2013年7月19日金曜日

98. ポルシェでアンチエイジングを再考(パート???)

昨日、横浜の取引先施設に行った際、代表者(57歳)のコメントで考えさせられるものがありました。「いい年こいたのですが、車が好きなので、ちょっと車を買おうと思っています」

パッと本棚を見ると、AMGのレーシングカーの模型が幾つかあったので、スポーツカーなのかなって推測しました。

代表者曰く、「僕には子供もいないので、余生を夫婦で楽しむことがあってもいいかなって思っています」と。。。

う~ん、納得していました。

僕ら夫婦も子供が出来ず、実は苦しんだのですね。港区のバカ高い不妊治療病院で何回も体外受精手術を受けたり、東大病院でも何回も対外受精手術を受けました。正直、車数台分の費用を使いました。病院では、個室でHビデオを見ながら、射精ですよ。何回もやりましたから慣れましたが。。。(笑)。しかし、Hビデオの中に、ホモビデオがたくさんあったのは驚きました(爆笑)。不妊夫婦の中には、男性としかできない男性がいるという事実を知り驚きました。

最後に医師から、「もう母体が傷つくので止めましょう」って言われて、the endとしました。僕が43歳、妻が44歳の時でしたよ。。。それ以来、夫婦二人、ぶつぶつ喧嘩はするものの仲良くやっていますよ。。ゴルフ一緒に行ったり、旅行したりです。毎日、夫婦で酒飲んでいますよ。毎日ですよ。凄い量ではないです。ビールと酎ハイをチョコッとです。それでも、毎日、夫婦で夕食時に一緒に酒飲んでいると一番リラックスできますよ。キャパクラやスナックの女の子もいいのですが、妻の方が超面白いですよ(爆笑)。

何たって、「買うならば、ボクスター買いなさい、男ならば、MTにしなさい」って言うぐらいの女ですからね。初め僕はPDK買うつもりだったのですよ。でも、妻が「ポルシェ乗るのにAT乗る奴いるの! MTでないとカッコいいわけないでしょ」って発言で、一挙に20年ぶり以上のMT運転をせざるを得ない状況となっちゃったわけですよ。理由はこれだけだったのですね。他に理由は無いですよ。初めは、BMWの328という車を買おうかと思ったのです。勿論、ATですね。ちょうどボクスターと同じぐらいの金額で、お客さんを乗せたり、ちょっとした用途で使えるなって思ったし、何しろ会社経費で落とせる間違いの無い車ですよ。僕は会社経営の責任者として、「絶対に経費で落とせる車」の購入が大前提でした。ボクスターは経費で落とすのは難しいです。

それに対して、妻が「BMWのセダンならば誰でも乗っているのよ。でも、ポルシェのオープンカーは飛んでいるのよ。これは女から見るとかなり飛んだ車に見えるのよ。これは正直、面白いって思うのよね。価格も他のポルシェに比べれば安価だから、気分的にもプレッシャーが無いでしょ」

僕曰く、「でも経費では買えないよ」と反論。あくまで、BMWの328で行こうと。

妻曰く、「BMWはダメです。皆が乗っているから。ボクスターにしなさい。そして、経費で落として下さい」と。。。。。 

僕曰く、「え~~、それはキツイ。税務署が認めないよ、絶対に」

妻曰く、「それを考えるのが社長であるあなたの仕事です。どうやったらボクスターを経費にできるかを考えなさい。私はボクスター以外は認めません」

こんな感じの会話が夕食で酒を飲んでいる時にあるのですよ。面白いでしょう!!! 妻との会話は本当に僕には刺激的なんですよ。ボクスター買う前の妻のこのコメントには本当に参りましたよ。

