2014年6月26日木曜日

171. W杯に関連して(再続き)

今日もW杯関連のコメントがいろいろな所に寄せられていますね(笑)。それだけ今回のW杯は注目されていたのかなと思いました。


いろいろあ~だこ~だ言われています。僕もいろいろ考えました。ブログでもコメントしました。しかし、よ~く考えてみますと小難しいことではなく、もっと本質的な所で日本のW杯のサッカーに納得できないです。


それは単純に「ゴールを狙う本能」、「ゴールを狙って貪欲に働きかける」のようなものでしょうか。日本のサッカーを見ていると、本能や貪欲さの前に「頭で考えて」しまっているんです。頭で考えてパス回して(バックパスが異常に多い)、パス回して、サイドからクロス上げて等。。。


だから見ていてちっとも面白くないと。。。 気持ちよくないのですね。セナの走りに何故感動したかというと速さを狙う本能、速さを狙って貪欲にどこまでも働きかける意欲が凄かったです。マンセルの走りにもそれがありました。プロストの走りに感動が無いって言う人多かったですが、僕もそうでした(笑)。セナやマンセルがファンから愛され、可愛がられていたのは本当に良く分かります。


日本のサッカー見ていると、「自分達のサッカー」と呼称する理屈っぽさが先立ちます。スペインには「スペインのサッカー」が間違いなくありますよね。今回、負けましたけど。しかし、僕はスペインのサッカーが間違っているとは思えません。今回、たまたま負けましたけど、いつもいつも勝てるほど世界は甘くはないと思いますよ。ブラジルにも「ブラジルのサッカー」と呼べるものありますよね。ギリシアにも「ギリシアのサッカー」が間違いなくありました。そこには、「自分達の......」を貫く熱いハートを感じます。本能、貪欲さを感じます。「頭で考えて何かをやっている」という姿勢を感じません。だから見ていて気持ち良かったです。男のハートを感じます。


無駄や虚飾を排し、本当に自分達らしいことをする、純粋に自分達が納得できることをする。きっとその先には自分達が楽しめるという重要な要素があるのだと思います。見ていて気持ちいいのですね。無駄な動きが極めて少ないのは、頭で考えているのではなく、本能のレベルで自然にあるべき姿を追いかけているからだと思います。


日本人の真面目さが裏目に出ているのだと思います。真面目は日本人の美徳で、これは僕も誇りに思っておりますし、自分の会社経営の基本哲学でもあります。しかし、サッカーという闘いでは邪魔になることもあるのではないでしょうか。


ゴール目がけて純粋に貪欲にドリブルし、強いシュートを放ったり、ループで決めたりすることを心の底から楽しんでいるのかと疑問に思います。これって純粋な気持ちであり本能であると思っています。日本のサッカー選手は、頭で考えてるんじゃないかって。。。。 真面目に几帳面にやろうとしていないかって。。。 戦略、戦術があるのは大いに結構ですがそれを真面目に几帳面にやるのではなく、本能でやって欲しいなって思います。本能でやれば、自然と無駄な動きや虚飾的な動きが無くなると僕は思います。


本田に球を集めなくても、本田をかっ飛ばしてでもいい局面がたくさんありました。しかし、現実は頭が働いてしまい「チームリーダーである本田を介す」というアクションをとってしまい、本田が球を取られてしまって失点というシーンがありました。本田の動きは明らかに不調であったと思います。好調時であれば、あれだけ球を奪われる本田ではなかったはずです。人に強い本田は一体、どこに行ったのかと。。。 体調不良もあったのかもしれません。本能で動いているのであれば、本田をかっ飛ばしてでも他のチームメイトにパスを回す等の柔軟な対応があったはずです。中田英の時と同じですよね。強力な選手がいればリスペクトし過ぎて、柔軟な対応が取れないと言う。。。


本田や中田英が真のチームリーダーであれば「チームに貢献するためにチームがそもそもどうあるべきか」をもっと謙虚に示してもらいたかったです。「我が我が」が強すぎてしまい、チームが崩壊しますよね。自分が目立つことよりも、チームが目立つことを目指して欲しかったです。WBC優勝の時のイチローは最高でした。。。ヤンキースのジーターは僕が一番好きなチームリーダーです。常に前向きであり、責任感が強く、絶対に人のせいにしない。常にチーム全体が暗くならないように気を配り、全体調和を目指して自分の役割を謙虚に全うする。ジーターは素晴らしいチームリーダーですが、本田にもそうなって欲しいなって思います。力が入り過ぎるのもヤバいです(苦笑)。。。 


日本サッカー選手にも海外で通用する凄い人いますよね。今回は不調でしたが、皆、海外で立派に活躍しているアスリートですよ。個人としての能力は相当に上がっていると思います。各クラブチームでの評価も高いと思います。しかし、W杯では、個をまとめて集団となるわけですから話は全く違いますよね。そこに組織運営の難しさがあると思います。イタリア、スペイン、イングランドが予選敗退ですからね~。個としてはスーパースターの集団ですが、1発勝負のW杯で組織として勝てるかという別問題ですよね。1発勝負で活躍しても、シーズンを通して闘うクラブチームで活躍できるかと言えばそれも話は別問題ですよね。


