今日、GT-R(R35)に試乗しました。愛車ボクスター981(MT)とのガチンコ乗り比べです。
最初に言っておきます。私は純粋な日本生まれの日本人です。49歳、男です。舶来品志向は一切ございません。虚飾を排し、物事の本質に拘り、「いいものはいい。悪いものは悪い」と考え、行動することをモットーとしております。客観性、中立性が何よりも大事だと思っております。但し、日本人であるが故、個人的に日本製を応援したくなる気持ちは正直あります。日本を少しでも良い国にしたいと考え、日々、その日本に貢献できるような仕事をしたいと心の底から思っております。日本を可愛い国と思い、日本を愛し、日本の料理、繊細なデザート、酒を愛し、日本女性の肌理の細かい肌は世界一美しいと考えています。野球、サッカー、オリンピックでも日本選手の活躍を期待しています。40歳以前は仕事で海外に行く機会も多かったです。海外も見ました。素晴らしい人、モノ、文化。どこの国も素晴らしいものがたくさんあります。負けずと日本にも素晴らしいモノがたくさんあります。
「頑張れ、ニッポン」。「日本製品よ! 世界に貢献できるものとなれ。世界一を目指せ」と心の奥の奥の奥から叫んでいます。国粋主義者ではないのですが、本当にどの分野でも構わないので、日本製品で素晴らしいものが出て欲しいと思っています。建築技術、土木技術、医療、エレクトロニクス、産業機械等、世界トップのものを挙げれば挙げ切れないぐらいたくさんあります。僕は日本に生まれ、日本人として生活していることに満足し、誇りを持っています。世界に向けて言いたいですし、実際に言っています。「日本に来てくれ。本当に面白い国だぞ。料理、お菓子は繊細で美味しいし、文化も面白い。ビジネスも面白い。医療も最高だ。人々は皆、おっとりしているし、気さくで、親切だ。」と主張しています。日本の若い人にも言います。「これからは海外に行く時代ではない。外国人が日本で学びたい、働きたい、遊びたい。日本で一生生活したいとなる時代だ」と。
僕らの若い時代は海外で勉強し、日本に帰国し、学んだことを活用する時代でした。今は違います。逆でなければならないのです。
「世界一、カッコいい国となれ、日本よ。外国人が世界で一番憧れる国となれ」
と、こんなことを強く思っている僕です。
こんな僕ですから、理由も無く、「ポルシェだから凄い」、「ベンツだから凄い」、「日本車はダメだ」となるわけはないのです。僕は感情的には日本車が一番凄いと思っている程です。負けたくはないのです。自動車大国ジャパンが負けるわけにはいかないのですよ。世界一魅力的な車を作らないといけないのです、日本は。
「頼むから、日本車よ、頑張ってくれ」と強く、強く、思っているのです。
そんな僕が出した結論を述べます。
ハイ、結論、ボクスター981の圧勝でした(自車自賛)。
この結論を出すのに、これほど悔しい気持ちは無いです。確かに、僕はボクスター981のオーナーです。自車自賛になりがちです。とりわけ、ポルシェオーナーは自分の車が世界で一番いい車だと言う傾向があります(爆笑)。。。 僕は日本車に負けて欲しくないと本当に思っているのです。水野さんの退社を悲しむ人は多いと思います。私は全く悲しくはありません。何故ならば、自動大国日本が誇るGT-Rの開発が、1人のおっさんに左右されるほどチンケなものであってはならないのです。NISSANという立派な組織が組織として育て、よりよいモノにしていく義務があるでしょう。義務といったのは、自動車大国日本の誇りのためです。まともなスポーツカーが1台も無い自動車大国など存在しますか!! 水野さんの属人的な力に依存するのではなく、組織として大きく育ててもらいと思っております。
そんな僕が、ボクスター981の圧勝と言わなければならないのはどらだけ辛いことかです。。。(涙、涙、涙)。。。
どうして、日本が誇るスーパーカーGT-Rがボクスター981ごときに負けなくてはならないんだよ。
どうして、俺にすぐにでもボクスター981を下取りに出して、GT-Rを注文させる気にさせてくれないんだよって。NISSANよ、開発陣よ、お前ら、これからどうする気なんだよって。。 この野郎、本当にしっかりしろよって。。。。 水野さんが辞めてもしっかりやっていけよって。。。 期待してるぜって。。。
悔しいけど、ボクスター981圧勝の理由。この野郎、何でまた、ポルシェに負けるんだよって。どこかのクソ評論家のようなこと言うなよって。
しかし、これには理由があるのです。以下、詳細に比較してみましょう。
1. 外観、ファッション性
ボクスター981が100点だとすると、GT-Rは10点。車は速く走れればいいということではないのです。女の子がうっとりするようなデザインでなければダメなんです。僕は男です。普通の男です。従って、キレイな女性に「うわ~、素敵だわ~。とっても素敵。オシャレだわ」って言われないと始まらないのです。全てはここから始まるのです。
