5月18日(土)、19日(日)の2日間、会社事務所近くの東京大学本郷で盛大な5月祭が開催されました。ここで弊社が展開しているシステムを展示させて頂くことができました。多くの来場者があり、朝9時から夜6時まで1分たりとも時間が無いほど、対応に追われ、くたくた状態となりました。来場者は子供、小学生、中学生、高校生、大学生、父兄、おじいちゃん、おばあちゃんです。ビジネスを対象にしたものではないので、一般の市民の方達です。一般市民の方で、東京大学の5月祭に関心のある方がこんなにいるのかと驚きました。歩けなくなるほどの混雑です。
日本の将来を担う子供達、若者達に全力でデモ実演を致しました。仕事とは全然関係無いですが、若い方と話をすること自体が、奮いたちますね! これこそまさにアンチエイジングです。ボクスター981に乗るよりもよほどアンチエイジングに効果的だなと思った次第です。若い方に質問責めにされ、それに応戦することは大変でしたが、今後も機会があれば、同様な催しに参加できればと思いました。50歳近辺になりますと、自分を奮い立たせるものをどれだけ持っているかが大事だと思いました。ボクスター981で奮い立たせるのも1つですが、若者とガチンコで張り合うのも1つだと思います。
この東京大学に自動車部というのがあるのですが、ここの若者が「車に興味を持つこと自体が変人扱いされる」と言うのですね。若者の車離れは理解できますが、「興味を持っていること自体が変人」となるとさすがに寂しいです。彼ら曰く、「車に関心があるのを普通の人や女の子がいる場面では絶対に言わない」と言っています。理由は、「場がしらけてしまう」からだそうです。彼ら自体は、車にのめり込んでおり、こういう人間に日本の自動車産業を担って欲しいなと真面目に思います。周りには免許を持っていない学生もたくさんいるそうで、持っていてもAT限定が大半だと言っておりました。
あっ、ちなみに僕は東大出身ではございません。受験勉強は全くできない劣等生で、女の子ばかり追いかけまわしていた最悪の学生でした。13歳から喫煙を開始し、17歳でスナックに通い始めたような人間です。20歳でタバコを辞めて、現在49歳に至るまで1本も吸っていないです。
ちなみに、27歳で一目ぼれで交際1ヶ月で結婚し、結婚後、1カ月で「見込み違いでした」と見切りをつけられ、「離婚してください」と言われました。「結婚後、1ヶ月で離婚はないと思います。やり直してもらえませんか」と言いましたが、「時間の無駄」とあっさり。。。 キツイ一発でした。。。。
結果、知り合って1ヶ月で結婚、1ヶ月で離婚となりました(爆笑)。俺は一体、何をやっているんだって真面目に思いましたよ。。。そして、29歳で今の鬼嫁に出会い、33歳で結婚して、49歳となりました。鬼嫁に拾ってもらわなかったらヤバかったですよ、本当に。感謝、感謝です。これ本当です。気が付けば、妻は同じ大学の国文学部の先輩でした。今は鬼嫁に従う毎日で、幸せです。これも本当です。
話が脱線してしまいました。いつもの癖が出てしまいました。すみません。
18日土曜日の朝午前4時過ぎから朝7時過ぎまで、ボクスター981で首都高速をガンガンに攻めました。走行距離は半年ジャストで、7500kmとなりました。年間15000kmペースですね。首都高速でもコーナーが多い所を集中して走っています。ここでコーナー手前で減速し、荷重移動を意識しながら、クリアしていく練習をしています。黒沢選手のレッスンビデオでいいものがありましたので、下記に紹介します。黒沢タクヤ選手は、ポルシェが主催する御殿場のパーティでいろいろアドバイスももらいました。凄い選手です(でした)。。今は監督をしています。
http://www.youtube.com/watch?v=GqyCgjYHVhg