正直、「ボクスターのMT」は欲しくなかったのですよ。スポーツ走行のスの字も経験無いし、MT運転は20年以上していなかったし。。。しかも、経費にもできない。。。。

妻曰く、「ボクスターを経費で買いなさい。そして、MTにしなさい。MTでないと経費にできませんよ」って言うのですよ。。。。

僕曰く、「え~~~!!!!!!」

妻は続けました。「取引先の中にはスポーツカー好き、スポーツカー愛好者がたくさんいるわよね。彼らとの関係を強化し、レーシング部を社内で作りなさい。ボクスターをレーシング部の練習車両として活用しなさい。取引先の方と一緒にサーキットに練習に行きなさい。そして、取引先訪問時はボクスターを使いなさい。営業訪問用としてキチンと活用するのよ! ボクスターを活用して、多くの取引先の方と仲良くし、事業発展に活用しなさい。ボクスターをマーケティングのツールとして活用することで経費にできます。その際、ATならば練習車両としてのインパクトに欠けます。MTであれば、税務署もしっかりと練習に励んでいるなって思うでしょう。今はATの時代なのに、敢えてMTを選んで乗っていることで、レーシング部としてのオーラを醸し出すことができるのよ。取引先の方とサーキットに練習に行ったり、公道で一緒に走った場合、必ず練習日誌をつけること。詳細に学習したことを日誌につけるのですよ。いいですか! 取引先とゴルフをやるのではなく、スポーツカー走行を一緒にやることで経費化できるはず。ゴルフが経費になるのですから、レーシング部ならば必ず経費にできるはず。やるからには真面目にやらないと経費にはできません。そして、会社経営に貢献できて初めて経費にできるのですよ」

僕、曰く、「ハイ、わかりました。ボクスターのMTで行きます」。即答。

そして、目黒PCのH師匠に即電話。事情を説明すると、

H師匠もノリノリで、「ハイ、それならば経費にできます」と。迅速で軽いリアクションに爆笑。。。。

その後、ボクスターの素モデル、Sモデル、もう一度、BMWのスポーツカー等も比較したのですが、

妻曰く、「ポルシェのオープンカーでないと会社のマーケティング的に目立たない」という指示がありました。

妻曰く、「我々は零細企業だ。目立たない。だから、取引先に覚えてもらわないと話にならない。BMWであれば皆が乗っているし、目立たないでしょう。でもポルシェのオープンであれば、絶対に目立つ。覚えてもらえるのよ」

僕曰く、「でも、ポルシェに乗って訪問ってどうかな~。TPOを外していると思うけど」

妻曰く、「それは違う。それはあなたが自分の仕事に自信が無いから。あなたが本当に世の中に役に立つ仕事をしていて、誰もが認める仕事をしっかりとしていたならば、変に謙虚にならなくてもいいのよ。本田宗一郎や松下幸之助や孫正義がポルシェで通勤しても、誰もエバっているとは言わないでしょ。あなたもそうなりなさいよ。周りの目を気にしているのは仕事が大したことしていないからよ。自分の仕事に自信が無いだけなんです。甲斐性が無いだけよ。男ならば堂々と真剣勝負すればいいじゃないの! 仕事でギャフンと言わせて、堂々と胸はって、好きな車で営業訪問できるようになればいいじゃないのよ。そんなことも出来ないで社長やっているんじゃ誰も着いてこないわよ。勢いのある男、強い男でないと誰もついてこなんですよ。」

僕、曰く「.........」。。。コメントできませんでした。。。。

妻のこの発言は相当にインパクトがありました。

ということで、妻の指示で、ボクスターのMTを買っただけなんですよね、事実としては。。。

それで、買ってみて、「ポルシェのMTってこんなに面白いんだ!」ってことになって、「ポルシェでアンチエイジング」を始めたのですね。

昔から、スポーツカー好きで、スポーツ走行が大好きで経験があったわけではなく、むしろ、逆でAT乗りで、スポーツカーに関心が無く、スポーツ走行のスの字の経験も無い僕だったのです。

それが、今は全く違うのですね。「ポルシェのMTで病気」ですよ。完全にイカレてしまっているのですよ。これって大転換ですよ。今では、MTのキレに拘るようになりました。GT3、ロードスター、空冷911、フェラーリF355のMTにも乗る機会がありました。どれも流石! 世間で評価が高いことだけあるって感じでした。そうした中、新型911のMTにキレが無く、失望したブログも以前は書かせて頂きました。また、現在、所有しているMINI Cooper SのMTにも全くキレが無いことも書かせて頂きました。

