2013年7月11日木曜日

94. ボクスター981の魅力(パート????)

何度も記述しているボクスター981(MT)の魅力をまたまた記述しようと思っています。走れば走るほど好きになるのですね。これだけ車を好きになったことって、生まれて49年間、一度も無いです。これ本当です。歩いている時、風呂に入っている時など、ボクスターの豪快なエンジン音が頭をよぎるのですね。ガンガン吹かして、回しまくっている自分が目に浮かぶのですよ。路面に吸い付き、空飛ぶ絨毯状態になった時の何とも言えない横Gまで感じてしまうのですから、本当に病気ですよね(笑)。これって結構、重症です。。。 

「走りて~、走りて~んだよ」って気持ちですよ。病気です。。。どうやったら速く走れるのか。。。

別にプロレーサーでも何でも無いのに、何でこんなに真剣になっちゃうのかですよ。。。 昔、ゴルフに熱中してた頃も同じでした(笑)。プロのインストラクターに何度も何度も習いました。しかし、これは本当に勉強になりましたし、効果がありました。明日のコンペのためだけの対症療法的な改善、長期的なスイング改善の2つに分けて、インストしてもらっていました。やはり、プロは違いますよね。それで飯食っているわけですから。同じプロでもインストがダメな人もいます。僕は蒲田の小さな打ちっ放し場の30代後半のインストラクターに5年以上お世話になりました。実に力が抜け、キレイなスイングでした。体のどこにも力みが無く、あっけないぐらいあっさりしたスイングです。しかし、飛ばすは飛ばすは。。。350ヤード近くまでの飛距離がある方でした。プロの中でも相当に飛ばす方らしいです。

そこで学んだことは、「力みが無く、自然体でやる」ということでしょうか。しかし、インパクトの瞬間からフォローにかけては力が込められています。理想ですよね。

ゴルフに限らず、仕事でも、車でも、音楽でも同じことが言えると思います。力みはまずいですよね。ギアーガチガチ、気合を入れていれても意味無いですよね(笑)。

目黒PCのH師匠の初めての同乗走行(911S)では感動しました。死ぬほどの狂気のドライビングであるのですが、運転しているH師匠はどこ吹く風ですからね~。あくまで狂気になっているのは車自体であって、ドライバーは実にリラックスした自然体で慌てることもなく、涼しい顔で運転しているのですね~。ちなみに助手席に座っていた僕は車以上に狂気でしたよ(爆笑)。。。。

「一般公道でここまで攻めるかよ! まじかよ。俺死にたくないっ」って思いましたからね。本人曰く、「限界から程遠い領域」と言って落ち着いていましたが、僕には「限界を超えた病気の世界」に感じられました。

H師匠のテスト走行では、「急発進、急ブレーキ、狂気のコーナリング」を披露して頂きました。今でも頭にハッキリと残っています。ポルシェ車の能力を見せつけられた同乗走行でした。あの妻が感動していたことは絶対に忘れることができないです。同乗走行後の妻のニコニコ顔。。。正直、メチャクチャ嬉しかったです。妻の顔にうっすらと汗が。。。目は潤んでいましたよ。。。驚いたのでしょうね、本当に。。。

同じ大学の1つ学年上の妻は僕によく説教するのですよ。「本物の仕事をしろ」と。。「ちゃらけた仕事は絶対に長続きしない。本当に価値のある仕事をしろ」と。

その妻が、H師匠の一般公道での狂気の同乗走行後、「彼の仕事は本物だ」と言ったのが忘れられないのですね。

妻曰く、「Hさんのおかげでポルシェが持っている力、他のクルマと違うということがよくわかった。一般公道で本当は良くはないけど、危険を犯してまでも、本当の性能をわかってもらいたいという迫力があった。あのドライビングテクニックは普通じゃないし、とても真似の出来るものでもない。ポルシェやフェラーリのセールスマンってちゃらちゃらしていると思っていたけど、Hさんはプロのレーサーね。驚いたわ。とても真面目に仕事をしている人だと思う。注文していて良かったわね。でも、あなたはあの運転を真似しちゃだめよ。出来るわけないんだから」と。。。

今でもH師匠にはわからないことがあれば電話で確認したり、生で会ったりして、アドバイスを受けております。最近ではヨーを意識した運転の重要性を説明してもらいました。コーナーへの進入、ハンドリング等、アンダー、オーバー等。。。低速コーナー、高速コーナーの攻略方法の違い等。。。。

ポルシェのような車を買う時って、家庭持ちならば、絶対に妻の了承が必要だと思います。これは僕の家庭に限らず、同じことが他の家庭にも言えると思うのですよ。僕はH師匠の狂気の同乗走行の際、妻を助手席に乗せ、僕は後部座席に背中を丸めて座りました。妻を助手席に座らせたのは妻にインパクトのある体験をしてもらいたかったからです。その結果、妻が喜ぶ姿を見ることができました。

わかったことは、女性が本来的に持つ攻撃性という本能ですよ。その攻撃性を刺激したのでしょうね。女性の運転って結構、割り込ませてくれなかったりするじゃないですか。それって、女性が本来的に持つ攻撃性、闘争本能、自己防御の本能じゃないかと思うのですね。だからこそ、一見、穏やかな女性がポルシェの助手席に座って、同じ体験をした場合、「拒否」ではなく、「感動」体験になるのではないかと思います。きっと、僕の妻と同様に、額にうっすら汗、涙で潤んだ目になるんではないでしょうか。これで一挙に「購入賛成」となるのですね(大爆笑)。。ストーリーとして実に戦略的でありますね。。。

