クルマのブログ、とりわけポルシェのブログ書いているのに、車の話題をあまり書いていないな~って思います。しかも、他のブログと異なり、写真が全く無いブログです。文字だけのブログですからかなり退屈だろうかと思います。
写真が無いのは写真を取りこんでいる時間が無いというのが理由でして。。。。 つまらない情報公開になっているかなと。。。すみませんです。
ニュ-ヨークのモーターショウには元気になる話題がたくさんありましたね! スポーツカーがガンガン前面に出てきていました。各社共にスポーツカーでアピールですよ。気持ちいいですな~、こういうのって。日産もGT-Rのオンパレードでした。GT-Rもマイナーチェンジをかなり派手にやっていて気合が入っているのがよくわかりました。
しかし、日本人としてはGT-Rが心配ですよ、本当に。また生産中止になってしまうんじゃないかと心配です。GT-Rは日本が誇るスポーツカーですからね~、これが生産中止になるのは相当にヤバいです。過去のブログ記事でGT-Rは街乗りが面白くなかったとコメントしていますが、GT-Rはそういう存在ではないでしょう。ポルシェは街乗りが楽しいのですが、正直、GT-RやM4にも街乗りの楽しさはありませんでした。従って、ある程度の速度を出して楽しむ必要があるでしょう。ある程度の速度域に達すれば、間違いなくGT-Rは楽しさ100倍でしょう。
街乗りならば、ロードスターは実に面白いクルマだと思います。エンジン馬力じゃないんですよね、車の面白さとは。
そんなように思えます。
昨日、「トヨタ ランドクルーザー」という最近、ランクル65周年を記念して発刊された本を購入して一気に読みました。10年近くになろうとしている僕のランクル100ですが、このクルマは僕はあと20年は間違いなく手放すことは無いと思っているものです。日本ではATのみですが、逆にオーストラリア、アフリカでは、100でも200でもMT車が圧倒的に多いんですね。ハイブリッドは今後も無いでしょう。耐久性、頑強性、修理の容易性、河渡りのリスク低減が一番大事なのがランクルですが、だからこそMTが大きな比重を占めていますし、ハイブリッドが無いことの理由だと思います。今後も河渡りの必要性からハイブリッドはランクルには載ってこないだろうと推測しています。
ポルシェもホンモノですが、ランクルもホンモノですよ。ホンモノだからこそ、一度生産されると廃車にならずに40年経ってもどこかで乗られているのだと思います。替えが無いですからね。やはりホンモノっていいです。BMWならば528はホンモノじゃないですよ(笑)。このクルマでなくてはならない理由は何も無いです。320Dは全くホンモノじゃなかったです。完全な嘘モノでした。僕に320Dの批判させたら何時間あっても足りないですよ。先日、あるBMWの初めて会ったセールスマンと真面目に本音で話をしました。彼曰く、3シリーズのどこがいいのか全く分からんと言っていました。僕が「日産のアベニールやカローラフィルダ―との違いがわからない」と言ったら、「全くその通りです。BMWのセールスマンでこんなことを言ったらいけないのでしょうが。。。」と返してきました。
ホンモノとは差別化が充分にされているものでその車でないとダメな要素がたくさんあるものだと思います。。 528にも320Dにも「どうしてもこのクルマしかない」という要素は何も無いです。但し、528は極めて無難なクルマであり、普通の人ならば「へえ~、いいんじゃないの」と言われる車ではあると思います。しかし、「本当に素晴らしいね」とは言われないです。
好みは別にして「.......ならでは」のホンモノ感は欲しい所です。
弊社の事業は、3本の柱があります。その内、1本目は自分で言うのもなんですが、かなりホンモノ感があると自負しています。誰から何を言われても、言い返せる自信があり、「......ならでは」のホンモノ感を出していると思っておりますし、これからもホンモノ感をもっと強くしていけるように渾身の力を込めて行きたいと思っています。
