ボクスター981でアンチエイジングを書き始めて丸1年経過しました。その間、車、女の子、人生について思ったことをダラダラと綴って参りました。読んで下さった皆様に感謝致します。多くの方からコメントを頂きました。有難うございました!!
来年4月でジャスト50歳になるのですが、よくもまあ何とか生きているなって改めて思います。感謝しないといけないですよね、本当に。39歳でサラリーマンを辞め、どうなることかと思いましたが、こうやって今、息をしているということは生きているということですよね。スポーツ走行をさせて頂いているということは、そこそこ楽しく生きているということですよね。感謝、感謝。
人生、いろいろあるもんですね~。これ絶対にやべえ~な~っと思うこと何度もありましたよ。浪人中に歩行困難になるぐらいの病気、何10社受けても全部落ちた就職活動、最初に就職した先での上司からの猛烈なイジメ(僕が悪かったのですが)、最初の離婚、2度目の結婚後の別居、39歳で独立後46歳ぐらいまでの先が全く見えない毎日。。。。
一番苦しかったのは、40~45歳ぐらいまでの間だと思います。先が全く見えず、本当にどうなるかと思いながらの毎日でした。自分が一体何が出来るのかって問われているのですからね。。。 俺って本当にたいしたことない奴だな~って悔しい気持ちで一杯でした。生活は出来ても、仕事の中身がたいしたことないのって本当に悔しいですよ。自分の代わりになる人、自社の代わりになる会社が世の中にゴチャマンとあり、自分、自社の存在価値が何も無く、無力感を感じていました。
こういう一番しんどい時って、家族の支えが癒しになるのが普通ですよね。例えば、妻に励ましてもらうとか。。。 我が家は全然違うのですよ。
妻曰く、「ちょっとでも立派な仕事出来るようにならないとあなたの人生もそれまでよね。まあ~、それだけの人だったってこと。つまりたいしたことない男だったってことよ。ホンダや松下や孫正義までは無理だとしても、そこらの中小企業の社長の足元にも及ばないってことよ。いわゆる零細企業の小銭稼ぎのセコい奴で終わりってことね。」
この言葉を毎日、吐かれる身になって下さいよ。相当キツイですよ。癒しどころか、毎日のように、「たいしことない奴だ」と言われ続けるのは相当にキツイですよ。
妻は続きましたよ。「あんた、一体、何のために学校行ったのよ。そんな仕事しか出来ないんだったら、学校行く必要無かったんじゃないの。松本清張にしたって、建築家の安藤さんだって学校なんて行っていないのよ。それなのにあれだけ凄いことやっているじゃないの。田中角栄だって、松下幸之助だって、ホンダだって学校なんか行ってないじゃない。それでもあれだけ世の中の役に立っているじゃないの。あんた、学校行っても、役に立つ仕事何もしていないじゃないの。小銭稼いで生活できればいいってもんじゃないのよ。あんたみたいな甲斐性の無い男は、何かをやり遂げる男にはなれないのよ。野村監督だって、落合監督だって、ドラフト外から成り上がってきたじゃないのよ。あんた一体、何やってんのよ。もっとしっかりしなさいよ。この馬鹿」
この言葉、5年以上言われ続けました。最近でもまだ続いていますよ。前よりも大分マシになりましたが。。。。
いや~、キツイですよね。しかし、言っていることが本当だけに反論は一切出来ないですよ。
大きな組織、つまり企業での仕事、会社経営とかって、価値創出の戦争のようなものかなと思います。終わり無き闘いでしょうか。企業でも必死に頑張っている人、たくさんいますよね。僕から見ますと、企業で頑張っている人達、とても素敵に見えます。カッコいいと思います。小さな組織、中小零細企業でも頑張っている人達、たくさんいますよね。同じように僕から見ますととても素敵に見えるのですね。
社会に価値を出すために闘っている人達はサラリーマンだろうが、経営者だろうが皆、同じだと思うのです。カッコいいと思うのですね。そういう人達がいるから、普通の人達の生活が成り立っているのだと思うのですよ。闘っている人達、休みも少ないし、家族との時間も犠牲にしている人多いですよ。でも、そういう人達がいるから、普通の人は家族との時間を持つことが出来るのだと思います。リーダーは本当に大変だなって思いますが、彼らのリーダーシップの背景には、犠牲になっている家族、親、兄弟がたくさんいますよ。
