2倍から3倍に設定する等。
日本の国技である柔道場の経営もありかなと考えております。僕の強みが柔道界とのネットワークなんですよ。普通のサラリーマンが会社帰りに気軽に柔道で体を鍛えられる、敷居の低い柔道場の運営もありかなと思っているんです。ボクシングはフィットネスのコンセプトをかなり取り入れて、敷居を下げましたが、柔道はまだまだ敷居が高いです。僕は、普通のサラリーマンが男女を問わず、会社帰りに柔道で気軽に汗を流して、体を鍛える文化を醸成したいんです。勿論、道場には「南千葉サーキットでのドリフト体験行きましょう」のようなチラシをバンバン貼ります。道場運営はお金にならないのは間違いないです。しかし、これは是非ともやりたい事業の内の1つなんです。既にインストラクターの候補はいます(笑)。いつもの飲み仲間ですけど。。こいつが実は凄い奴でして、あの井上選手や鈴木選手、石井選手と張り合っていた凄い奴です。現在は企業に勤務しながら、大学の柔道部の顧問も務めている奴でして、候補は彼以外に有り得ません。
いずれの事業を運営するにしても、弊社の現在の強みであるシステムやネットワークのノウハウを絡めていって面白いものにできないかと。
いずれにしても資金が無いと話になりません。とにかく稼ぐことが必要です。新事業をやるための資金稼ぎに加えて、クルマの趣味を満たすための資金も稼ぐ必要があるのですから、これは気合入れて頑張らないといけません。
やりたいこと、やらねばならないことのために頑張るしかないのですが、クルマ愛は永遠不滅のものです。クルマの運転を楽しむ文化を何とか若者に醸成できないかと素直に考え始めました。
以前は、若者のクルマ離れで、若者とクルマの話をすることを避けていました。でも、考えを改めようかと思っています。僕も今年、53歳になります。もう60歳が見えてきました。体の劣化はあちこちで始まっています。正直、いつ壊れてもおかしくないですし、壊れた人、死んだ人も周りに多数出てきました。先日は46歳の仕事仲間が脳梗塞で半身不随となりました。僕にもいつ何時、病魔が襲ってくるかわかりません。睡眠はばっちりとっているものの、酒と油っぽいものが好きですので、肝臓、前立腺等、不安なところはたくさんあります。血圧と体重は毎日、朝と晩に測定するようにしました。測定結果をノートに書き留め、マネジメントするようにしました。今年生きてこれただけで感謝、感謝の状態です。こういう状態の下、かっこつけていてもダメだなと思うようになりました。若者にどんどん接近して行って、一緒に何かやろうよって、あるいはやらせてくださいっていう態度にしました。クルマ離れって言うけど、彼らにクルマの楽しさを教えてやっていないのじゃないかと思うのです。
今度は、23歳の若者と水上スキーをやります。大学の後輩でありまして、水上スキーの日本チャンプですよ、凄いですよね。生まれて初めての経験となります。その若者はモータースポーツ、ドリフトをやってみたいと言っています。でもまずは僕から相手のやっている分野に踏み込もうと思います。その代わり、今度はオレの分野を味わえと言う計画です。
よ~し、このノリだぜって思いました。どんどん若者と交わり、チャンスがあればモータースポーツ、ドリフトの世界に引きずりこんでやると覚悟を決めました。その方が結果として、若い人に貢献できるかと。暑っ苦しいオヤジでいいじゃないかと思いました。若者にどんどん接近していくオヤジでいいじゃないかと。
もう後が無いです。クルマの楽しさを若い人に理解してもらえるよう、隙を見て、突撃します。遠慮しないことにしました。彼らをたくさん引きずり込めるように頑張ることにしました。
こんな感じで、何もかも超前向きな気持ちで新年を迎えています。今年も何卒よろしくお願い致します。
あけましておめでとうございます。
返信削除今年もよろしくお願い致します。
新年に相応しい決意表明ですね。頑張ってください。
微力ながら何かお手伝い出来る事がありましたらご相談ください(まぁ、ドリフトの事くらいでしょうけどw)。
kikunさん、お久し振りです!
返信削除いつも楽しみにしていたのに、チェックする習慣が無く成ってしまっていて、新年も2月の始まる今日までブログ復活に気付きませんでした。でも、経営されている会社も無事、継続されるとの事、これからも頑張って下さいね。このブログ、登場人物のキャラが立っていて、本当に楽しいのです。
憂さ晴らしの981ドライブ、良いですね! 自分も追い込まれそうに成ると、981で半日ドライブに出掛けたりします。仕事の事は出来るだけ考えずに、運転とルートにだけ集中して、頭の中を真っ白にすると、帰宅後の入浴時等にアイデアが出たりします。深酒は自分の場合、逆効果のようですが。
若者向けの新事業、是非、初めて下さい。
自分もいつか、奴らを巻き込んでやりたいと思っています。何と言うか、OVERSEAS JAPANESEの薦め事業部、みたいなのを始めようと思います。日本には技術が有り、海外、特に東南アジアなら提携出来る華僑連中も何人も居ます。何より、若い人々で溢れかえる東南アジアには、日本では望み難い、年々拡張する市場が有ります。
あと、足りないのは自分の与信枠ですね、これが一番難しい。国内との金利差は大きいので、これだけでも競争力を維持出来そうなのに、、、と、まあ、愚痴を言っても始まりませんので、日々精進有るのみです。