2013年5月25日土曜日

66. 日本車とドイツ勢

久しぶりに車雑誌を買いました。「ベストカー」です。350円の安い雑誌です。大学生の頃はカーグラフィックを買い漁り、将来の夢を膨らませていましたが、ここ20年間、車雑誌を買うことはめったにありませんでした。

珍しく購入したのは、日本車VS欧州車のガチコンコ比較特集が組まれていたからです。

そこでの結論は、日本車のボロ負けとなっております。一体、日本車は何をやっているんだって思います。我が日本製がここまでコテンパンに負けていいのですか! 腹が立ってきました。特に負けているのは乗り心地、ハンドリングという車にとってもっとも重要な点で全敗ですよ。悔しいにも限度というものがあります。勝っているのは、価格ぐらいでしょうか。レクサス等は、対抗馬のBMWよりも高い上、全ての面においてBMWに負けていました。もはや、欧州製の方が安くて、車としての魅力にも勝っているという結論でした。日本車大ピンチって感じでしょうか。

面白かったのは、GT-Rと911ターボの比較です。価格は倍以上ですが、911ターボの勝ちとなりました。絶対的な速さでは、GT-Rの勝ちとなりましたが、街中運転レベルでも911ターボの運転の楽しさはGT-Rでは感じられないということでした。

ここは僕がブログで記述していることと同じことでした。ここは大変に理解できるところです。僕はボクスター981の運転で一番楽しんでいるのは、普通の街中運転です。高速道路は逆に退屈で、モティベーションが沸いてこない程です。普通の街中ですと、ギアシフトを頻繁にする必要があったり、加速する、止まる、減速する、曲がるという車にとって基本的な動作を繰り返す必要があります。こういう単純作業が死ぬほど面白い車はポルシェが生まれて初めてでした。時速20km前後でトロトロ走っているというのに、何でこんなに楽しいんだって!!!! 日本車の開発も考え直して欲しいです。ニュルで開発するのもわかりますが、街中のストップ&ゴーを何度も何度も繰り返しある状況でも果たして、めちゃくちゃ楽しい車なのかです。ポルシェはスピードを出していなくても、楽しいのです。渋滞でトロトロ走っている時から、ワクワクドキドキさせる官能性があるのです。ここを日本車にどうしても理解して欲しいところです。ニュルでの開発やらどうじゃらばかりでなく、渋滞トロトロでの官能性も追求して欲しいなって思います。

僕は、ボクスター981で渋滞のトロトロでも本当に楽しいなっていつも思っております。ここが大きな差であることを日本車に是非、理解して欲しいなって思いました。

ベストカーでも採点者が同じことを言っていたので、ここは納得でした。

絶対的な速さだけでない、どんな状況でも乗っていて楽しい車を是非、作って欲しいです。86やBRZはそのつもりで作ってきたのでしょうが、まだまだですよ。同じ価格であれば、アルファやアバルトの方が楽しいですね。ミニのJCWの方が86よりも楽しいです、運転した感じでは。ミニのJCWを試運転した時、「これは僕のMINI Cooper Sとは全く別物だ」と思いました。90万円の差がありますが、90万円の差以上のもっと大きな差を感じました。JCWはあれはレーシングカーですよ。86ともBRZとも全く違います。どうしてあんな面白い車を作れるのかって思いました。

燃費もBMW、ベンツの最新に負けていますね。HVで勝っても、通常のエンジンでの燃費ではもはやBMW、ベンツに負けてしまいます。日本のメーカーは最近、経営状態が大分、良くなってきているみたいですが、中型車、高級車の分野では相当に苦戦しています。昔のように安くて小さい車メーカーに成り下がってしまったのかと悔しい気持ちです。

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