分かりやすく言えば、車楽人走行会でもそうですよ。運営者側は参加者の指導のために、半ばボランティアで指導のためにかけつけてくれています。休日の家族との時間を犠牲にして。そういうリーダー的な運営者側がいるから、僕らは「楽しめる」のです。リーダーって大変なのですよ、本当に。しかし、彼らの頑張りが無いと、世の中、成り立たないのですね。世の中を成り立たせているという点で、物凄く評価できると思うのです。自分の時間を犠牲にしても、組織を成り立たせるという頑張りは僕も見習いたい点なんです。身近な所でも学ぶところはたくさんあります。
しかし、気づいたことがあるのですが、そういうリーダーシップ的な働きをしている人の方がアンチエイジングに間違いなくなっているという点ですよ。これ間違いないと思います。
アンチエイジングって結果的に生き残らないと話にならないと思うのですよね。企業でも会社経営でも。生き残らないからには、生活できないですからね。生き残るためには、しっかりと価値を創出し続け、その価値が評価され続けなければならないのですね。「続ける」ということが重要な鍵となると思います。
それでは、企業内でも企業経営でもどう「続ける」かというのが次のテーマになってきますよね。僕はここでの鍵は、「地道」だと思っているのです。僕の周りに、短期間でいきなり大きな組織になっていく人多いです。僕と同時期か遅れて会社経営の道に入り、比較的短期間で大きな組織に育っていくのですね。横で見ていて、「すげ~、もうあんなかわいい子ちゃんいるじゃないの!」って感じです。ハイヒール履いたキレイな女の子雇ってすげ~って。。。
その知り合い、起業して数年で従業員20名近くまで伸びましたが、今、借金で追われ、ピンサロの受付やっています。借金は数億あり、ちなみに我が社も売掛がありますよ。赤坂に事務所を構えてましたよ。彼の事業が上り基調になった時、浮つかず地に足の着いた真面目な所で事務所を構えた方がいいと言ったのですが、赤坂の一等地のカッコいいビルに移転しました。一ヶ月の家賃が70万円ぐらいの所でしたよ。そこにキレイ系の事務の女の子を数人雇用して、営業を10人雇用してと。。。 大丈夫かよって思いましたけど、やはり資金繰りに息詰まり、夜逃げしました。今は行方不明ですが、H系の店で雇われ店長しているとか。。。。
昨日はやはり、急に成長した取引先にビックリしました。若い営業マンが雇用され、キレイ系な女の子がお茶を出すじゃないですか!!! エライ余裕だな~って思いました。
しかし、この会社の資金繰りも息詰まるような気がしています。協業は警戒してみていこうと思っております。
アンチエイジングのためには、健全な仕事、地道な会社経営が一番かと思うのですね。のろまなカメで超カッコ悪いですけど。。。 僕の戦略は最低10年計画です。今が49歳ですので、60歳ぐらいは楽にかかってしまう計画です。
今の時代って、スピードが問われる時代ですよね。とにかく、速いですよ、何もかも。どこかのIT屋さんがちゃらけたサービスをどんどん展開していますよね。。。。僕はああいうのはITとは言いたくないですが。。。 ネット屋さんって言った方がいいですよね。ホンモノのITって半端ないぐらいに凄いですからね。ASIMOくんなんてあれは本物のITだと思いますが。あれは半端ない技術だと思いました。宇宙開発とか、建築技術、生産技術に使用されるITとかをやっている人、これは半端ないです。ネットはヘボITですよ、本当に。
しかし、本当に重要なこと、本質的なことはそんなに変わっていないと思うのですよ。そこに訴求する幹をしっかりと作り込み、周辺部分は迅速に改善していくと。
とにかく、長期間生き残ること。これが大事だと。そのために地に足着けた仕事でのろまなカメ的にじわじわと生きていく。内野安打を積み重ねていく。
