148. ボクスター981仲間のWさんと夜のドライブをエンジョイ

同じボクスター981オーナーのWさんと夜、待ち合わせをして楽しくドライブをしました。Wさんには交換したマフラー音を聞いてもらおうと意気込んでいたのですが。。。

アレっ、いつものパリパリ音が全然しないな～、おかしい～な～。。。。　痛快な音を楽しんでもらおうと思ったのに。。。。。　パリパリ、パ～んとハジケるサウンドが炸裂しないのですね。。。。

気温やエンジンの調子によって、音違うのはわかるのですが、ちょっとガッカリでした。

スポーツ走行の経験が深いWさんにいろいろ貴重なアドバイスを頂きました。WさんはホンダS2000でサーキットを走り込んだ経験があるので、その時のお話は今の自分には相当に役に立つものでした。とりわけ、ブレーキ残しのコーナリングの話はにゃ～るほどって思いました。

プロのドライバーがコーナー曲がる時、ブレーキランプがついているのを見て、
「アレっ、ブレーキかけながら曲がっている？？」と最初は思ったのですが、あれは「ブレーキを僅かに残している」ランプなんですよね。同じブレーキランプがついていても、意味が違いますよね。Wさんも初めてスポーツ走行をした時にそんなことを感じたとおっしゃておられました。今の僕がまさにそれを感じて、自分のブレーキングを修正しないといけないと思っていた矢先であったので、にゃ～るほどって思ったのです。ちなみに僕のコーナリングは、クリッピングポイントまで、ブレーキランプがついていないとのことです（爆笑）。。。　クリッピングポイントを過ぎてからブレーキランプがついていることもあるぐらいですよ（大爆笑）。。。。　何かフロントタイヤが激しく鳴いていたりとか。。。。（大大爆笑）。。。。

なお、車体剛性感は、ボクスター981よりも、S2000の方が高いと感じるとのことでした。運転の面白さではS2000も負けてないと。ボクスター981の現オーナーが言うコメントですので、信頼感があります。

しかし、どうして、S2000のようないい車が生産廃止になるのかと残念でなりません。スポーツカー好きならば一目置くいい車の生産廃止です。売れないから廃止となるわけですが、逆に言えば、日本人の多くが「買わない」車なんですよね。こういう市場特性が残念なんですよね。遊びが無い市場特性というか。。。。　

やっぱり、平均的な日本人が求めているものって真面目なものが多いのですね。もっとも、オープンカーのボクスターにしろ、Z4にしろ、販売台数で見れば、合わせて年間1000台あるかないかですよ。この台数は「売れている」とは言えない台数ですよね。であれば、S2000が廃止になるのも理解できますか。。。。　日本でのポルシェ車の販売台数が年間4400台ぐらいですよね。その中でボクスターのシェアは推定10％（これはアメリカでも同様）ですので、ボクスターの年間販売台数はわずか440台ですよ。月間に直すと、40台弱です。

この台数では一般的には「売れ筋」とは言えないですよね。S2000が生産廃止になるのも頷けます。マツダのロードスターはどのくらい売れているのでしょうか？？？

先日、黒のS2000にかなり御年配のご婦人が乗っていました。MTでしたよ。70歳近い感じでした。しかし、カッコいいですよね～。こういう乗り方をして欲しいな～って思うのです。

何度もブログで記述してきましたが、日本車よ、頑張れって気持ち強いです。ドイツ車に負けて欲しくないと思うのです。とにかく日本車に頑張って欲しい気持ちに変わりないです。

同乗して頂いたWさんには、車以外の仕事の悩みを相談しました。そうです、Wさんは公認会計士なんです。今の僕の悩みを相談し、アドバイスを頂きました。社内では相当に大きな悩みであったので、アドバイスは効きました。

車をキッカケに、仕事の悩み相談が出来るなんて、これは素晴らしいですよね！！　Wさんは、今月11月に納車後10日で走行距離が約2600kmですよ。凄いです（笑）。

それと驚いたのですが、Wさんのボクスター981には自動ブリッピング機能がついているとか！！　スポーツプラスモードをONにすると、ヒール＆トウの際、アクセルを煽る必要が無くなっているのだと！！！　2014年式から自動ブリッピング機能がついているとのことです。ヒール＆トウの際、アクセルの煽り量をコントロールする必要が無く、車がやってくれるとのことです。