今の僕の立場では、真剣に練習し、しっかりとサーキットに行ったりしないと「経費にできない」のですよ。つまり、僕は会社の資金繰りを楽にするためにも、「ボクスターで真剣に練習する必要がある」のですね。そして、スポーツカー好きの取引先とより仲良くなり、事業経営を発展させていくことにつなげていく必要があるのですね。そのためには、腕を上げないとインパクトが無いのですよ。

腕を上げれば、取引先も「オ~~、これは凄いですな~」ってことになりますよね。ゴルフの時も、僕はドラコン狙いで一生懸命練習しましたが、これも取引先を驚かし、会社の名前を憶えてもらうためでした。一度驚かすと、まずは忘れません。「あのドラコンの....社長だよね。あの時はすごかったですね~」ってことになります。

車でも同じですよ。凄いドラテクがあれば絶対に相手に覚えてもらえるはずです。まさにマーケティングですよ!! 

そうです、アンチエイジングの目的もありますが、会社経営のためにドラテクを磨かないとダメなんです。ということで、死ぬほど真剣にドラテク向上に励んでいるのです。当ブログで嬉しがって何度も同じこと書いているほど熱くなっているのは、ドラテク向上が会社のマーケティング活動上、必要だからなんですよ。近日中、知り合いの取引先の代表者と成田のジムカーナ場に行く可能性が出てきました。その代表者はずっとジムカーナをやっている55歳ぐらいの方です。ホンダのクルマを改造して競技車両にしている方ですが、家に行くと、BMW、VOLVOが数台ありました。「アレっ、ジムカーナは何でやるのかなって」と疑問に思いましたが、後ろの方に隠れていましたよ。驚きました。本人はホンダの競技車両以外は一切乗らない方です。

こういうシーンが多くなってくるわけで、その時、僕にドラテクが無いとインパクトが全然無いのですね。

だからこそ、いろいろな方と一刻も早く知り合い、教えて頂き、ドラテク向上に励まないとまずいのですよ。

僕が超が100個つくぐらいに真剣に熱くなっているのは、こういう事情なんです。

妻のコメントでここまで書きまくってしまいましたが、妻は結構面白い人でして、こういう妻とダベッていると、本当に面白いのですね。キャバクラ、スナックの女の子は美人で確かにいいのですが、妻とダベッていると本当に前に進むのですね。人生がどんどん進んで行くのです。現に、ボクスターも買っちゃいました。

会社の事業内容も妻のアドバイスでどんどん変わってきています。

売上構成を見ますと、「社会の役に立ち、僕が好きな仕事」、「社会の役に立たず、僕が好きでもない仕事ですが、どういうわけか楽に利益が上がる仕事」の大きく2つに分けられます。

僕は怠け者で、やはり後者に引っ張られる傾向にありました。そういう時、妻が前者に全精力を注入せよと命令ですよ。僕にしてみれば、「社会の役に立つものであり、僕が好きな仕事でもある」ことに全精力を注いだ場合、利益率が落ちて、会社の経営が厳しくなると懸念しました。

しかし、妻は違いました。

「最初はそうです。苦しい。でも、将来的には必ず役に立っている仕事が生き残る。役に立っていない仕事は短期で利益が上がっても必ず誰にも見向きもされなくなる。だから、苦しくても、役に立つ仕事に邁進しなさい。それがあなたが好きな仕事であるならば、そんなに幸せなことはないじゃないの」と。。。