2本目は「ナンちゃってホンモノ感」です。かなりホンモノに近く、差別性が高く、「.....ならでは」のものではあるのですが、他社との協業で開発を行っているので、その会社がぽしゃると僕の会社もぽしゃります。しかし、協業会社が生き残っていけば、かなりのホンモノ感はあります。でも怖いですよね。先方は逆のこと思っているでしょうが。。(爆)。。。
3本目は、「ホンモノ」どころじゃなく、完全な「ニセモノ」です。「ニセモノ」と言ってもまがいものという意味じゃなく、誰でも出来ることをやっているという意味で「ニセモノ」と言っています。つまり、たまたま弊社しかやっていないのですが、他社でもやろうと思えば、いつでも出来ることをやっています。但し、仮に手を出しても儲けが異常に少ないので、大手や中規模企業はまず手を出さないでしょう。その意味では、ニッチ・マーケティングと言えば聞こえはいいかもしれません。しかし、僕の気持ちの中では、誰でも出来ることなので、「差別性無し、差別性ゼロ」のものです。いつ、無くなってもおかしくないです。しかし、不思議なことにこの3本目が13年も役に立ってくれています。いつでも無くなる可能性が極めて大であるにもかかわらず無くならないのは本当に不思議です。神様が守ってくれているのでしょうか。。。 この分野は技術的にも何も凄いことをやっていないので、もし生き残っている要因があるとしたら、声の大きさぐらいでしょうか。。。 「頑張ります。納期間に合わせます。何か支障があればいつでも声かけて下さい」しか言ったこと無いです。頭を使ったこと無いです。ただひたすら「頑張ります、やります!!」のオンパレードです。恐らく、取引先から見ますと、えらい元気なノリのいいおじちゃんだな~ぐらいしか思われていないと思います。もはやノリの良さ以外に生きる道は無いのがこの3本目の柱なのですが、13年経過してもまだ大きな戦力になっています。商売とは本当に不思議だなっていつもこの3本目の柱の仕事をしていて思います。
現在、4本目の柱を作ろうと思っています。これは「ホンモノ」をかなり意識して作り込もうと思っています。恐らくこの4本目の柱が本当に完成したら、涙が出るでしょう。。。 これは実現したい気持ちで一杯です。この実現までクルマに乗ることは難しいかもしれません。「これ実現できたら男だな~」なんて勝手に想像している自分がいます。
1本目から4本目までに全てに共通して言えるのは、お役立ち度です。お役立ち度が無いものは必ず滅びるというのが僕の哲学なんです。競合大手よりもお役立ち度が高くないと、弊社のような零細企業は一瞬で吹き飛ばされてしまいます。ここで負けるわけにはいかないのですね。。。
頑張らないといけません。
クルマで言えば、スバルやマツダが僕は面白いと思います。彼らの言うこと、本当によくわかります。だからこそ、ガンバってもらいたいものです。
ポルシェは全てのモデルがホンモノに感じます。嘘モノが一台も無いんじゃないかなと。BMWならばニューM3、M4はエンジン音には問題がありますが、やはりホンモノだと思います。ベンツならばSクラスはホンモノでしょうね。BMWのニュー7シリーズは僕は「あ~、これ嘘っぽい」と思い、試乗して数分でやめてしまいました。BMWの7シリーズは、ベンツSには勝てないなって思いました。
レクサスのNXにはホンモノ感を感じました。素晴らしいと思いました。あと、個人的にはレクサスのLSシリーズは僕はホンモノに思えました。素晴らしいセダンだと思いました。BMWの7シリーズよりも全然良かったです、僕には。
いずれにしても、ホンモノの仕事したいですし、ホンモノのクルマ欲しいなって思います。
若い人達の仕事ぶりにホンモノ感が無いと感じるのは僕だけでしょうか。市場調査も足を使わず、ネットを使って既知の情報収集で済ませます。僕は既知の情報収集は絶対にしませんでした。市場に何度も足を運び、そこで市場の生の声をたくさん聴きました。現場で何が求められているのか、現場スタッフのニーズ、経営陣のニーズをバランスよく聞き込みました。本当に良く聞き込み調査に行ったものです。深夜まで現場調査を何度もしました。その際、ネットで一般公開になっている情報には目もくれませんでした。既知の情報ではなく、自分の感性を信じ、自ら市場に足を運ぶことを厭いませんでした。
