前のブログで「自分達のサッカー」という表現方法に関して文句をブーたれました。是非とも次の監督に「日本ならではの」サッカーを指導して欲しいと本気で思っています。フィジカルで弱くても、個人技で負けていても、全員で力を合わせて「勝つ」方法論をご指導願いたいです。この方法論は、他のスペインでも、イタリアでも、ブラジルでも出来ない、日本のチームしか出来ない方法論であるべきです。イチローのボテボテの内野安打的な勝ち方が僕がイメージする方法論です。90分間全く衰えることのないスピード、とにかくちょこちょこと動くネズミのような汚く走りきる嫌らしいドリブル。バックパスを全くしない前進あるのみの速攻の姿勢等。他の国に絶対にない日本独自の日本だけの方法論。カッコ悪くても勝ちきる方法論。他の国が嫌がるものであり、真似が出来ない方法論。これを目指してもらいたいです。
多くの選手がそんな方法で勝ちたくないと言うでしょう。あか抜けないし、カッコ悪いし、スマートでないと。しかし、日本が勝つとしたらここに打ち手を持ってくる以外に方法がないと思うのです。多くの日本国民が「カッコいいと思わない」方法論かもしれません。面白くない方法論かもしれません。マスコミや企業広告のPRとしても好まれないかもしれない闘いぶりになるかもしれません。
しかし、どう考えてもフィジカルで劣り、個人技で劣ることを解消できる道がありそうにありません。それでも勝つためには、生き残るためには、フィジカルで優位に立ち、個人技で勝る人間が「もう日本は懲り懲りだ」と言わせるものでないと駄目だと思うのです。それが、サムライ魂を基本にした内野安打ですよ。鬼の形相で全員でゴールに向かっていく狂気の集団です。90分間狂気のように走り切るスタミナ、素早いパス回し(バックパスを多用しない)、狂気のドリブル(全員がロナウド級、ロナウジーニョ級)、ゴール前でちょこちょこ動くねずみ。ミドルシュートとか打たないでとにかくゴール前でちょこちょこと動く。クロスも一切上げない等。極端かもしれませんが、カッコよくクロス上げて、勝てる相手ではないです。フィジカルで絶対に勝てません。パワープレイはあり得ません。地を這うようなグラウンドボールのハンドリングでとにかく中に切り刻む。理想は全員がクリスチャン・ロナウドのドリブルが出来るように子供の頃からトレーニングを積むと。。。 ブラジルがまさに社会に根付いていますよね。だから強いわけですが。。。
素人の僕が思う日本のあるべき姿のイメージですが、カッコ良さを追求するのではなく、内野安打であっても嫌らしくネチネチと相手が疲労するまで執拗に攻めることです。強靭な持久力、精神力がベースとなるでしょう。
ここまで完敗するのであれば、根本的に改革をすることが必要だと思います。まず、意識改革、そして行動改革です。カッコ良さとさよならするのはキツいとは思います。しかし、ここが一番のポイントだと思うのですね。
全員で一丸となって闘う狂気の集団となる。新興宗教のようなものですよ。ある意味、狂人の集まりです。こういう組織になって、狂気の闘いをすれば、負けても、日本人であれば、見ていて涙を流すでしょう。僕らは結果ではなく、闘い方にこだわる民族だからです。柔道でもそうですよね。勝てばいいのではなく、一本勝ちに拘る闘い方こそが「自分達の柔道」であったのです。判定ポイント狙いではなく、あくまで一本で勝つという魂は僕は素晴らしいと思うのです。結果よりも、プロセスに拘るのが日本人の素晴らしさ。これはある意味、余裕の現れです。真に豊かな民族であるからこそ結果よりもプロセスに拘ることができるのだと思います。誇りを持っていいと感じています。
