日曜日に茨城の袋田温泉近くのゴルフ場に2年ぶりに夫婦でゴルフに行って来ました。過去2年間に打ちっ放し場に練習に行った回数は2回のみ、本番は1回も無いです。最後に行った時、妻がカートを谷底に落っことしてしまい、とんでもない大パニックとなりました(爆笑)。カートは谷底に落っこちました。こんな経験をしたのは初めてでした。それ以来、ゴルフをする気になれず状態が約2年続きました。
こんな状態であったので、スコアはやばいだろうと思っておりましたが、僕の方が47・50の97で、妻が57・48の105でした。100切りは無いだろうと思っておりましたが、かろうじて100切りが出来て安心しました。しかし、ドライバーの飛距離は相当に落ちていて、これは打ち手が無かったです。ドラコンをとることにひたすら楽しみを覚えていた僕としては、どうやっても飛距離が出ないことで楽しい気持ちは半減。やはり、歳か。。。。。
今日は全身筋肉痛ですよ。東京都心から茨城の袋田温泉まで往復380kmとなりますが、ランクルの燃費はリッター8.1kmでした。10.15燃費で6.5kmですから、大幅にカタログ値を上回る燃費でこの点は大満足です。実燃費がカタログ燃費を大幅に上回ると嬉しいですよね。
東京都心を離れてから、都心に戻るまで、ポルシェをたった1台しか見かけませんでした。途中のSAでケイマンを1台見たきりです。都心に戻ってきたら、いきなりポルシェがいるわいるわ。。。都心は本当にポルシェが多いです。ベンツ、BMWも当たり前。
寂しいですね~、日本車が都心から消える???
当ブログでコメントを頂いている方が面白い記事を紹介してくれたことを思い出しました。下記のURLで閲覧できます。日産を辞めた元GT-R開発責任者の水野さんのインタビュー記事です。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130704_606103.html
このインタビュー記事の中で水野さんが言っているコメントって僕はすごくわかります。同感なんです。例えば、日本車と韓国車、どちらが良いかってテーマですと、日本以外では、「ほぼ同格」となります。その結果、海外で韓国車は売れまくっていますよね。ラリーでは韓国車は相当に速くなっていて、どこかのシリーズでは向かうところ敵無しでしたよね。
舶来品志向に偏る日本の評論家は、韓国車を低く見ている人が多かったと思います。性能、デザイン共に、「見るべきものが無い」というコメントが多かったですね。僕は全くそう思っていませんでした。デザインは欧州のデザイナーを招聘し、まるまるコピーしたようなものが多かったためか、結構カッコよかったと思います。といいますか、日本車は何でこんなにカッコ悪いのかと思いますよ、本当に。故障しない、ハイブリッドでの燃費がいいということを除いて、抜きんでた所が本当にあるのかと。。。 日本車が世界で売れていることが逆に理解できないぐらいでした。
世界中にはあまりデザインを気にしないユーザーが死ぬほど多くいるんだな~って思っていました。どうも日本車のデザインで惚れ惚れするものが少ないと思っています。日産のGT-R、フーガ、トヨタのクラウン、カムリ、スバルのレガシー等、好きになれないです。性能がそこそこでもデザインがダサいので購入する気になれないという単純な理由です。
ファッションに比べて、車のデザインは劣位にあるのではないでしょうか。。。。
日本車、本当にどこに向かっているのか?