ボクスター981でオープンにして走っていると「仕事派手なことしている」ように思われること多いのですよ。しかし、現実は誰よりも地道であり、地に足のついたドロドロした仕事をしているのですよ。誰が見てもスポーツカーに乗っているような人には思えないような地道な仕事をしているという感じでちょうどよいと思っています。一見、正直、めちゃくちゃカッコ悪い仕事ですよ。現場でズボンの膝減らしながら、埃で汚れながらいい歳こいたおっさんがという感じですよ。。。 スーツは着たこと無いです。正直、見た目カッコ悪いですよ(笑)。。。 それでいいと思っているのですね。スーツ買う金あれば、その分貯金しますよ。
生き残らないと、車維持できないのですね。ポルシェの改造も出来ないですし、サーキットでスポーツ走行もできないのですよ。タイヤ代、整備代、ガソリン代、消耗品代、これ本当に馬鹿にできないですよ。金食い虫です。維持し、楽しみ続けるためには長期的にガツガツ生き乗るために、敢えてカッコ悪く生きるという戦略です。
少なくとも夜逃げした知り合い、車乗ること一生できないです。カッコいいことやって、最後に思い切りカッコ悪くなってしまった例です。彼は会社ロゴ、赤坂ど真ん中の事務所、垢抜けたPR、垢抜けたHP等全てがカッコ良かったです。真逆が弊社ですよ。超カッコ悪いロゴ、地味で真面目な土地柄の事務所、カッペ臭いPR、カッペ臭いHP等。死ぬほど真逆で面白いです。結果、カッコ良さを追求した彼が夜逃げして、カッコ悪い僕がまだ生き残っているのですね。僕も勿論、カッコ悪く死ぬ可能性がありますが、そこは頑張ります。
自分にはキレイ系な女の子をカッコ良く雇用するなんて絶対に有り得ないです。子育てを終えて、割烹着を着た60歳を超えたおばさんならば有り得ます(笑)。超カッコ悪いおばさんならば一緒に仕事出来ると思うのです。
地に足着けた地道なカッコ悪い仕事をやり続けることが、スポーツ走行を長期間享受するための鍵だと僕は思っています。
何が言いたいかって、要は元気でいられる間、スポーツ走行をガンガンやりたいってことですよ。しかし、そのためには金が必要で、それを稼がないといかんってことです。そのための方法論で、僕の場合はどう考えているかってことを述べてみたのですね。今までスポーツ走行は経験が無かったのですが、やり始めて、これはやべ~て思っているのですよ。とにかく、まあタイヤ代から始まり金がかかるわ、かかるわ。普通に働いているんじゃ無理や、これって思いました。
長期間、車生活を楽しむためには、地味な内野安打を地道に打ち続け、価値を創出し続け、評価され続けていくというタフな闘いになろうかなと覚悟を決める必要があると。。。 短期間で儲けよう、大きくしようという欲を捨て、長期でジワジワと生き残れる戦略が望ましいと真剣に結論を出しました。
やっぱり、最後のキーワードは、「カッコ悪いがカッコいい」に戻ってしまいました。。。。
昨日の取引先の激変(キレイ系女の子、若手営業マンの新規雇用)を見て、これは言っておきたいと思い思わずブログしました。
ちゃらいネット屋が来ましたよw
返信削除地道が一番なのは、ドライビングも同じですね。
基礎を地道にしっかりやった人が、やっぱり上手くなります。
手抜きしてた人は、成長が遅いです。僕のことですがw
kikunさんは、基礎をおろそかにすることなく、一歩一歩大切に歩んで下さい。
ある日、凄い自分に気付くと思いますよ^^
ハイ、地道に練習して行きます。とろいのでトロトロしておりますが、基礎をしっかり学びたいと思います。しかし、上クラスの人は本当に雲の上の存在ですよ~、まじで。練習しても出来そうもないので、取りあえず定常円旋回、渦巻き、8の字をしっかり出来るようになれば、自分にはそれでも相当に楽しいです。このレベルでもハードルは高いですが、これをマスターし、ミニコースでワンコーナードリフトができればそれでもう自分には100点なんですよ。これが出来るようになれば、涙ものです。
削除仕事も車も地道に行きますね。頑張りますのでご指導の程、何卒よろしくお願い致します!!!!