2016年1月10日、ついに記念すべき日が来ました。スカイラインER34によるミニサーキット攻略を始めて2年近くになろうとしていました。最近1年間は殆どサーキットに行くことは出来ず状態で、計2回しか行くことができませんでした。
これまでのベストタイムは、2014年8月3日に記録した34.423秒でした。その後は、走っても走ってもこのタイムが更新できずでした。勿論、タイヤはどんどん消耗していくばかりでした。
それから1年半経過しました。ツルツルになったタイヤでスケートを滑っているような状態で練習をしておりましたので、勿論、タイムは全く伸びずでした。
一発奮起して、フロント、リア共にダンロップのSタイヤに交換しました。サスもグリップ用にセッティングを変更してもらいました。
そして、姉貴の息子(21歳)と一緒に南千葉サーキットを訪問したのが、1月10日(日)でした。
そして、攻めました。
アレっ??? あっさり、33.318秒ですよ。その後、何回走っても33.3秒台を数回、33.4秒台、33.5秒台が普通に連発するではないですか!!!
おいおいおい、何だよ。夢と思っていた33秒台半ば前後がこれだけ何度もあっさりと出るのかよと。普通に走れば、33秒台が連発して出てしまうではないですか。
まるで夢のようでした。憧れであった、夢であった33秒台半ばが普通に出てしまうのです。
すぐにA大先生に報告に行きました。
A大先生は言いました。「今日の調子で行けば、まだまだ出ます。32秒台は絶対に出ますよ。というか、出るまで今日は帰らせません。心配しないで下さい。絶対に出ますから。」と。。。
こんなに嬉しい言葉はありませんでした。
よ~し、一旦、休憩し、可愛い甥っ子の運転を見てみようと。。
そして、そして、とんでもない衝撃が待っていたのですね。。。。
とてもいい気分に浸っていた僕に油断があったのでしょう。21歳の甥っ子の運転をしっかりと見ているつもりでした。。
その時でして、とんでもないアクシデントが生じたのですね。
こんな僕でも全く問題無いスピードであったことで油断もあったのかと思います。甥っ子の運転で、リアが流れてしまい、ハンドル操作でもたつき、ガードレールに激突し、さらに、クルマが横転してしまうという大事故になってしまったのです。ミニサーキットでクルマが横転するような大事故を見たことがありませんでした。甥っ子の事故が起こらないように気をつけていましたし、コースアウトで草むらに突入したり、側道の茂みに突っ込むことは充分に想定していました。しかし、横転までは想定していなかったです。助手席に乗っていた僕も頭が逆さまになった状態となりました。
脱出にはかなりの時間がかかりました。シートベルトを外すのに時間がかかりました。何しろ体が逆さまになった状態というのは生まれて初めてです。僕の方のドアからは脱出が出来ませんでした。甥っ子側からのドアが何とか開いたのですね。そこから脱出したのですが、命拾いです。もし、ガソリンが引火したら丸焦げだったでしょう。まさに神様が助けてくれたとしかいいようが無いと言った方がいいでしょう。
クルマは全損に近い惨めな形で横転していました。窓ガラスは粉々になり、フロントはぶっ潰れ、ルーフも潰れてしまいました。
甥っ子も僕もよく無事であったと思います。僕の頭にタンコブが出来たことと、ガラスの破片で両手が粉々になったガラス破片で多少血が出た程度です。殆ど無傷と言っていいでしょう。
サーキットにいた人全員がクルマのまわりに駆けつけてくれました。皆さんで横転したクルマを元通りにしてくれ、破片で汚れた道路を片付けてくれました。誠に申し訳ない気持ちでした。折角、楽しみにサーキットに来ていた方が自分の楽しみを犠牲にしてお手伝いしてくれたのです。本当に感謝というか、申し訳ない気持ちでした。その間、甥っ子はショックでただ茫然と立ちすくんでいるだけですが、途中から気を取戻し、道路掃除を開始しました。
クルマは全損に近いと思ったのですが、A大先生が見てくれはボロボロでも、何とか修理し、走れるようにはしますよと言ってくれました。
甥っ子はまだ21歳ですが、今回の大事故を経験して、学んでくれればいいと思っています。姉貴からは自信過剰な所があるので何とかしたいと聞いておりました。今回の件で、自信過剰がどれだけ怖いかを学んだと甥っ子は言ってくれました。今回の事故の成果でもあると考えました。
この大事故の責任は30歳年上の叔父の僕の責任です。管理不行き届きでした。甥っ子は初めてのサーキット走行です。リアが流れるような状態の時に対処ができるはずがありません。横転事故まではいかないだろうと想定していた僕が完全な間違いでした。実際に、横転事故が起こったのです。
若者の暴走を止めることができなかった僕の管理ミスだと反省しました。会社経営でも同じことが言えますよね。若者の暴走は頻繁にありますからね~。それをマネジメントするのが僕の役割だと思うのです。最近でも、社内で若者の暴走が止まらず、皆に迷惑をかけるという失態があったばかりでしたので、余計、今回の事故は僕のマネジメント能力不足を感じたのです。
昨日、その点を肝に銘じ、暴走を止めるための視点を忘れないように社内討議を行いました。僕はイケイケの性格ですので、僕自身の暴走もあります。従って、若者の暴走も当然、許容しがちとなります。それが暴走の乗数効果となるのですね。。。 改善要です。
しかし、しかしです。
33.318秒達成。32秒台が見えたことで僕は正直、とてもハッピーなんです。夢であった33秒台半ばの連発。まだマージンがあるような気がしました。32秒台を目指したい。
しかし、しかしです。
ER34はもう無いのです。こなごなになった状態からどこまで修復可能なのか。。。予算も心配です。
2年もER34と共に過ごすと可愛い相棒です。このER34で頑張ってきたのです。大切な相棒ですよ。このER34でどこまでタイムを短縮できるか。。。 そして、33.318秒到達で、32秒台に向けて努力を続けたいと思っているんです。
南千葉サーキットのミニコースを32秒台で走るなんて初めて来た時は絶対に無理だと思っていました。しかし、あと、0.318秒短縮すればそれが実現するところまで来たのです。こんなに嬉しいことはありません。勿論、上には上がおります。31秒台、30秒台で走る神の領域の方もいます。しかし、自分にはあのER34で32秒台を出すということが夢です。
ER34は全損に近い形になってしまったとはいうものの、やる気が俄然、増してきました。
頑張ります。
大きなクラッシュのわりには、kikunさんと甥御さんが軽傷で何よりでした。
返信削除軽傷ですみましたが、何かあってもおかしくなかったです。神様が守ってくれたとしか言いようがない事故でした。。。。。 しかし、もう走れないと思うとさすがにヘコミます。。。涙
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