つまり、スポーツカーで一番大事なこと。それは走りではないのです。外観がカッコよいか、悪いかなんです。ボクスター981のデザインは購入前も購入後もいろいろな女性に見てもらいました。10代から80代まで。全ての女性から言われました。一言、「カッコいい」。そして、皆、ニヤニヤします。女性がニヤけている姿を見ると、僕はゾクゾクします。そして、僕は言うのです。「良かったら、一緒にドライブしませんか」って。全ての女性が言います。「えっ!! キャー!! いいんですか!」って言います。
ここなんですよ、ここ。だからこそ、真っ黒のボクスターをキレイに保管しておきたくなるのです。女の子に注目されないとスポーツカーではないのですよ。僕の友人(27歳)にドリフト少年がいます。
僕は言いました。「何でドリフトやっているの?」と。
彼は言いました。「女の子にカッコいいところ見せて、モテたかったから」と。
僕は言いました。「速く走るためのドリフトではないのですね?」
彼は言いました。「ハイ、違います。ドリフトのためのドリフトです。見せるドリフトです」
僕は言いました。「それでは見せるドリフトをやって、女の子にモテましたか」
彼は言いました。「全然モテませんでした」
僕は言いました。「それでどうしたのですか」
彼は言いました。「ドリフトをやめました」
僕は言いました。「ドリフトをやめて、モテるために何をやりましたか」
彼は言いました。「犬を数匹飼いました」
僕は言いました。「犬と人間、どちらが大事ですか」
彼は言いました。「どちらも譲れません」
僕は言いました。「モテない理由が分かってきました」
話が脱線しましたが、スポーツカーに乗る男は、女にもてたいという本能がどこかにあるのです。だからこそ、レース場ではキレイ系な女、女、女がいるのですね。。。スポーツカーといい女。これは切っても切り離せない強い結びつきがあるのです。
つまり、外観が良いことがまず出発点なんです。その点で、GT-Rがどうしても浮かび上がれないのですね。GT-Rの売れ行きが悪い理由がここだと僕は思っています。日本車のデザインは悔しいですが、他の車でも「カッコ良くは無い」となっているものが多いと思います。
2. エンジン音
これはボクスター981を100点とすると、GT-Rは10点でした。これは意外でした。GT-Rのエンジン音はカッコよくなければいけないはずです。しかし、トンネル内での音の響きはボクスター981の爆音がGT-Rを完全にそのレーシーなフィーリングで上回りました。音の大きさの問題ではなく、音の質の問題です。それと、アクセルをOFFにした時の音質、ブリッピング時の音質。いずれも、ボクスター981の音は人を惹きつける音楽になっていて耳障りでないのに対し、GT-Rはいわゆる昔からある日本車のエンジン音です。
ポルシェは公式HPでエンジン音を公開しています。また、YouTubeでもエンジン音をアピールするビデオが多数公開されています。GT-Rではエンジン音の素晴らしさを訴えるHPが殆ど無いです。理由は、GT-Rのエンジン音が魅力的ではないからだと思います。ボクスターに限らず、ポルシェに乗るたびに思うのですが、エンジン音は本当に魅力的です。僕の80歳になるオヤジ、オフクロでさえ、「えらい、カッコいい音だね~」ってニヤニヤするほどです。これって凄いことだと思います。70歳になる取引先の奥様が、「いい音しているわね~」ってニヤニヤ近づいてきた時は意外でした。
ポルシェの音を聞くと、大半の人がニヤニヤした顔、驚きの顔になります。「何、何、何、何なの!」って顔をしている人が多く面白いです。「うるさいわね~、何、この車」って顔をされることが無いのです。ちなみに、フェラーリ、ランボの場合は、「うるさいわね~」って露骨にイヤな顔をする女性が多いです。しかし、ポルシェではそうなることが稀です。
何故、ポルシェのエンジン音は音楽なのか。クラシック奏者が「ポルシェのエンジン音は芸術だ」って表現していましたが、これは本当に納得です。僕は歩いている時、じっとしている時、シャワーを浴びている時でも、ポルシェのエンジン音が頭にありますよ。ブリッピング時、回転落ち時の「ブイ~~ン、ブルブルブル、バタバタバタ、シュルシュルシュル」。このエンジン音にとりつかれるようになるとポルシェ病って言うようです。。。僕は典型的なポルシェ病患者です。僕はとりわけ、素モデルですから、エンジンをガンガンに回しまくっていますからね。昨晩は妻の指示で取引先のキレイな女性と何と4時間も走りまくりました。200kmも走りましたよ。夜中ですよ。エンジン回しまくりましたからね。
僕は最初に言いました。「ジェントルマン走行がいいですか? それともガンガンのスポーツ走行がよろしいでしょうか」って。彼女曰く、「お任せ致します」と。。。。 何と素晴らしい女性か!!!