僕は言いました。「ハイ、わかりました。しかし、苦しい間、あなたは我慢してくれるのですか。僕が本気になって苦しんでいる間、あなたは我慢してくれるのですか?」

妻曰く、「それは分かりません」

僕曰く、「だから、嫌いでも儲かる仕事をしなくてはいけないんだよ」

妻曰く、「まあ、頑張って下さい」

こんな感じであしらわれています。。。。。

こんな僕も49歳、妻50歳ですよ。

大学の同期ではもうたくさん亡くなっています。高校OB名簿を見ても、寮で起床係を一緒にやっていたU君が死亡していました。御世話になったサッカー部のK先輩も死亡していました。高校時代に一緒に酒飲んで、タバコ吸っていたG先輩はバイク事故で亡くなりました。中学の時、僕を苛めたサッカー部のY先輩もバイク事故で死亡していました。仲良かったA君は心臓病で亡くなりました。同じクラスであったN君は銀行で首つり自殺しました。仲良かったエッチで巨漢の柔道野郎のU君は胃がんで亡くなりました。大学の後輩で死ぬほど性格が良く、死ぬほど美人であったKちゃんは、結婚後すぐに乳がんで亡くなりました。友人の妹さんは20代で乳がんで亡くなりました。結婚前でしたよ。可哀そうです。

僕はとりあえず生きています。これって神様のプレゼントだと思っています。とりあえず50歳近くまで生きてこれたわけですよね。自分の周りに亡くなった人たくさん出てきました。昨年は義理の母が81歳で亡くなりました。でも、60歳後半から、寝たきりとなり、10年以上介護でした。60歳台から寝たきりですよ。

僕のオヤジ、オフクロはそれぞれ81歳、79歳ですが、まだ健在です。毎日、体を鍛えています。マラソン、水泳、ウォーキング等、毎日続けているので、体力は相当ありますし、背中も丸くなっていません。車も毎日運転しています。ついこの間まで、MT運転をしていました。

健康でいること、アンチエイジング、これってすごく重要なテーマでありますよね。

僕は毎年、毎年、年末に伊勢神宮にお参りに行っています。妻と二人、東京から車で行くのを慣例行事としています。

そこで、誓うことは一切しません。その代わりに、「今年も1年、何とか健康で生きることが出来ました」と報告に行っているのですね。報告できたということは、結果として、「会社が潰れていない、自分も健康でいられた。健康でいられたし、今も健康であるから、往復約1000kmを車で来れた」ということの証明であるのですよ、自分にとって。もし、会社がおかしくなった、自分が健康で無くなったとなれば、結果報告に行く行為がそもそも取れないのですから。。。体力も無ければ、往復1000kmのクルマでの移動は無理です。お伊勢参りが出来るか否かは我が家にとって会社経営の健全性、自分達の健康度合のバロメーターとなっているのです。

伊勢神宮では、「1年間何とか健康を維持し、報告に来ましたよ」という気持ちなんです。「何かしたいから助けて欲しい」的なことは僕は嫌いです。それはあくまで自分の問題だと思うのですね。だからこそ、事後報告なんです。。。

最近、妻が飲みながらポツっと言いました、「今年の年末は伊勢に行けるかな~」と。

この言葉は我が家には核心的なもので、恐ろしい意味があるのです。。生きるか死ぬかの言葉なんですよ。伊勢に行けないということは、会社がヤバいか健康が壊れたかとなります。

健全な仕事、充分な睡眠、健全な心、健康的な食事があれば、何とかまた伊勢に行けるのではないかと。。。 ここまでやって健康が壊れれば、それは運命だと思っています。自分がもし、健康が壊れ、伊勢に行けなくなるとしたら、それは神様が定めた僕の運命だと思っていますよ、本当に。毎日、清く正しい仕事を大真面目に行い、充分な睡眠を取り、ストレスが無い楽しいポルシェ生活、楽器生活を送り、野菜をキチンととり、偏りの無い食事をしているつもりです。

それで健康を壊したら、悔いが無いです。打ち手無いですよ。その時は僕の運命ですよ。

経年劣化は別ですが。。。 病気にならなくても、経年劣化は必ず来ますので、その時までにやれることは何でもやりたいと。

今晩はボクスターはお休みで、明後日の若者とのゴルフ真剣勝負に備えて、内緒の練習に励みます。

仕事に取り掛かります。




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