柔道の山下さんは本当に凄い人でした。フランスや海外の選手にどんどん自分達の技を教え込んでいたのですね。学びに来る海外選手を歓迎し、自分達の得意技を教え込んで行きました。海外ではまず敵に技を教えるなどあり得ません。技を教えてしまうと相対的に不利になるからです。しかし、山下選手曰く、「対等に柔道の技を学び合い、その上でどちらが上手に技をかけるのかを争って、そして、勝ってこそ本物だ」と!!!! こんなカッコいい人いないって真面目に思います。凄すぎますよね。勝つことの前に、柔道の普及が優先しています。技を公開し、学んでもらい、相手の能力の向上に貢献する。全てをオープンにした上で正々堂々と闘うと。真の大物です。余裕です。豊かではありませんか!! 姑息さ、せこさが全くない真に余裕、豊かな姿勢です。僕は山下選手の姿勢を自分の会社経営、事業運営に取り入れたいと思っています。ノウハウを公開し、一緒に世の中を作っていこうと!! ノウハウを公開できるだけでも凄い社会貢献だって。社会貢献できる会社ならば、誰かが絶対にひろってくれるって思うようにしています。情報管理戦略、情報コントロールの観点から見れば、愚かかもしれません。しかし、それよりも大事なことは社会的信用を得ること。そういうことを山下選手が教えてくれたのですね。
世界でも有数の心の余裕がある民族、それが日本人だと僕は思っています。僕はいつも思うのですが、日本人は本当に親切な民族だと本当に思っています。自分のことよりも他人のことを気遣える希少な民族です。山下選手はその典型です。大震災でもハッキリしましたよね。心に余裕がある人しかこんなことは出来ません。平和ボケと言う人もいますよね。日本人は平和ボケだから、海外で勝負をかける場合に負けてしまうと言う人もいますよね。僕は思うのですよ。平和ボケで何がいけないんですか。悔しかったらお前の国も平和になってみろよって。深夜に女性が一人で歩ける国になってみろよ。大震災が起こっても、取り乱さず、他人を気遣う可愛い優しい人が一杯いる国になってみろよって。堂々と平和ボケだって言えばいいと思うのですね。
確かにこの時点で日本のサッカーは競合国に負けています。しかし、日本選手の本質は平和で穏やかな日本人の特性が強いのだと思います。人を蹴落としてまでも生き抜く特性が弱いと思うのです。そういう穏やかな国民性の割に、大変に頑張っていると僕は思うのですね。そんな可愛い日本民族がよくもまあ闘っているわって思ってしまうのですね。自動車レースにも全く向いていないですよね、日本人って。日本人の本質は穏やか、気遣いがありますから、自動車レースにも向いていないと思うのです。中島悟も穏やかな人でしたよね。セナの同僚でセナと仲良くできる唯一なドライバでした。それだけ相手にされていなかったと中島は言っていますが。。。(苦笑)。。。
僕は50歳になって、「日本って本当に穏やかでおっとりしていて、親切で、おもてなしの精神があって、仲間意識が強くて、真面目で、可愛い人達」だなって結論を出しています。そんな日本で生活していて、本当に心強いですよ。困っていれば、必ず誰かが救いの手を差し伸べてくれる優しい国。。。。 日本が好きになって住み着いている外国人が多くなっていますが、日本のこういう特性を好きになってくれているのだと思います。もちろん、理解に苦しむところもありますが。。。(苦笑)。。。
しかし、それも可愛い日本人だから僕は許せてしまうのですね〜。
てなことでして、頑張れニッポンのサッカー。負けるなって気持ちです。反省して、サムライ魂見せてやれよと。真面目にコツコツやるのが我々日本民族のスタイルなんですから。この特性を反映した「自分達の……」であって欲しいな〜。
僕は明治や慶応のラグビーが好きです。とにかく「前へ、前へ」で一貫していますからね。正直、不器用ですよ。相手によって戦略変えろよって真面目に思うこともありますよ。狂ったように「前へ、前へ」を愚直なまでに繰り返し、不器用なラグビーです。国際的に通用するものでもないです。しかし、姿勢が好きですね。チームが一丸となって、「前へ、前へ」と突き進む姿勢に圧倒されます。サムライ魂を感じます。そこに感動が生まれます。不可能が可能となる瞬間があるのですね。早稲田ラグビーもその早稲田魂によって不可能を可能とすることが多かったです。また、試合に負けても、その闘いぶりがいつまでもファンの心に焼き付いていました。