実はこの機能は新型ケイマンやカレラ4にはついていました。2014年式のボクスターにもついていたは知らなかったです。僕のボクスター981にはありません。Wさんもご存知なかったようですが、実はPSMを解除すると、自動ブリッピング機能も解除になるのです（なるはずです）。ポルシェMT愛好者はヒール＆トウを自分でコントロールしたいというオーナーの要求に応えるために、安全制御装置であるPSMを解除すると、自動ブリッピング機能もOFFになり、アクセルの煽りは自分で出来るという。。。　ポルシェはキチンと考えているのですね。　この段階で、従来通りの完全手動のスポーツドライビングが可能となります。自動ブリッピングじゃ調子が狂うと思う乗り手もいると思います。MTであってMTでないような変な感じですよね。。。（笑）。　結論としては、新型のボクスター981であっても、スポーツプラスをONにしても、PSMをOFFにすれば、自動ブリッピング機能はOFFになり、ヒール＆トウのアクセルの煽りは自分で出来るということになります。

僕も出来れば、下手糞でも、ヒール＆トウ時のブリッピングは自分でやりたいな～って思います。折角、アンチエイジングで右足の裏の神経を鍛えているのですから！！！　

僕の目標は速く走ることではなく、両手両足の神経を研ぎ澄まし、いつまでもピンピンしていられるような若さを保つことなんですよ。だから、機械に任せるのではなく、自分でマネジメントしたいのです。

僕ならば、新型ケイマン、ボクスターの運転の際は、スポーツプラスをONにして、PSMを解除して走らざるを得ないと思いました。ポルシェもどんどん進化していくのですね。

ちなみに、Wさんのボクスター981には、スポーツシャシーをオプションで装着したとのことです。僕のはノーマルですので、乗り心地は大分違うとのことでした。僕の方が大分柔らかいと。首都高速の継ぎ目ではっきりしますとのことでした。サーキット走行も可能だとWさんはおっしゃっておられました。

「しまった」と思いました。純正のスポーツシャシーはポルシェのオプションとしては安めで、これはビルシュタイン等の後付けサスだと価格は倍以上します。

純正のサスは安心感があると思うのですね。バランスとか。。。　基本、ポルシェの純正は信頼感はあります。サードパーティだとどこかで違和感を感じるのは僕だけでしょうか。。。　価格が安ければ、純正品がいいな～と思うのですね。。。

楽しいドライブでした。しかし、同乗者がいるとどうも運転がギクシャクしてしまいます（汗、笑）。話に夢中になり過ぎて、ギア、クラッチ、アクセルのコントロールがいい加減になるというか。。。　僕はボクスターを運転する時は本来はムッツリすけべ状態となりますよ（笑）。運転が楽しいので、微細な動きに神経を集中し、自分なりにギア、クラッチ、アクセル、ハンドルをマネジメントしているつもりなので。。。　可愛い女の子を乗せている時なんか、話に夢中になり過ぎて、フラフラ運転していますからね～。。。。　気がついたら、ボクスターで首都高速を時速30kmぐらいで運転していましたよ。後ろからクラクションを鳴らされて気づいたぐらいですからね～（爆）。。。　運転よりもどうも女の子の脚の方が気になっちゃって。。。。ちら見は危険ですからやめましょう！

Wさんを自宅近くまで送ってからの運転が実は非常に刺激的でした。一般道路で時速30～40kmで細い道をくねくねと走ったのですが、

「アレっ、超面白いじゃんか。エンジン音もイケテルな～」と自車自賛。

自分がスポーツカーに乗っている時って、深夜、静かな所を走っている時に強く感じることに気が付きました。聞こえるのは自分のエンジン音だけですよ。実は意外にこれが街道に響いていて、気持よく耳に入ってくるのですね。一般道でしかも細い道が意外に楽しいことに気づきました。スピードは出す必要はありません。30km～40kmぐらいで充分です。この領域でもメチャクチャ楽しいですね。

そう、この領域ではGT-Rでは同じことをしても全く楽しくないのですよ。

ここはボクスターの勝ちと言えるでしょうね。

つまり、一般使いでは、ボクスターは本当に面白い車です、やはり。。。　サーキットの本気走りとなりますと、GT-Rは滅茶苦茶楽しいでしょうが、一般使いも重要ですよね。。。

仕事に戻りますね！！

Wさん、夜遅くまで有難うございました。本日、仕事に支障が無いことを祈ります。規模、責任が大きな仕事をしていること昨日、感じました。流石です。今後も、いい仕事頑張って下さい。機会があれば、Wさんの真っ赤のボクスター981、拝見させて下さい。

12月15日の車楽人さんのドリフト走行会に向けて、仕事、車共に頑張って参ります。