もし、夫婦でボクスターやケイマンの購入を検討なさっている方がいらっしゃいましたら、例えば、H師匠の狂気の同乗走行は、旦那様ではなく、まずは奥様に助手席に乗ってもらい、旦那様はディーラーでスタンバイするだけというのが望ましいと思います。まずは、奥様に狂気走行を体験して頂き、汗・涙状態で戻ってくる。そして、次は旦那様が助手席に座って狂気走行を体験すると。

ここで注意すべきなのは、自分が運転するのではなく、助手席に座るということです。H師匠は恐らく、狂気の走行を開始することと思います。普通のドライバーがやらないことをやり始めるでしょう。勿論、これは「ちょっと飛ばして下さい」って言わないと、いくらH師匠でもやらないでしょう??(苦笑)  それはわかりませんが。。。。 僕の場合、試乗走行前に、「先日、.....さんに凄いドライビングをして頂いたようです。僕も同じドライビングを味わいたいので、やって頂けますか。ちょっと妻を驚かせたいので」ってお願いしました。

その後の実況はかなり前のブログで記述した通りですよ。驚愕、感動、恐怖の同乗走行となり、息はハアハア状態となりました。心臓が大きく鼓動し、ドキドキしていましたよ。車を降りる時、ふらつきを覚えました。後部座席に置かれていたパンフ、ペン等は全てどこかに散らばりました。ちなみに僕の重いカバンもどこかにいっちゃいましたよ。。。横Gで振られ、消えました(爆笑)。。。

この同乗走行の約1ヶ月前に、既にボクスターを発注していました。僕の場合、試乗はしていません。東京で2番目に早い発注だったようです(笑)。MT車納入としては、日本最速第1号の名誉ですよ(爆笑)。

試乗コースはいわゆる峠に似た道ですが、そこでの911Sやボクスター981の素モデルの底力は今でも忘れることができません。ボクスター981の素モデルをH師匠が振り回した時、911Sで感じた驚愕、感動、恐怖を覚えました。「ボクスターの素モデルはパンチ力が無い」と思っていた自分を反省しましたよ(苦笑)。。。 これ本当です。「ボクスター」の素モデルでもこれだけ凄いのかって思いました。凄すぎて小便ちびりそうでしたよ。

そこで感じたのは、「ボクスター素モデルってこんなに凄いんだっ! これだけのクルマを速く走らせることが出来ないとすれば、これって俺の腕が下手なだけじゃん」って。。。

「ボクスターS」、「911」、「911S」とかハイパワーな車ありますが、ボクスターの素モデルすらこれだけ速いと。そのボクスター素モデルを使いこなせないとすると、上級モデルを購入する意味があるのかと。。。。 高速道路の直線でブッチされるだけで、それ以外はボクスターの素モデルでも十分に速く走れると。。。これを乗りこなせるようになろうって真剣に思ったのですね。。。。

自分も朝4時起床の練習の際は、同じテストコースを走ることがあります。H師匠が実践したことと同じことはまるでできませんが、どこまでできるかを確かめながら走ることはあります。

先日は、朝5時ぐらいでしたか、その試乗コースをガンガン回しまくって走っていた時、真横に警察官が立っていましたからね。「やられたっ!!!」って思わず叫びましたよ。何とも無かったのでホッとしました。。。。 あっ、これも前のブログで記述しましたよね。。。。たしか。。。。

話が超脱線してしまいましたが、最近、このH師匠に電話で悩み相談することが多く、H師匠が僕にやってくれた狂気の走行が最近、また蘇ってくるのですね。

「また味あわせて下さい。できれば、簡単な走行トレーニングを開催してください」ってお願いしていますよ。僕だけでなく、スポーツ走行に関心を持つ中年層に是非と。。。 

僕は車を運転する時、いつも思うことがあります。

エンジンをかけた瞬間、「この車を買って本当に良かったのか?」と自問自答するのですね。そして、運転中もその自問自答は続くのですよ。。。「ここはいい、ここは悪い」だのダラダラと。そして、「俺は次は何のクルマを買う必要があるのか?」と。金も無いのに、そんなことを必ず考えてしまうのですね。それを無意識にやってもいます。

そして、エンジン切って降りる時、「........なんだな」って思うのですね。

この素のボクスター981(MT)では、エンジンをかけて半クラ発進する時、「最高だ!」っていつも思うのですね。そして、トロトロ運転している時、街中を普通に運転で、クラッチを踏み、ギアをカチカチしている時も「最高だ!」って思うのですね。そして、車通りが少ないくねくね道を攻めて入る時、「最高だ!」って思うのです。そして、最後にエンジンを切る時、「文句無い。最高だ!」って思うのですね。運転の最中、顔は当然ニヤけています。心はもっとニヤけていますよ。

但し、高速道路の直線部分で飛ばしている時のみ、「最高だ」とは思えないです。何故って、M3、M5、レクサス等にブッチぎられますから(爆笑)。単に直線の高速では正直、かったるいですね。ですから、高速道路の直線はあまり面白くないですね。。。 当然と言えば、当然ですが。。。

そろそろ仕事します。。。

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