事故らない程度にエンジン回しまくりました。本日、電話で彼女と話をしました。「頭の中にまだポルシェのエンジン音が残っています。ヤバいです」って!!!!!
これですよ、これ。これなんです。
外観(ファッション性)とエンジン音(音楽)で完全に女性をノックアウトしているという点で、ボクスター981はGT-Rをコテンパンにやっつけてしまったのです。走りなどもはやどうでもよいぐらいに1ラウンド目の最初の30秒でリングに叩きつけてしまったのですね。
3. 官能性、運転の面白さ
これもボクスター981の勝ちです。これはボクスター981を100点とすると、GT-Rは80点ぐらいでしょうか。前のブログでも言いましたが、ボクスターが人間が主体であるのに対して、GT-Rは車が主体です。GT-Rはモンスターです。化け物です。どんな人間が運転しても速く走れます。しかし、ボクスターは腕が悪ければ、S2000やロードスターに軽く置いていかれます。そのぐらいGT-Rは化け物です。
官能性が何故、GT-Rに無いのかというと、「エンジン音」がガサツだからです。ポルシェのエンジン音ってクラシック奏者が「これは芸術だ」と認めるほどビューティフルです。しかし、GT-Rのエンジン音はがさつな「いわゆるエンジン音」です。これでは、走りがどうのこうの言う前に官能性の内の重要な要素が欠けていることになり、官能レベルは相当程度落ちてしまいます。
エンジン音がガサツなものは、どうやっても官能性レベルは低くなってしまうのですね。可哀そうですが、これはどうしようも無いです。不公平かもしれません。走りの本質以外の所の演出の所で官能性レベルが下がってしまうのですからね。
しかし、人間が官能性を感じる時に極めて重要なものに、「音」があります。女性との大事なシーンの時、もし、女性の声が全く聞こえないのであれば、果たして官能的な体験と言えるでしょうか。とても大きな声を上げるような女性に見えないのに、大事なシーンで、まるで別な女性となり、それなりの「音」を出すので、官能的となるのではないでしょうか。男子たるもの、それを待ち望んでいるのではないでしょうか! 逆に、官能的でなく思えてしまい始めた時、大事なことをする気にならなくなるのが男の性というものではないでしょうか。セックスレスの理由は簡単です。ちなみに僕の場合も妻とはもう10年近く何も無いのです。妻を愛しています。大切な存在です。彼女がいるからこそ今の僕がいるのも事実です。結婚して20年近くになるのです。かけがえのないパートナーです。しかし、それとあっちは全然違うのですね。これは皆様もご経験済みだと推測します。
つまり、レーシーなフィーリングの音質でGT-Rがボクスター981にコテンパンに負けているということは、官能性の部分でも極めて不利になっているのです。
それ以外は、ステアリングから伝わるロードインフォーメーションです。これは以前のブログでもお伝えした通りです。ボクスターのステアリングのフィーリングはGT-Rよりも上だと思います。ボクスターの場合、路面との微細な関係性をより詳細に手の平が感じることができます。手の平で感じるので、速く走りたい人には「どうぞ、ブレーキング、アクセル、ハンドル操作、ギアシフトそれぞれ最適に組み合わせて速く走ってくださいな。あなたの腕次第ですよ。道具は用意していますからね」ってポルシェが言ってくれています。キチンとした情報をステアリングを通じて頂くことができます。シートからも伝わってきます。
勿論、GT-Rからも伝わってきます。しかし、座っていると感覚が違います。GT-Rは守られている感覚が強いのです。ボクスターでは守られている感は感じません。そうではなく、車の状態がどうなっているかを感じさせてくれるのです。ここは表現が難しいです。換言すれば、GT-Rがワクワク感が無いのに対して、ボクスターはワクワク感があるのですね。ワクワク感がある無いの違いがどこから生まれてくるのか。1つはエンジン音でした。しかし、これは官能性の決定的に重要な演出の1つでした。もう1つはステアリングから伝わる路面インフォメーションの多さでした。これも重要です。