そして、何本かの事業の柱を作ってきました。ホンモノ志向、何ちゃってホンモノ志向、ニセモノではないにしてもすぐに誰でも出来るもの等、必死になって考えてきました。その間、バカにもされました。大手下請け仕事では自分より20歳も年下の若い人から小馬鹿にもされてきました。いつか絶対に見返してやるという強い気持ちで頑張ってきたつもりです。見返すためには、誰よりも市場のことを熟知し、それに応える製品を開発する以外に道はありませんでした。だからこそ、大手社員が把握できる方法と同じ方法を取るわけにはいかなかったのです。弊社が誰よりも市場のことを熟知していないといけないからです。そうであって初めて弊社の存在価値が出て来るからです。
しかし、弊社にかかわる若手はどうもネット検索で済まそうとします。
「...社長、ネットまだ見てないんですか?」ってよく言われます。彼らにはネットなんて見ていないで、市場に足を運べと言いますが、効率が悪いと突き返されますよ。。。(苦笑)。。。
僕から見ますと、若手スタッフの情報処理能力は半端無いですね~。凄いです。僕の何10倍もあります。しかし、思考の柔軟性、創造性はかなり乏しいかなと思います。あふれる情報を次から次へと処理していく能力は恐ろしいまでにあります。しかし、新規事業の考案等、アイデアや他社に無いことをやろうとすると途端に頭が働かないのですね。彼らの切り口を見ていると、他社情報を鬼のようなスピードで集め、必死になって同じことを凄いスピードでやろうとするのですね。僕は同じことはするなよって言っているのですが。同じことをするのであればお前の存在価値は無いって僕は教育されてきたのですね、諸先輩方から。お前にしか出来ない価値のあることを出来るようになれ、お前の会社しか出来ないような付加価値の高い仕事を出来るようにしろって何度も何度も言われてきました。
僕は他人、他社と同じことをやるならば意欲が沸いてきません。攻めの視点を変えること、切り口を変えることが重要だと思うのです。若い奴らのやり方を見ていると、他社と同じことを必死になって追跡して、同じ切り口で事業展開をすることになるので、スピード以外に勝つ道は無いんですよ。だから、毎日、毎日、他社に負けないぐらいに必死になって夜寝る暇も無いぐらいに頑張る以外に方法は無いんですよ。僕はそれは出来ないです。
僕は切り口を変え、視点を変え、ニッチな戦略でちゃっかり美味しい思いをしたいタイプです。同じ時間を投入するならば、実入りがいいことをしたいですね。でないと、クルマ乗る時間も無いですし、酒飲む時間も無くなってしまいます。しかも、稼ぎも悪くなりますよ。後追いで他社に勝てるわけないですから。他社も凄い速度で進んでいるのですからね、本当に。他社も相当に頑張っているので、同じことを真似ている内に他社はどんどん成長していき、追いつくことは出来ないです。
てなことで、若い奴、もっと頭使えよって言いたいです。ネットばかり見ているので柔軟性、機転が全く効かなくなってきているように思えてなりません。
最近、またまた若い奴らに言われましたよ。以前にも言われたことと同じことです。前にもブログで言っていますが、同じことが起きました。
「あれっ、クルマまた買換えたんですか? 贅沢っすよ。僕なんかクルマはずっと社用車のライトバンばかりで我慢しているのに!と。。
突き返しました。メチャクチャ腹立ちましたよ。
「何言ってんだよ。お前。オレの時代はな~。クルマが命だったんだよ。クルマが無いと女の子とHもできない時代だったんだよ。金が無ければ1000万円借金してもクルマ買った時代だったんだよ。ローン返すのに必死で働いたんだよ。酒もたばこもやらずにな。クルマ買う金が無い?? 俺らも同じだった。だから必死で働くんだよ。そして、すげえローン組んで買った。そりゃ苦しかったよ。でも良かったと思っている。オレはお前の10倍働いているんだからよ~。クルマぐらい買わせてくれよな、頼むぜ、まじで」と言いました。
このオヤジと価値観合わね~って顔で見てましたよ(笑)。
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