日本の自動車産業はどうでしょうか。どうして、日本のメーカーはフェラーリが作れないんだ。ポルシェが作れないんだって言う人もいます。僕は作る必要はないと思っています。日本人がカッコいいこと出来る分けないからです。それよりも、大衆に愛される可愛いものをコツコツと真面目に作るのが日本メーカーがすべきことだと思うのです。昔で言うところのスカイライン、シルビア、プレリュードぐらいでいいのではないでしょうか。僕は学生時代、スカイラインやシルビア、プレリュードに憧れていました。ポルシェにも勿論、憧れていましたが、スカイラインやセリカがカッコいいと思い、いつかは乗りたいと思っていました。911が欲しいと思ってはいましたが、本当の所はスカイラインで十分でした。それを買う金も無かったので、シビックSiRにしましたが。。。
今、南千葉サーキットで練習車両としてスカイラインGTターボER34に乗っていますが、これで十分だと思っています。ボクスターに乗っていますが、ボクスターが無くなってもこのER34で車ライフが十分に楽しめると心の底から思っています。会社経営がやばくなれば、ボクスターは即売りますが、ER34を処分することは無いと思います。僕が本気で楽しめるのは、南千葉でのER34を使った走行なんだなって思うのです。もはや、僕の人生にとって南千葉での走行は必要不可欠の存在です。ここでの本気走りが出来るから、やる気になっているのですよね。趣味はやはり大事だなって思うのですよ。逆にこの趣味が無くなった時、老いた時、俺、本当に生きていられるのかなって怖いです。
今の日本にこのER34に相当するいい車が少ないことを僕は寂しいと思っています。スカイライン、シルビア、プレリュードといったクラスのいい車が生まれてこないのが寂しくてなりません。これらの車は個性があり、存在感があり、日本らしい「自分達の……」を感じさせてくれるものでした。
BMW320Dツーリングは、BMWの「自分達の…..」を全く感じることはありません。どこにでもある乗り心地です。何の面白さも、感動も無い、普通を極めた車です。レクサスの新型のISの方が全然僕にはインパクトがありました。評論家は全く逆のことを言っていましたが。。 清水和夫は、BMW320Dをベタボメしていましたが、その意図が全くわかりません。逆にレクサスISをまだまだ欧州車に全く追いついていないとケチョンケチョンでした。その言葉を信じて(笑)、BMW320Dを買った僕としては、「おいおい、全く逆だろう」って思っています。レクサスの試乗会で感じた日本メーカーのコツコツと真面目に取り組んでいる成果はやはり間違いではなかったと。。。試乗会では、僕は「レクサスの方がBMW、アウディ、ベンツより全然いいと思った」と思いましたが、その感想でやはり間違いが無かったのですね。。。 レクサスの営業マンさん、ごめんなさい。裏切ってBMW買ってしまったけど、車としては絶対にレクサスさんの方が良かったよ、今でもそう思っているよって気持ちです。それと同時に評論家の言うことはやはり当てにならないと思いました。。。
コツコツと頑張っている日本メーカーの成果に期待したいです。カッコ悪くても、無骨に頑張っている真面目が勝つと。フェラーリ作れなくておおいに結構。WRX STIでいいじゃんかと。
W杯を見て、いろいろなことを思ってしまい、ブログで記述してみました。
しかし、日本選手は本当に言い訳しないな〜〜。カッコいい! 他の国では、審判のせいとかいろいろうるさい所もありますよね。。。
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