大衆に売りやすい大量生産的な売り手主体の製品作りに邁進した結果がこうかなと。。。。価格でしか勝負できないモノになってしまったのではないかと。。。 もはや安価な小型車、ミニバンしか作れない企業になってしまったのかと。。。 スポーツカーもダメ、高級セダンもダメと。。
「市場で本当に望まれていることはこうだろう! それに対して、俺たちはこういう提案をしたいんだ。どうだ、見てくれよ!」という強いスタンスを感じません。提案が無いので、ブランド力も育ちませんよね。
提案力、他社が真似できないクオリティがブランドだと思っています。
これは自分自身が経営する企業にも本当に当てはまることだと思っています。
他社が真似することが極めて困難なクオリティ、そして市場ニーズにどこまでも合致する提案力、最後に納得感のある価格でしょうか。。。。 僕が重視しているのは、最初の「他社が真似することが極めて困難なクオリティ」です。ここは一番の差別化要因となります。何故かって、他社が簡単には真似することができないのですから。同じことを他社がやろうすると、とんでもなくコストがかかるか、会社が成立しなくなるぐらいまでに無理をしないとできないことです。
あるいは、その仕事をしている人が、「その仕事を死ぬほど好き」な人がやっていることも他社が真似のできないクオリティを生み出すと思っております。自分がとりかかっている仕事を自分自身が好きであること、誰よりも好きであることは、1mm、2mmの小さな差となり、提案するものが異なってきます。そこにユーザーが共感してくれると思うのです。好きな人間がやっているから、時間無制限の本気の提案となり、インパクトがあります。僕はこの1mm、2mmの差というのは相当に大きいと思っております。ここに拘りを持つことができるのか否かだと。。。 プロの仕事ですものね。
実業でも医療でもなんでも本物のプロって、好きでやっているし、この1mm、2mmの差に拘る人が多いと思っています。一見、1mm、2mmの差しか無いので、甘く見る人がいますが、塵も積もってくるのですね。最終的には大きな差となって現れてきます。
日本車の開発で、コストダウンを除き、走りの本質の部分で、どこまでこの1mm、2mmに拘りを持って、本当に好きな奴がとことん取り組んできたかです。
食堂に行っても思うことありますよね。この間、事務所近くの本郷3丁目の魚屋に行きました。まぐろ自慢の居酒屋でした。価格は相当に高かったです。結果は、「超まずい」でした。二度と行きませんよ。思いましたよ、「お前ら、一度、金沢に行って修行してこいよ」って。金沢で本物の魚、一回、食ってこいよって。。。テレビに放送されていた20代の東大出身の異色のシェフの店だっていうので一度、行ってみようかと思い、妻と行きました。15分で出てきましたよ。テレビでは、若手シェフ曰く、「回転率、客単価を上げるために店内のレイアウトに工夫しました。とにかくいかに回転率を上げつつ、客単価を上げるがが勝負です」と強調しておりました。
僕は思いましたよ。「本当に大事なことは違うだろうよ」って。他の店が真似できないようなクオリティの高い「味」に99%の価値があるのであって、客単価、回転率の問題が先じゃないだろう」って。優秀な大学を出たのはわかりますが、市場が求めているホンモノのクオリティに拘りがあるのかって怒鳴りたくなりました。同じ本郷には、レイアウトは酷いですが、死ぬほどうまい店があります。価格も全然安く、いつ行っても入ることができない店です。もう10年行っていますが、シェフは味に超こだわりがあり、まずい魚は出て来ませんよ。シェフは言います、「今日はいい魚が無かったので、すみません、今日は.....は無いです」って。うまい魚が手に入った時だけ、客に出すというポリシーですね。しかも、価格はリーズナブルです。このシェフからは、回転率、客単価のオーラは何も無いですよ。ひたすら、クオリティを追いかけている姿には感銘します。この姿に客がついてくるのですね。客がむしゃぶりついてくるのですよ。こういうシェフは客が離すわけないです。僕もその内の1人です。僕には極めて重要なシェフです。この人、店が無くなるのは、ある意味、「死」を意味しますよ。そのくらい、インパクトのある店です。こういう店で、さっきの東大出の若手シェフは飯食ったことあるのかよって思います。
本当に自分が出す料理を自分自身が美味しいと思っているのかですよね。。。
僕もシステム構築、ネットワーク構築が仕事ですが、クライアント企業が求めていることを心の底から理解しようと努めています。又、自分自身もデータセンターを運営し、多数の施設と連結しているので、バックアップやシステムの健全性の維持、セキュリティの維持には死ぬほど神経質になっています。万が一の不具合発生時に備えて、同じハードウェアを3つ持っています。1つはメインで稼働していますが、もう2つ目は電源を入れずに万が一のためのスタンバイ状態です。1つ目が死んでも、2つ目を電源を入れます。2つ目が故障した場合、3つ目を稼働させます。ウィルス感染等のセキュリティの維持にも相当に神経質になっています。
