ボクスター981型が2012年11月中旬に納車となり、約3ヶ月経過しました。走行距離は約4,000kmとなっておりますので、年間平均で16,000kmペースです。エンジンはほぼ慣らしも終わった状況だと思いますので、6,000回転前後まではガンガンに回せる状態でした。
練習はトム吉田先生のアドバイスもあり、フルオープンで行いました。富士山が綺麗に見え、素晴らしく晴れた日でした。気持ちよいこと、気持ちよいこと。8時間もフルオープンで練習ですよ!!
直線ストレートは130m、コーナーは22Rのオーバルでの体育会的特訓でした。朝8時から夕方16時30分までの特訓です。直線130メートル、半径22メートルのコーナーを何度も左周りで回るオーバルコースでのトレーニングでした。時速40km、45km、50kmとイーブンスロットルで平均速度を上げていくのです。徐々にコーナーでの横Gを感じ始めました。55kmとなりますと、タイヤが鳴き始めます。時速60kmとなりますと、22Rでのコーナーでガンガンにタイヤが鳴きます。横Gは相当なものとなります。練習が行われた日曜日から既に3日が経過しておりますが、まだケツ周りの筋肉が痛いです(笑)。横Gを支えるのに相当に踏ん張っていたのでしょうね。。。僕の場合は、腕にも力が入っていたのでしょう、上腕の筋肉痛が相当に残っています。次回は、もっとリラックスしていきます。
結論、ボクスター981型MTで超アンダー出まくりの超下手くそ運転を披露してしまいました(苦笑)。
スピード出し過ぎでコーナーに突っ込み、リアに荷重が残ったまんま、急ブレーキの急ハンドルで曲がり切れず、コーナーを飛び出し、パイロンを踏み倒し、コースアウトのスピンという醜態をさらけ出してしまいました。半径22メートルのコーナーを何度も左周りで回るオーバルコースでのトレーニングでした。多くの方は僕よりも遥かに上手な方でした。カッコいいな~って思いましたが、やるしかないです。
攻めました。いや攻めたつもりでした。しかし、リアルタイムで聞こえてくるインストラクターのアドバイスは、「もっともっと攻めて、攻めが足りない」とのこと。。。FM87.5Mhzに設定すると車内にリアルタイムでインストラクターのアドバイスがはっきりと聞こえてきます。これはいいですね!
攻めても、ブレーキングのタイミング、ブレーキングの残し具合(トレイルブレーキング)、ハンドルの切り方、アクセルの踏み加減(イーブンスロットル)の組み合わせが悪いために、超アンダーが出たり、多くの失態を演じまくりでした。
しかし、徐々にいい感じにもなってきました。これだけボクスターのタイヤを鳴かせた経験は次に生きると思います。今の自分の腕はまだ未熟の極致ですが、それでも限界を超えて攻めることができました。次の点を確認することができました。
(1)コーナリングで、限界を超えたらどうなるのか。
(2)コーナリングで、限界近辺ではどうなるのか。
(3)コーナリングで、限界内ではどうなるのか。
(4)荷重移動とは何か。
(5)限界走行時に、車を常に安定させた状態に保つために体で車の挙動を感じ、それに対してキチンと反応すること。
22RのCP(クリッピングポイント)で時速60kmですと、相当な横Gがありました。ガンガンに横Gのパンチが飛んできました。タイヤはリアタイヤも鳴きまくりの状態となります。キレイに決まったコーナリングがあり、タイヤが鳴きまくり、僅かなドリフトを感じました。
「これだ!」と心の底で叫びました。
強烈な横Gとタイヤ鳴きまくりの御馳走をたっぷりと頂きました。まさに、モノホンの体育会です。オーバルコースがこんなに難しいとは予想しておりませんでした。プロでもアンダーで事故るようです。
限界走行をして初めて分かったのですが、これこそまさにアンチエイジングですね。車の挙動を体で感じ、反応していく必要があるわけですから。通常運転では、限界走行ではないので、体で反応する必要は無いです。
しかし、限界走行では、22Rのコーナーで時速100kmで飛び込んでいくわけです。下手すると死にます。僕も今回、富士スピードウェイの広い駐車場でなければ、壁に激突して死んでいるか、ボクスターが全損、僕は半身不随になっているかもしれません。その際のブレーキング、アクセルの踏み方、ハンドルの切り方によって車の挙動が大きく変わってきます。その時の車の挙動を全身で感じ、反応していかないといけないわけですね。コーナーでのギリギリの限界走行ですので、横Gは半端じゃないぐらい来ます。タイヤは鳴きまくりとなります。ブレーキはABSが効けば、ゴリゴリと来ます。限界走行時の車の挙動とはこんなようになるのかと体感できました。
この超危ない感覚にハマッてしまいました。4月7日のスクールにも参加する旨をインストラクターには伝えました。6、7、8、9月にも参加予定です。泊まり込み合宿が9月末にありますが、かみさんに土下座して参加の承諾をもらいました(近辺になるとダメ出しを食らうかもしれませんが、、、、)。
練習参加後、目黒PCのH師匠に報告に行った所、H師匠はまずは僕のボクスターのタイヤを一目散に確認しに駆け出しました。最初に、「何ですか、このタイヤは!!! こんなに走り込んできたのですか!!! 凄い走りをしてきましたね!! 一体、何をして来たのですか!!」と。
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