ここからが難しいのですが、言葉で表現できずらい、論理的に説明できずらい部分となります。論理的に説明したいのですが、出来ずに苦しんでいます。どうして、ボクスター981の方が面白いのかって。個人的には、僕のボクスター981がMTで、GT-Rがダブルクラッチ式のATだということはあります。この差もべらぼうに大きいでしょうね。
ポルシェのMT操作の時って、緊張しているのですよ。クラッチ重いですからね。ギアもそこそこ重いです。体調悪かったり、左足が疲れていれば、クラッチを適切に踏むことができないんじゃないかって不安になりますから。タイミング合うかな~、回転合わせられるかなって思いながら運転しています。うまくかみ合った時、「最高!!」って思いますよね。これ、MT派ならば最高に気持ち良さを覚える時ですよね。
「官能性」の議論は、あまりにも難しい領域なので、辞めます。言葉にできない、論理で説明が出来ずらい分野です。まさにノウハウなんですね、ここは。もし、論理に出来るのであれば、換言すれば他社がすぐに真似ができますよ。キチンと論理で説明が出来ることであれば、その論理を誰もがマスターし、具現化してしまえばよいのです。しかし、論理性でなかなか説明が出来ないということであれば、それは真似することが出来ません。つまり、ここに差別性が生まれるのですね。日本人って論理を真似する能力に長けていると思いますが、真似できない論理そのものを生み出す能力にはあまり長けていると思いません。ポルシェの官能性は論理で説明できる部分、論理で説明が極めて難しい部分によって構成されていると思います。GT-Rは論理で説明できる部分に関しては、ポルシェを上回っているのだと思います。しかし、論理で説明することが難しい部分は、負けているのだと。。。日産のエンジニアがポルシェをベンチマークし、解体して、設計図面から作り直してもまだ「運転する面白さで勝てない」となると一体何かと。。。 彼らは言います。他社試験でポルシェに乗って、数10m走って、「ポルシェの運転の面白さはGT-Rには無い」と。。。 開発のプロが言うのですね。これは完全に敗北宣言ですよ。プロのエンジニアは論理のプロでもあります。その彼らが「真似が出来ない」と言っているのですからね。
換言すれば、ポルシェには論理を上回る何かが潜んでいると。無理やり論理付けしようとしても論理化できない何かが。。。。車は物理学のノウハウの結集でもあります。論理で説明できないわけはありません。でも何故、面白さで勝てないか。その面白さを論理的に説明したらどうなるのか。物理学で言う数式で表現できるのか。数字で表現できるものとできないものがあります。音質は数字では表現できないです。これは間違いないです。人間の耳にカッコよく気こえるエンジン音質とカッコよく聞こえないエンジン音質は論理で数字で表現できますか。これはアーティスティックな分野だと思います。回転落ち、ブリッピング時のエンジン音質はポルシェの右に出るものは少ないと思います。昨日、4時間一緒にドライブした取引先のキレイな女性は、「ポルシェのエンジン音は、ビニール袋が絡まっているような音で、何か故障しているのかなって思いました。でも凄くカッコいいです。ランボやフェラーリよりも全然カッコいいです。聞いていて凄く気持ちいいです」と。。。。 これはお世辞には思えなかったです(爆笑)。。
GT-Rは走りに不安感を全く感じさせないです。鋼鉄の塊に完全に守られているような気がします。ボクスター981にはそれがありません。勿論、ボクスター981も剛性感があります。高速走行時の安定性は高いです。
具体的には、スピード感で見てましょう。時速120kmで走ったらどうなるか。GT-Rには全くスピード感が無いです。しかし、ボクスター981では、「お~、時速120km出ているな~。怖いな~。気を付けよう」って思うのです。同じ時速120kmでランドクルーザーで走ったらどうなるか。結論は、全くスピード感が無いのですね。時速60kmで走っているような気がするほどスピード感が無いのです。ボクスター981に乗っていつも思うのですが、時速60kmの時のスピード感、時速120kmの時のスピード感、150kmの時のスピード感、皆、実際のスピードに応じたスピード感があるのですね。これはガンガン走り込んでいる時、いつも思います。実際、妻が、「時速120kmの時、ボクスターよりもランクルの方が全然安心感がある」って言います。