同じくらいにクライアント施設に対しても、気合を入れて管理していますよ。まるで自分の施設であるかのごとくです。クライアント施設のシステム、ネットワークも自分の施設であるのと全く同じ気持ちで管理しています。クライアント施設で働く従業員がどういう性格なのか、キチンと仕事をやってくれているのか、いい加減な人でないのか等、考えながら仕事をしています。クライアント施設で働く従業員の働きぶりが悪ければ、厳重注意もします。利便性を落とさずに、自分の達のシステムの財産をどう効率的に守るか、いつもいつも気を配って、うるさいオヤジになっています。
しかし、僕のそういう気持ちはクライアント施設側には絶対に伝わっているものと僕は信じています。信頼関係が築けているものと信じています。
僕が料理人ならば、自分が「これは美味しい」と自信を持って薦められるもの以外は、絶対に客に出したくはないです。あの本郷の東大出の頭ガチガチの若手シェフがどう思っているのかです。本当に客に美味しいものを出したいという気持ちがあるのか。。。
あっ、別に僕は凄い人でもなんでもないです(爆笑)。誰もホメてくれないので、自分で自分を励ましているだけです。。。。妻も僕をぼろくそに言っているぐらいですよ。
本当に凄い人は、「何も言わずに実行する人」ですよね、日本的には。結果が証明してくれるのですからね。僕はまだ結果は出していません(笑)。頑張ってはいるのですが、カメ状態ですよ。。。但し、自分の仕事を好きかどうかということと気合で負けてはダメだと思っています。これは間違いないです。
同じように、日本のクルマを作っている人に言いたいですよ。「本当に気合が入っているのか。好きでやっているのかよ」って。ポルシェ、BMW、ベンツ、アウディ、フェラーリ、ランボでクルマ作っている奴らに仕事を愛する姿勢、気合で負けてませんかね。本当にクルマ好きな奴がクルマ作っているのかって疑問です。僕の高校時代の同期でトヨタ、日産行った奴いるけど、高校時代から車の話なんてしたことなかったですよ。電話で話した時も上司のことばかり気にしていたようでした。本当にこいつにエンジン任せて大丈夫かってマジで思いましたよ。エンジンのこと好きなようには思えなかったですから。。。
良く考えてみたら、ポルシェ、BMWのエンジンが素晴らしいの分かりますよね。既にあるエンジンが素晴らしいものばかりですし、そういう素晴らしいエンジンに囲まれて仕事しているのですからね。素晴らしいエンジンとはどういうものか、素晴らしいシャシとはどういうものかを分かって仕事しているのですからね。これから真似して、作ってみようというのとは根本的に違います。自分を囲んでいるモノが素晴らしいものだから、好きにもなりますよ。逆に、自分を囲んでいるモノが素晴らしいものでなければ好きになるわけないですよね。好循環、悪循環ですよね。
悔しいけどそれが現実かなって思います。好循環の仕組みをどう作っていくかは大事だと思います。僕も仕事人として、好循環の仕組みをいかに作っていくかは組織運営のカギだと思っています。自分達がやっている仕事を皆が好きになれるか。ここはキーですよ、本当に。好きになるためには、「自分達がやっている仕事が社会の役に立っている。しかも、相当に役に立っている。競合他社よりも役に立っている。他社が簡単に真似できない。市場から望まれているものである。利用してもらって喜んでもらえるものである」ということが一番重要であると思っております。そういう仕事に取り組めることで誇りを感じ、その仕事を好きになっていくと。。。 逆のケースでは、いくら好きになれと言ってもなれるわけないと思うのですね。
ポルシェやフェラーリの従業員は、凄く自分達が作る車に誇りを持っていると思いますし、自分達の仕事を好きであると思いますよ。日本では、ホンダがそういう企業を目指していましたよね。ワイガヤ精神を大事にしていましたよね。でも、今のホンダのラインアップを見る限り、好きな人が作ってきたとは個人的には思えないですよ。スポーツカーもセダンも無い自動車会社がありますかね?? そういう意味では、ニューアコード、NSXには期待したいですね。GT-Rは好きな人が作ってきたという感じがようやく見える一台でした。水野さん退職後、日産がどういうようにこの車を育てていくか。数年後に生産中止となったら。。。。 その時は日本のクルマ産業は永遠にドイツには勝てないでしょうね。。。ドイツに永遠で「走り」で負けるという。。。。。
僕はそうなったら本当に悔しいです。日本の自動車産業が、ミニバン、大衆車の領域で安価な車作りに退化・特化し、韓国や中国と闘っていかないといけなくなるのですよね。
アメリカの自動車雑誌の試乗記を昨日、ちらっと見ていたのですが、そこでは評論家は、「この良く出来た日本車(フォレスター)のライバルは、韓国の......だ」ってコメントしていましたよ。海外ではもうそういう評価ですよ。自動車では、日本VS韓国の構図が今後、強まると。。。 本田も韓国車にシェアを奪われた状況です。ドイツには永遠に負け続け、韓国車に追いつかれ、家電のように抜かれていくと。。。。
こんなことを考えてしまっていました。。。。
仕事に戻りますね。
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