ボクスター981で首都高速を真面目にスポーツ走行していますと、やはり思うのですが、MT運転はアンチエイジングにどう考えても適していると思うのです。これからボクスターなり、ケイマンなり、911をご検討頂く方にやはり一度はMTのポルシェを運転して頂きたいと心の底から思うのです。新型のGT3、ターボ、ターボSはPDKのみの設定ですが、ボクスター、ケイマン、911Sぐらいまでの能力でしたら、MTは絶対に面白いですし、若さを保つためのトレーニングにも間違いなくなると思います。これはボクスター981で攻めれば攻めるほど思います。MTでスポーツ走行していると、PDKが自動的にやってくれることの全てを自分の脳と足、手で実行する必要があります。従って、脳は高速で回転しないといけません。さらに、脳で決めた決定事項を足と手で瞬時に反応していく必要があります。正直、かなり忙しいです。PDKであれば、全て機械がやってくれるのですが、MTであると全てを自分自身がやらないといけないからです。操作の都度、「うまくいった」、「うまくいかなかった、何故だろう」って一喜一憂します。
つまり、1つ1つのアクションをとるたびに、無意識に「仮説の構築」と「仮説の検証」を行っているのですね。コーナーを攻める前に、攻め方の仮説を瞬時に構築し、攻めた後にどうであったのかの仮説を検証し、次の攻めの前に新たな仮説を構築しているのですね。勿論、PDK車でも同じことをする必要がありますが、MT車の方が圧倒的にやることが多いのです。クラッチを踏むタイミング、ギアシフトのタイミング、ブリッピングやヒール&トウ時のアクセルの吹かす量、ブレーキングの度合等、実に絶妙な度合をどうするかという仮説です。これらの仮説の内、大半はPDKでは一切考える必要はなく、ライン取り、ブレーキング等の他の重要なことに集中できます。MT車では、何もかも自分で考え、反応していく必要があるので、正直、忙しいです。操作そのものがうまくいかないと、ライン取りもくそも無いので、正直、実際の闘いの場では不利ではあります。
ボクスター981のMTを真剣に全開走行していると、本当に自分の身体能力、反射神経、運動能力を知るバロメーターになりますよ。土曜日の首都高速での走行は、7000~8000回転は普通でした。これだけの高回転でボクスター981を運転している人は余り多くは無いと思います。普通のボクスター乗りの方の多くは、3000回転前後で走られていると思います。僕の場合は、5000回転以上のパワーパンドでの走行が大半で、全開モードでの7000回転以上が頻繁にある走行が基本です。走り終わった後に、実に爽快感がありました。計2時間の練習でした。これがMT運転であったので、爽快感があったのだと僕は思っています。PDK車であればやることが少ないので、運動をしたという爽快感が乏しいと思います。家庭の事情で仕方が無いといった理由でなければ、是非、多くの方とこのMT運転の痛快さ、爽快さを共有できれば本当に嬉しいです。PDK走行よりもMT運転でガンガン攻めた方が間違いなく元気になれると改めて土曜日の走行で思いました。
面白いと思ったのは、朝5時の走行だったのに、いるわいるわ、ポルシェ乗りは朝が早いこと早いこと。皆、MT車ばかりのユーザーです。スポーツ走行に関心があるのですね、MT車乗りは。つまり、PDK乗りとMT車乗りは人種が異なるのですね。MT車乗りはポルシェを全開スポーツ走行することに間違いなく関心がある人です。従って、運転テクニックを磨かないと事故ります。死にたくありませんし、車を大破させたくも無いですよね。従って、とにかくドラテクを磨く必要があるわけですよね。
MTのポルシェ乗りの多くの方に会ってわかったのですが、皆、とてもフレンドリーで親切な方ばかりですよ。これは間違いないです。皆、ドラテク磨きに一生懸命で可愛いです、見ていると。しかも、皆さんとても謙虚です(笑)。MTのポルシェでドラテク磨いている人って、自分よりも運転うまい人にサーキット等で相当な機会で出会っている人だと思います。従って、自分の運転のレベルを知っているので、謙虚にならざるを得ないと思います。中嶋悟が言いましたよね。「俺はセナと同じことはできない。だって死にたくないもの」って。この言葉が、同じプロのレーシングドライバーでも、セナと中嶋のドラテクの差を歴然と現しているものだと思います。