このコメントが全てです。時速120kmで走っていて、120kmで走っていることを実感させてくれるのがボクスター981で、実感させてくれないのがGT-Rです。時速120kmらしいスピード感、時速150kmらしいスピード感、時速180kmらしいスピード感。まさにカートフィーリングですね。安定感とは違います。安定していてもスピード感があるということです。GT-Rは鬼の鋼鉄マシンですから、時速200kmで走っていてもど楽勝です。
ボクスター981は、時速40kmでも60kmでも運転していて面白いと思うのは、車速に応じたスピード感覚があるからだとも思います。GT-Rは常に守られているのでスピード感が無いのですよ。本当にガッチリ守ってくれていますから。だから、本格的なサーキットで限界走行時しか本当のGT-Rの凄さを体感できないのではないかと思うのです。GT-Rが一般道路、公道で面白くないと思う理由がこの車速に応じたスピード感の有無もあります。サーキットでの限界走行では官能性があるでしょう。しかし、我々、忙しい身で頻繁にサーキット走行するわけにはいかないです。
ボクスター981の場合、時速120kmでコーナーに突っ込む時、「あ~、時速120kmで突っ込む。ブレーキングポイントをどこにして、どこまでブレーキでトレイルして、アクセルをどのくらい開けて。。。。」どうじゃらこうじゃら、あ~だこ~だいろいろやらないといけないです。勿論、GT-Rでの本気走りでも同じですが、僕の妻が何も練習しなくても、GT-Rであれば、車がやってくれてしまうのですよ。そのくらいGT-Rというのは誰でもが速く走れるのです。換言すれば、「スピード感を感じさせないので女の子でも速く走らせることができる」ということになります。彼女達がボクスター981に乗ったら、車速に応じたスピード感に負けてしまい、うまくマネジメントできないはずです。実際の車速を感じることで、恐怖心が生じてくるのですね。
ここに色気、官能性が生じてくるのですね。「危ない香り」ですよ。これが官能性となります。皆が言うことですね。GT-Rに乗ると、この「危ない香り」がまるで無いのですね。逆に言えば、とんでもないモンスターです。911Sに乗っても、このモンスター的な鋼鉄の塊は感じなかったです。GT-Rが鬼の剛性と言われる理由がよくわかります。
通常のカーライフでの官能性という議論があってもいいと思うのですね。ポルシェはサーキットでも一般道路でも官能性がありますが、GT-Rはサーキットでの本気走りでしか官能性が無いというのが結論です。
4. 加速パワー、コーナリング時のへばり付き感
GT-Rを100点とすると、ボクスター981は10点ぐらいでしょうか。勝負になりません。GT-Rの鬼の加速、鬼のへばり付き感は半端ないです。加速は化け物です。一度味わうとまた味わいたくなる麻薬です。鬼の加速、狂気の加速ですね。加速という官能性です。サーキットで本気走りをした場合の官能性は凄いでしょう。
GT-Rは一般道路向けではなく、サーキット向けに限定した車ではないかと思いました。一般道路で官能性を味わうことはできませんが、サーキットではポルシェよりも面白いのではないかと。。。日本人が真面目に作った車ですから、一般公道での遊び心など無いのかもしれません。
日本人って本当に真面目だな~って思います。よくもまあこんな真面目な車を作ったものだと。。。
GT-Rを購入する動機は、「この鬼の加速、へばり付き感」に尽きると思います。このレース仕様の車を1,000万円で購入できるのですね。
それでは、加速感で完敗であったボクスター981がへばり付き感で本当にボロ負けなのでしょうか。路面のへばり付き感ではなく、コーナーの安定性ではボクスター981も負けていないと思います。コーナーを同じ速度で入った場合、限界性能で負けているとは思いません。但し、GT-Rが簡単に出来てしまうのに対して、ボクスターでは腕が要求されると思います。その差ですね。誰でもが速く走れるGT-Rに対して、ボクスターでは腕を鍛えないと速く走れないと。。。そこが車主体か、人間主体かの違いです。
