2016年1月18日月曜日

255. 軽井沢のスキーツアーバス事故

本当にとんでもない悲劇が起こりました。軽井沢で起きたスキーツアーバスの転落事故で14人(まだ増えるかもしれません)が亡くなりました。これからの将来ある若者です。貴重な若者の命があっと言う間に亡くなってしまったのですね。。。。 言葉がありませんでした。


先日、僕も南千葉サーキットで甥っ子の運転で横転し、死ぬ思いをしました。ガソリンが引火したら焼け死んでいたところでした。脱出に5分かかりましたから。シートベルトは当然していたのですが、もししていなかったらとんでもないことが生じたでしょう。


亡くなった学生はシートベルトをしていなかったと思います。だから投げ出されたのでしょう。。。


僕は個人的には深夜長距離バスには絶対に乗らないようにしていました。居眠り運転が怖かったからです。自分が運転していても深夜は眠くなります。ひやっとすることがこれまでも何度かありました。年末の伊勢神宮への深夜の長距離ドライブでは、妻の運転で死ぬかと思うほど怖い経験がありました。何とあの妻が居眠り運転です。左側車線から一気に右側車線にはみ出し、対向車線のガードレースに激突するところでした。僕が怒鳴り声を上げて、妻がハッと我にかえり、対処できたのですね。後続車もさぞ驚いたでしょう。追突されなかっただけでも良かったですが、ガードレールに激突した場合は、クルマはひっくり返ったでしょう。これまでの人生でこんなことは一度もありませんでした。妻は絶対に居眠りをしないと思っていたので、助手席にいた僕もコックリコックリに近い状態でした。しかし、妻ももう53歳になろうとしているのですね。老化、劣化が進んでいます。もう信じることはできないんだなと思いました。それ以降の3日間は、妻の運転で僕が気を緩めることは全くなかったです。常に自分が運転しているかのように身構え、話かけるようにしました。


居眠り運転は本当に怖いです。


今回のスキーバスツアー事故では、運転手が2人体制であったということですが、助手席に座っていた運転手が眠っているのではな全く意味が無いです。運転手が眠くならないように、助手席に座っている者は常に身構えている必要があると思うのですね。それでも、運転するのとしないのとでは、疲労度が全く違いますよ。100:10ぐらいじゃないでしょうか。運転しないだけ神経は使っていないので、眠らなくても我慢できるはずです。そもそも日頃から体調を整え、寝不足にならないように心がけるのがプロのドライバーの仕事です。寝不足状態で運転することは許されないのです。それでも人間ですから眠くなることあるでしょう。その際は、「ごめん、オレ、寝不足ではないんだけど、どうしても眠いので運転を替わってくれないか」と打診すべきだと思います。きっと、運転時間が決められていて、眠いのに約束の時間は厳守しないといけないということだったのではないかと。。。 眠いから運転を替わってくれとはなかなか言いにくい労働環境であったのでしょう。しかし、それではドライバーが2人体制である本来的な意味が無いと思います。


ドライバーが2人体制であっても、2人とも居眠りをしているのではあれば、1人体制であるのと何ら変わりないです。意味が全く無いと僕は思うのです。


亡くなった方、本当に残念です。しかし、これから深夜バスに乗る方には是非、気をつけて頂きたいです。このような転落事故のリスクは今後もなくなることはないでしょう。であるとすると、深夜バスには絶対に乗らないようにする、あるいは乗るのであれば、必ずシートベルトを締める。そして、絶対に眠らない。手袋もはめるというぐらいの覚悟をすべきだと僕は思っています。