個人的には、シーズンを通して闘うクラブチームでいかに活躍するかの方がよっぽど難しいと僕は思います。優先順位はむしろクラブチームでの貢献ではないでしょうか。僕がサッカー選手であれば、国の代表となるよりも有力クラブチームで何年も継続的にチームの勝利に貢献できる選手になることを優先すると思います。一発勝負のW杯には出場するよりも、有力チームでまずはレギュラーに選抜され、そこで長期間、継続的に安定した力を発揮できるようになりたいと考えます。その二つを両立するのは大変に難しいと思います。WBCで活躍した松坂大輔が、MLBのレギュラーシーズンで肩を怖し、シーズンを棒に振りましたが、これは最悪だと僕は思うのです。金を払ってくれている組織に対して何の働きも無く、国の一員として働くことに精力を注いでしまう。こんなこと経営者の視点からすれば許されることではないです。


だから、イタリア、スペイン、イングランドが敗退というのもわからないことないです。世界最高のクラブチームが運営されている国が全部、敗退ですが、選手も体調管理が大変だと思います。内田が代表を引退しても良いと考えていると発言して話題になりましたが、クラブチームでの闘いとW杯の闘いのどちらが自分に重要かを考えているのかもしれません。両方の闘いを完璧にこなすのは非常に難しいと思います。両方やれた選手は本物でしょうが。。。 その意味で、メッシは凄いですね。優先順位はクラブチームでの働きで、国の代表としては召集されればやるというレベルでしょうか。2つを完璧にこなすのは人間技じゃないです。


長友はインテルの主将もやっているんですから本当に凄い選手ですよ。立派です。日本代表として勝てないことは残念ですが、アスリートとして凄いです。寄せ集めの代表としての闘いは、噛み合わない場合は最悪だと思います。クラブチームであれば毎日一緒にいますから全然違いますよね。寄せ集め、とりわけサッカーは超難しいことは想像できます。


本能のサッカーの話に戻りますが、僕は本能で生きていきたいとまじめに思っています。頭で考えてどうじゃらこうじゃらってカッコいいですが、白髪が増えて来るような気がして。。。。


仕事も本能でやっていますよ。だから大きくならない(苦笑)。。。 社会貢献できる仕事を、自分達ならではの方法で実現したいと思っているんです。「役に立っていますよ」というクライアントからの声が何よりも一番嬉しいです。。。 この言葉を聞けるから頑張れるんですね。。。。 大きく成功することは無いのかもしれません。経営者としてダメなのかもしれません。しかし、納得できる仕事を楽しみ、衣食住で何とかなり、南千葉で「本能」の本気走りをして楽しみ、ちゃらちゃらとギター弾けるだけで、それ以上、何も望むものはありません。南千葉での僕の馬鹿な「本能」の走りは最悪ですけど。講師の方からは、「頭使って意識してやらないと上手くなりませんよ」と指導を受けています(苦笑)。。。 実は全くその通りでして、この部分に関してはかなり「意識して頭を使って」やりたいと思っております。これを無意識に出来るようになれば本当に凄いことだと思います。セナのように本能的な走りが出来ればと。そのためには基礎訓練が必要ですが。。。。


やらなければいけないことがたくさんあるって幸せなことですよね。年とって家の中でジッとしている人いるじゃないですか。僕には出来ないです。1日48時間欲しいです。全く足りないです。凄いことしているわけじゃないですが。。。


仕事のスキルが足りないから学習もしないといけないし、音楽も練習しないといけないし、走りの方ももっともっと練習しないとまずいです。本も読みたいですしね。大河ドラマの軍師官兵衛もなかなか面白いですし、関連本読むだけでかなりの時間必要ですよ。最近は中国の文化大革命の関連本読んでいますよ。お隣国の中国の歴史、面白いなって思います。日本の戦国時代の歴史もかなり面白いですね~、最高です。学ぶことも相当にあります。組織運営とかはやはり勉強になります。生きるか死ぬかの組織運営は、僕の超零細中小企業経営にも相当に役立つことが多いです。従って、大河ドラマは僕にはとても役立つ研修となっています。毎年、毎年、真剣に学んでいますよ。自分ならばどうするかって思いながら見ています。難しい判断の場合が殆どであり、これは経営者にはいい教材だなって思うのです。


走りの方は、車と大分、お友達になってきたっていう感じです。今のテーマは、南千葉でキチンと基礎を学ぶということです。一発の速さではなく、応用が効く基本技術をしっかりと学ぶということですね。そういう意味では、クラブチームでシーズンを通して安定した貢献が出来ることに近いです。どのような状況でも安定して速く走れるようになって下さいという運営者の教えはごもっともですよ。僕の理想の経営は、南千葉サーキットでの組織運営ですよ。彼らからは本当に好きでやっている、そしてその面白さを皆に伝えたいという気持ちがぐいと伝わってきます。まさに僕の企業経営と同じです。虚飾を排し、本当に重要なことだけをシンプルに伝えてくれることに気持ち良さを覚えております。これも僕が目指していることと全く同じです。


シンプルに行きましょう。日本のサッカー選手も頭ばかり使っていないで、シンプルに行きましょう。スポーツ選手の割に小難しいことばかり言っています。ロナウドもメッシも、ネイマールもこ難しいこと言わないですよ! 









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