それが証拠にイギリスのあるサーキットでやったタイムアタックでは、GT-R(550馬力)と911S(400馬力)のMTで1秒しか差が無いのですね。僕はもっと凄い差があるのかと思っていました。550馬力と400馬力で150馬力も差があるのですからね。GT-Rが速いと言っても、911SのMTよりもたった1秒しか速く走ることができないのです。しかも、馬力では150馬力も上回っており、対抗馬の911SはMTでした。1周で1秒ということは、50周のレースでは約1分の差となりますので、周回遅れとなるでしょう。プロが走って1秒の差ということは、アマが走れば、5~6秒の差となる可能性がありますよね。つまり、ポルシェの場合は腕がある人間であれば速く走れるのでしょうが、腕が無ければ速く走ることは難しいと。
つまり、ポテンシャルとしてのポルシェの潜在能力は相当に高いはずで、腕がある人間のみがそのポテンシャルを引き出すことができると。だからこそ、僕は練習しているのですよ。もし、GT-Rであれば、かみさんでも速く走れるので、怠け者の僕が練習するわけないですよ。
ケイマンSが911Sよりもサーキットタイムを上回りました。その911SのMTであっても、プロが運転すれば、GT-Rにサーキットタイムで1秒の差しかつきませんでした。それを考えると、ボクスター981の潜在能力が高いことが想定できます。何と言ってもオープンボディですからね。
5. 乗り心地
ボクスター981を100点とすれば、GT-Rは70点でした。ノーマルモードで比較しても、ボクスター981の方が乗り心地が良いです。ボクスター981には「しなやかさ」を感じますが、GT-Rはキツメですね~。ハードでした。乗り心地では明らかにボクスターに軍配が上がります。路面からの突き上げはGT-Rの方が高めです。
路面からの突き上げがGT-Rよりも小さいにも関わらず、路面状態がボクスター981の方が分かりやすいというのは不思議です。ここがノウハウなんですかね~。
妻から電話が来てしまいました。途中ですが終わりますね。。。。
いつもかかさず拝読しております。以前4/19のブログに対し、コメント差し上げてアップして頂いた者です。貴殿のブログには全く同感で、大きく頷きながら毎回毎回楽しみに読みふけっています。素ボク納車待ち(今年納車なるかどうか)ですが、早くも悔やんでいるところです。貴殿のアドバイス、すなわちMTを選択して後悔する者はいないが、PDKを選択して欲求不満になる者は多い、の部分です。まあ、それなりの理由があってPDKにしたのですが、納車まで半年の状況で既に悔やんでいます。自分で自分を懸命に納得させている毎日です。でももう仕様変更できない(10月生産)ため、できるだけ考えまいと努めています。911のMTを試乗したのですが、疲れ切りました。それは今思うとMTだからではなく、左HDLだからだったのですが、ボクスターのMTはそれより素晴らしいとは。まあもうどうしようもありません。PDKでもボクスターですから、楽しいことに相違ないはずと思うことにしています。それにしても貴殿のカーライフ、激変しましたね!よ~くわかりますよ。結局、この歳ではまるのは、昔やりたくてもできなくて断念したことです。つまり元来やりたいことですよね。それをいつのまにか忘れていたのです。私も昔を思い出して、ボクスターが来たらサーキットに行こうと思っています。これからもブログ、楽しみにしていますよ。kazu.kawano0813@gmail.com
返信削除低能未熟経済学部の少し先輩より
コメント有難うございました。そして、久しぶりです。納車待ちですね! PDKでもいいじゃないですか。PDKのマニュアルモードでガンガン攻めて下さい。明らかにMTよりも速いですよ(笑)。僕の家庭では、妻がMTがカッコいいという考えなので、妻の指示でMTにしたのが出発点です。今では、妻の指示に従って良かったと思っています。ちなみに妻もボクスター運転しますよ。多少ギコチないですが。。 911のMTは明らかにボクスターよりもキレないです。クラッチは軽めで、ギアもキレてないです。これはかなりガッカリでした。サーキットに是非、行きましょう。僕は一般公道でも、けっこう暴れていますが。いい歳こいて。。。。先輩、今後も何卒よろしくお願い致します。
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