僕はこれまでの人生で、深夜長距離バスには一度も乗らないように意図して心がけてきました。今後も、深夜長距離バスには乗りません。これぐらいに気をつけています。長距離バスは価格競争が激しすぎて、コスト削減のためにリスクがあることをやらざるを得ないからです。とりわけ、格安バスはそうでしょう。
最近の若者は自分自身がクルマに乗らないので、クルマに乗ることの怖さをあまり理解できていないのだと思います。スマフォ見ながら、信号無視して平気で道路渡っている若者がいるぐらいです。僕の時代では考えられないです。自分でクルマを運転するのであれば、スマフォ見ながら、信号無視をして道路を平気で渡ることがどれだけ危ないか理解できるはずです。これもクルマ離れが原因だと思います。クルマを運転する人としない人では危険度に対する認識がまるで違うと思うのです。油断はあってはならないと思います。
是非、若い人もクルマがいかに怖いものかを理解して頂き、他の人が運転するのでも、気を緩めず、シートベルトを絶対にはめ、自分の命は自分で守るぐらいの気持ちを持ってもらいたいです。
今回のツアーバス事故、残念です。僕ならば、乗るならば絶対にシートベルトをつけていますし、眠らずに身構えていたと思います。次の日に楽しいスキーやスノボをするので体力温存する気持ちはわかりますが、僕ならば仮に次の日に体力温存する必要があっても、深夜長距離バスに乗るのであれば、絶対に眠らないで身構えます。事故の一日前に、甥っ子が深夜長距離バスで、東京から大阪に行きましたが、行く前に僕は同じことを言いました。ドライバーは2人体制のツアーバス、シートベルトをつけること、手袋をはめること、気を緩めないこと。
いちいとうるさいことを言うオジサンだなと甥っ子は思ったと思いますが、僕の言うことを今は理解してくれたでしょう。
それと、国土交通省には是非、検討してもらいたいことがあります。70歳超えた老人は、MT運転以外に認めないぐらいの規制があってもいいと思います。これだけアクセルとブレーキを踏み間違える事故が多いのは問題だと思うのです。MTであれば安全です。アクセルとブレーキを踏み間違えて人を轢き殺すといった事故はかなり防止できるでしょう。MT運転ができなくなった時点で、運転免許取り上げというぐらいの規制があってもよろしいかと思います。老人のAT運転はリスクがあります。繰り返しになりますが、イタリア、フランスでは90%以上がMT運転で、ATは体に問題がある人、大金持ちのどちらかです。普通の健常者であれば、MT運転が普通です。欧州では平均するとまだ85%以上がMT運転です。どんなに年をとってもMT運転が基本です。日本でも、高齢者はMT運転をして、事故を防止すべきです。若者はATでもよろしいかと思いますが、高齢者の場合は、MT運転を義務付け、出来なければ免許取り上げぐらいの措置をとるぐらいでなければ、事故は減らないと思うのです。


繰り返しになりますが、今回のスキーツアーバス事故で学ぶべきだと思うのです。バス会社、旅行会社を非難しても意味が無いと思うのです。厳しい価格競争が続く限り、今後もコスト削減、事故は無くならないと思うからです。バス会社、旅行会社を非難し、改善するのは、役所の仕事です。我々一般市民は何もすることはできないのです。ですから、自分の身は自分で守るしかないと思うのです。深夜でなくても、昼間でもバスは乗らないといけないでしょう。であれば、シートベルトは絶対に締めましょう。バス会社がアナウンスがある無しは関係無いです。アナウンスが無くても、自分で締めましょう。僕は電車に乗る時でも、万が一は頭に意識しています。電車が横転した時、急ブレーキを踏んだ時に最悪、掴むところがあるかを確認しています。


若い人にもう一度言わせてください。アナウンスがある無いにかかわらず、シートベルトを絶対に締めてください。そして、長距離バスに乗るならば、なるべく眠らず、万が一の時に備えて、両手でしっかりと握れるところを確認しておいてください。急の際に対処ができるように油断をしないでください。長距離バスはリスクが高いので、そのだけは意識して下さい。そのリスクを理解した上で、乗ってください。

2 件のコメント:

  1. あなたが人に言えるようなことじゃないでしょ。

    首都高でスピード出し過ぎて事故る人と、このバスの居眠り運転手は同じようなレベルですよ。
    あなたの場合は「運良く」他人を巻き込まなかっただけ。

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    1. 全くごもっともです。おっしゃる通りです。あのバスの運転手と何ら変わりないレベルの事故を僕は起こしています。他人を巻き込まなかったのは神様のプレゼント以外の何物でもないです。僕はあの事故以降、首都高速だろうが、一般道路だろうが交通規則を考慮し、本当に気を付けるようになりました。今後も、細心の注意を払って、運転するつもりですし、同乗者として乗った時でも、運転手に危ない運転があれば注意しています。それは自分と同じような愚かな事故、周りに迷惑をかける事故を起こして欲しくないと強く思うからです。

      逆に愚かな事故を起こした人間だからこそ、言えることもあると思うのです。愚かな事故を起こした人間が、同じ愚かなことを誰にもして欲しくないと考え、記述した次第です。

      偉そうな記述となってしまっているかもしれませんが、運転手、また、運転しないで同乗している人も自分が運転していなくても注意しなくてはいけないと思うのです。留意点の内の1つが、深夜長距離高速バスに乗るならば、出来れば眠くても眠らないこと、いつでも身構えられるようにしておくことでした。ここを強調しているつもりです。

      僕は愚かな経験をした人間だからこその発言というのもありだと思います。但し、起こした事故のレベルは、あのバスのドライバーと同じだということは認めます。それを承知で、敢えてコメントしたのです。

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