ドラテクの場合、背景に「死」と「車の大破、多大なる費用負担」が常に頭をよぎります。だからこそ、ドラテクのうまい人の運転を皆、真剣に見ているのだと思います。死なないようにするためにはどうしたらよいのかです。つまり、攻めるのですが、どこまでが限界か、死と大破に至らない限界がどのへんかですよね。プロは限界を知って、ギリギリでマシンをコントロールしているから、それを生で体験して、初めて「これは自分ができることではない」と思うのだと思います。
仕事では、多くの方が「自分はできる」と思い、誇示することが多いと思います。何故ならば、生活かかっているわけですし、それなりの自負を持たないといけないですよね。しかし、ドラテクとなると、サーキットに行って、プロの運転を見れば、その神がかったテクは絶対に真似できないことが誰でもわかると思います。間違っても、自分ができるとは思えないほどの神がかったテクであり、これを知ってしまえば、謙虚にならざるを得ないです(笑)。僕もプロの運転を体で体験した時、この100分の1でもいいからうまくなりたいと真面目に思いました。そのくらい別世界のテクニックですから、これを知れば間違いなく謙虚になると思います。間違っても、「俺は凄いテクの持ち主なんだ」とは言えないでしょう。
こんなことをしているので、911の素モデルに乗っても、ケイマンSに乗っても、街中運転でしたら、ボクスター981の素モデルで充分だなと思うのですね。勿論、サーキットに行けば、911の素を全開にしたらこれは面白いでしょうね。街中や峠中心であれば、ボクスター981の素を全開モードで走った方が、素の911を中途半端な回転で走るよりも、贅沢であり、痛快だと思うのです。何度も言っていますが。。。。
ポルシェに乗るのであれば、こういうことで、やはり全開モード走行を目指し、MT運転を一度はトライして頂きたいと土曜日の朝、感じました。どうして、朝5時から俺は走り込んでいるんだろうってふと走りながら思ったのです。そして、どうして、俺だけじゃなくて、こんなにたくさんのポルシェ乗りが朝5時から走り込んでいるんだろうって。。。これまた不思議なのですが。。。。彼らもMT車に乗っているのできっと同じ気持ちなんだろうなって思いました。
先日の朝5時にはポルシェ乗りばかりでなく、BMW、アルファ乗りもたむろしていましたよ。皆、MT車乗りばかりですが。。。。MT車乗りってやはり変な人が多いのかもしれません。これでは通常の人達とは人種が違いますよね。。。(苦笑)。。。話も合わないでしょうね。。。。東大の自動車部の若い学生さんが言うこともよくわかります。。。
朝5時からの走り込みが終わり、帰宅した時、鬼嫁の形相が怖かったです。
「あなた一体、朝から何やってんのよ」って。。。。(ヤバいです)
「仕事どうなっているの! 売上が下がってるわよ。受注状況が悪いんじゃないの! Pちゃん売った方がいいんじゃないの! ガリバーに電話して査定してもらいなさい!」
「すみません、ちょっとダウンワードにあるのは事実かな。予定していたユイレーシングには不参加を決めたよ」と本気でレス。
そうです、楽しみにしていた6月頭のユイでの全開走行を自分の判断で不参加を決めました。会社の方の受注状況がちょっとダウンワード傾向にあり、気合を入れ直す必要が生じたからです。これは妻に言われるまでも無く、自分で判断した結果です。本業が悪くなれば、スポーツ走行どころではないですよね。
やはり、基本は仕事。頑張ります。。。。。
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