2016年5月10日火曜日

273. やはりミニバンは勘弁して欲しいな~~

当ブログで知り合いになりましたNさんと都内をドライブしました。Nさんがお乗りの987ケイマンの助手席に座らせてもらい軽くドライブした後、僕の981ボクスターで首都高速をぐるぐると軽く流しました。987ケイマンはクローズドボディーだけあって流石に剛性は高いですね。それと音の遮断も981ボクスターと比較すると相当に高いです。やはりオープンボディは剛性、音の遮断性はクローズドボディーと比較しますと落ちるのが体感出来ました。Nさんを強引に南千葉に誘おうと(爆)。。。 アンチエイジングを目的としている僕としては、少しでも同じ年代の方と一緒にアンチエイジングしていきたいと思っています。


Nさんは僕よりも4歳ほど先輩で、久しぶりに車の話をたくさんさせてもらいました。現状では、車の話題で盛り上がれる人が日常生活では1人もいない僕にとっては、Nさんは待ってましたという感じでした。しかも、同じポルシェユーザーですので、おっしゃることは本当によ~くわかりました。一緒にドライブしている間、車のトークに終始しておりました。僕にとってこんな嬉しいことは無いです。日頃のストレスを一挙に掃き出してしまった感じです。


とりわけ、嬉しかったのは、Nさんが「ミニバンが嫌いだ」とおっしゃっておられたことです。僕の周りは「ミニバンしか乗らない」人だらけですので、この言葉は実は僕は待ってましたという気持ちでした。Nさん、本当に有難うございました!!! 次は南千葉に是非、一緒に行きましょう!!!


最近、どこかの記事で、「ゴルフ場に行くクルマとしてGT-Rはとてもお薦め」というような記事を読みました。ゴルフのような体全体の感度を高めなくてはならないスポーツに、体で感じるスポーツカーGT-Rはゴルフ場の往復でゴルファーの感度をさらに高めるはずだというような内容の記事でした。GT-Rはゴルフとの親和性が高いとも言っていました。しかも、ゴルフバッグがリアトランクに2つ格納でき、さらにリアシートに荷物をたっぷり載せることができるので、カップルにもお薦めだと。


僕はこの記事をとても楽しく読む事が出来ました。と言いますか、全く同感であったからです。981ボクスターの致命的な欠点はゴルフバックが格納できないことです。981ボクスターでゴルフバックを積んでゴルフ場に行くことが出来たら、僕は「文句無し!!!」と叫ぶところでしょう。しかし、それは残念ながら出来ません。Nさんの987ケイマンは、何とゴルフバッグが2個積めるのですね。しかも、後方視界を邪魔しないという!!!! これはNさんがゴルフバックを実際に積んでいるところを拝見させて頂き驚きました。981ケイマンではゴルフバックの積載が出来ないか、厳しいということも初めて知りました。


ゴルフ場に行くまでは僕には本当に楽しいドライブなんです。クネクネした道を結構走りますから、これはクルマ乗りにとっては楽しい時間です。大好きなドライブとゴルフの2つを同時に楽しめるんですから、これは至福の一時と言えるでしょう。


だからこそ、大好きなスポーツカーでビンビンに感じながら、ゴルフ場に向かうというコンセプトはもうたまらんのですね。それを実現できるGT-Rの狙いは僕にはよ~くわかります。GT-Rのリアトランクにゴルフバックを格納して、クネクネ道を攻めながら、ゴルフ場に向かう時は素晴らしい瞬間でしょうね。GT-Rでなくてもいいですよ、勿論、ポルシェでもいいですし、好きなスポーツカーで行ければと。


記事をフムフム読んでいたのですが、読者コメントには本当にがっがりしました。多くの感想が「GT-Rで行く意味がわからん」、「ゴルフ場行くならばミニバンが最適」、「ミニバン以外は乗らない」、「車なんて所詮移動の手段なんだから、ゴルフと関係づけようなんて無理し過ぎ」、「どう考えてもミニバンが移動の手段として一番」というものでした。


いや~、正直、皆さんの感想に本当にガッカリしました。。。 


ユーザーがこんな考えでは、日本の自動車産業は必ずダメになると思いました。クルマを移動手段としてだけ位置づける乗り手が大半である国から、世界に通用するクルマが産まれますか? クルマを移動手段として捉えるターゲットが世界にはいると思いますが、そういう層にのみ受け入れられる車作りに終始するのが日本企業なのかと。


日本は本当に自動車大国なんでしょうかね~~。僕にはそう思えないです。移動手段としてのクルマの生産大国であって、いわゆる自動車文化大国ではないと。自動車文化大国で無い国の自動車産業はいつか必ず息詰まると懸念します。これから20年後には日本の自動車メーカーは存在していますかね~。。 恐ろしく小規模になって水素自動車、電気自動車の軽自動車、ミニバンに特化した会社になっているような気がします。


僕は20年後のさらに進んだ少子高齢化社会になれば、ミニバンは売れなくなると思っています。多くの人が、落ち着いたクルマ選びをしたいと考えるかと。今の若者は20年後もクルマを買わないでしょうから、買うのは今の35歳以上くらいの人じゃないでしょうか。多くの人がクルマには1人か夫婦で乗るだけの機会が増えるでしょうから、ミニバンへの需要は下がるのではないでしょうか。その時、日本車で乗るクルマが無いという最悪な事態になるのではないでしょうか。僕は子供がいない寂しい生活ですが、そんな時、ミニバン乗るのは有り得ないです。


