99. カイエンターボ試乗

車に関心が無い妻が、「目黒PCのHさんの顔でも見に行きましょうよ」と言うので、週末の土曜日に目黒PCに行って参りました。

妻にとって、目黒PCのH師匠は本当におぼろい人のようです。僕にとっては生涯に渡りスポーツ走行の師匠をしてい頂きたい超重要な方なのですが、妻にとってはおぼろいレース好きのおにいちゃんなんですよ。

目黒PCに着くやいなや、妻が、「いた、いた、いた、いた、あそにいた！（笑）」

するとH師匠が、にやにやしながらこちらを見ています。相変わらず超人気な方なので、いろいろな方に引っ張りだこ状態（笑）。

僕、「相変わらずお忙しいようですね～」

H師匠、「いやいやいや、そんなこと無いですよ。今日は忙しくないですよ」

妻、「今日はHさんの顔だけを拝見しに来たのですよ。先日のカレラカップでは皆さんに本当にお世話になりました。支店長さん、Oさんによろしくお伝えください」

とこんな感じで、話し込んでしまいました。妻も久しぶりの再会でニコニコです。妻はH師匠の超過激走行の虜になっていますので、H師匠を見ると、いつもニコニコ、ニヤニヤですよ（苦笑）。。。

僕は言いました。「カイエンの試乗車ありますか」

H師匠、「あります。ターボとV6がありますよ。両車比較してみて下さい。」

妻、「買わないわよ。買わないから試乗の意味無いわよ」

僕、「まあまあまあまあ、ランクルと比較するだけだから」

H師匠、「そうですね。それも面白いと思います。ポルシェがSUVを作ったらどうなるか、是非、体験してみて下さい。」

僕、「運転はH師匠でお願いします。僕は運転はしません」

H師匠、「えっ！　僕が運転するのですか！」

僕、「ハイ、お願いします。僕が試乗しても意味が無いんです。H師匠に運転してもらわないと本当のパフォーマンスがわからないですから」

H師匠、「そうですか。わかりました。用意しますね」

妻はその間、ニヤニヤ、ニコニコ。またあのH師匠の必殺仕事人ぶりを味わえると想像しているようです。

早速、試乗です。流石、H師匠、相変わらずの急発進、急ブレーキ、過激なコーナリングの連続（爆笑）。。。

妻、「キャ～、これこれこれ、やっぱりHさんだわね～。この走りはチケット制にした方がいいと思うわ（一同、大爆笑）」

H師匠、「いやいやいや、ヤメてくださいよ。これはアトラクションではありません（再大爆笑）、僕は真面目に走っているんですよ」

相変わらずのH師匠の激走に妻も僕もニコニコでした。その後、僕もちょこっと運転をさせてもらいました。ニャ～るほど、ポルシェがSUVを作ったらこうなるんだなってわかりました。

ちょうど、ランクルと911を足して2で割ったような感じでした。まさにこの表現がピッタリきます。

しかし、自分にはそのコンセプトは中途半端にうつりました。SUVするならば、ランクルで充分だし、スポーツするならばやはりボクスターの方が全然面白いです。カイエンターボを降りて、帰りに我が愛しいボクスター981に乗った時、「やっぱり、こっちの方が全然面白いな～」って思いました。

また、SUVらしい堂々としたオーラは、カイエンターボよりもランクルの方が上だなって思いました。ランクルで走ると皆、どくのですよ。歩行者は怖い顔して逃げて行きます。やはり、ランクルは大きくて怖い、近づくと危ないというオーラがあるのですね。これは、渋谷や銀座等の道を横切る歩行者が多い小道を走ると本当によくわかります。カイエンターボでは、「怖さが無い」ですね。それはそれでいいのですが。。。大型SUVに慣れてしまっている僕と妻としては、カイエンターボの走りではなく、オーラの小ささを感じてしまいました。威圧感の無さが何となく物足りないと。。。。

但し、走りは半端ないものがありました。コーナーを攻めてもピタリと地面に張り付くフィーリングはランクルでは有り得ません。まさにポルシェのSUVでした。これは間違いないです。凄いフィーリングでした。これが欲しいって言う人いると思います。

しかし、価格がランクルの3倍するので、これで雪の中に行こうとは思えないです。気軽という点において、どうも。。。。。。　自分には向かないなって思いました。将来もカイエンの購入は無いなっていう結論です。

日曜日の若者との真剣勝負のゴルフ対決で体は相当に疲れています。やはり歳ですね。勝つには勝ちましたが、スコアは散々でした。悪い所が全部出たという。。。。

ゴルフに比べれば、スポーツ走行はとてもストレスが無いです。理由は、「練習をすればするほど上手になるから」ですね。ゴルフの場合、練習しても、スコアに反映されるとは限りません。しかし、スポーツ走行は正しい練習をすれば、練習量がそのまま実力となって現れやすいと思います。何度も繰り返し練習をキチンとすることで確実に腕が上がっていることを実感できるものだと思います。そういう意味では、楽器演奏と似ていますよね。ゴルフは85が出たり、100が出たり、110に落ちたりと。。。先日の若者との真剣勝負ではOBの嵐でした。3連続OBの後、池ポチャですよ。スコアは115を叩いてしまいました。このスコアはいくらなんでも悪すぎますよね。先週は2年ぶりのゴルフでしたがキチンと100切りが出来ました。前日に練習した感じでは調子が良かったので、90ぐらいで回れるかなって思って楽勝気分でした。しかし、若者とのガチンコ対決を意識し過ぎたのかと。。。。カッコいいところ見せようと思って、力が入り過ぎてしまいました。若者の方も私にカッコいい所見せようと思って、力が入り過ぎ、スコアを大きく崩してしまうという。。。　お互いに自滅ですね。。。。まあ、自滅は慣れていますが（苦笑）。。。

スポーツ走行でも勿論、同様なことはあろうかと思うのですが、ゴルフほどばらつきは無いと思います。その点では、しっかり練習したいと思っています。

最近思うのですが、やはりどこかのタイミングでフォーミュラカーでの練習をしたいですね。フォーミュラカーでの練習は本当に勉強になると皆言います。フォーミュラカーでのMT運転は最高に面白いと聞きます。まさにダイレクト走行そのものですよね。ハンドルから手を放してMT操作をすることもできないほどの横Gだと聞きます。半端無い体力が要求されるのでこれは面白いですよ。