「ミニバン? へえ~、そんなクルマ乗っている人いるんだ?」って時代が来ると僕は思っています。少子高齢化社会に相応しいクルマとは何かと。。 20年後はそれが重要かと思っています。ミニバンは完全に逆行しているのが心配です。


今の時代、スポーツカーが売れない時代です。バブル時代とは違います。スポーツカーの売上が上がらないことを嘆く声が多いです。しかし、日産フーガは大丈夫ですかね? ホンダのアコードは大丈夫ですか。スカイラインの売上は大丈夫でしょうか。その他、セダンの売上もスポーツカーと同じ程度に落ちているいんじゃないですかね? 僕の周りに日本車のセダンに乗っている人、1人もいないんでそんなこと考えてみました。スポーツカー云々言う前に、ドル箱であったセダンの売上がどうしようもないほど落ち込んでいることの方がよっぽど問題で、この状態で高齢化社会を迎えようということが問題じゃないかと。。。。 まじで20年後に乗りたいクルマが全く無いという状況になりはしないかと。。。


僕のマンションでは駐車場がいつまでも埋まらないです。クルマ保有している人は、全体の15%に至りません。車庫は外部企業に貸出している状況です。とりわけ、40以下の若い層の保有率は僕のマンションでは、何とゼロ%なんですよ。1人も保有していないという事実です。しかも、今後も保有しないと宣言している人が何と100%なんですね! 凄い数字です。


まず間違いなく時代は変わるでしょう。20年後の自動車業界は、バブル期の銀行の倒産・統合と同じくらいの状況になっているかと思います。誰も乗りそうにないんですからね、とにかく。軽かミニバンしか作れない日本の自動車会社は一体、どうなるのか。


売れればいいという効率化一辺倒の企業経営は必ず息詰まると思います。20~25年前にあれだけの高効率経営、高収益を誇ったイトーヨーカ堂の経営が行き詰っていますよね。先行き危ない状況にまでなっています。効率が良くて、高収益ばかり狙っていても必ず息詰まる時が来るのだと思います。20年前に今のヨーカ―堂の低磊落を誰が予想できましたでしょうか。


その前にテメーの会社の経営何とかしないと。。。。。 


また妻に怒鳴られる前に、仕事に戻ります。







4 件のコメント:

  1. こちらこそ、先日はお世話になりありがとうございました。私達の世代には、車は憧れであり、カッコ良くないといけなかったのです。残念ながら、日本の車でカッコ良い車は少ないです。2000GTの復刻版があるらしいですが、量販品で出してくれませんかね。エンジンは6発で。
    日本の自動車(全ての車ではありませんが)に文化がないと言われる事が確かにあります。それが、メーカーのせいなのかユーザーのせいなのかよく分かりませんが、多分夢のある車がないからではないでしょうか。
    たまにいわゆるベストセラーカーに乗って、ガッカリする事があります。車に手抜きを感じてユーザーを馬鹿にしているなと感じます。
    明日のゴルフはケイマン出て行きます。

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    1. こちらこそ有難うございました! メーカーは我々ユーザーが望むものを提供したいと考えるのでしょうね。としますと、犯人は我々ユーザーだと。日本人がクルマに求めるものと、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア人がクルマに求めるものとはそもそも違うわけですから、出来上がるクルマも違うものとなるわけですよね。

      移動の手段で充分なのが日本市場の特性ということでしょうか。。。ある意味、クルマに何も期待したいないということかと。日本人はもっと違うものを求めているのですね。精神世界の豊かさでも求めるいるんでしょうかね。だとすると凄い高等民族ですね。これはこれで凄いです。。。 

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  2. ユーザーが悪いとは言わないけれどマーケッティング的にみても日本はガラパゴス
    文化です。良くも悪くも。

    もう世界のモータージャーナリストも日本車にはあまり興味もってないようです。
    その理由に欧米メーカは、日本のモーターショーでは新車の発表はしなくなってきており、アジアでは北京で大々的にやります。
    イギリスの車雑誌のライターさんが「日本はエコエコ、燃費、ミニバンばっかり、つまんね」って言ってましたよ。まぁそれが日本の大半の消費者が気にすることだからしかたないよ、って返しましたが。

    農耕民族は真面目に道具をつくって利便性高めるのが楽しみで、狩猟民族は道具を扱う事が楽しみなんだよ(乗馬、銃など)、と教えてくれた文化人類学の先生をいつも思い出します...

    って今度は私も誘ってください...

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    1. チプデ様:
      レス遅れて申し訳ございません。上野の呑みで大失態を犯したのが、14日でしてその後、あまりの落ち込みでしばらくブログチェックせず状態でした(涙)。中国パブで睡眠薬を飲まされ、意識を失い、気が付いたら現金17万円を盗まれており、何が何だか分からないままに見せを追い出されており、意識が回復した時、全てを失っていたと。。。 酒に酔わない僕ですので、たった一杯の軽いウィスキーで見事にやられました。生まれて初めての体験です。17万円は大変に大きく落ち込みましたよ。。。

      話は元に戻しますが、おっしゃることその通りだと思います。どいつもこいつも利便性、利便性って。。 味が無いですよね。。。 エコと燃費は分かりますが、利便性ばかりは正直キツイです。ミニバンが半分以上ってのはどうかなって思います。日本の自動車産業の将来が本当に怖いですよね。

      是非、一緒に呑みでも走りでもいいのでこちらこそお誘いください。

      何卒よろしくお願い致します。

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