素のボクスター(右ハンドル、MT)を購入してちょうど丸2ヶ月が経過しました。現在の走行距離は約1700kmとなりました。年間1万kmペースです。
明日から往復800kmの旅行をして参ります。首都高速のルーレットで約400kmを走行した際は全く疲労感が無かったです。ちょっとしたコーナーが続きますので大変に楽しめました。
しかし、東名高速を「東京⇔名古屋」で運転しても面白くは無いだろうなって予想しています。片道350kmあるのですが、途中、妻に150kmぐらいは運転してもらうつもりです。妻もボクスターのMTは運転できるようになりました。助手席に座りながら、景色を楽しむのもいいですよね!
素のボクスターの加速力が乏しいことは当ブログで何度も記述しました。妻も加速力の無さに気づいています(笑)。「アレっ、これ本当にポルシェなの?」と妻が言った言葉が未だに忘れられません。
現在の走行距離は1700kmとなりましたので、エンジン回転は4500~5000回転ぐらいまで回すようになりました。名古屋から戻ってきた段階で約2500kmになっていると思うので、その時は5500~6000回転ぐらいまでは回すようにしたいと考えております。3000kmの段階で一度、バリ取りでオイル交換の予定です。
「一体、いつになったらフル回転で回せるんだろう」って待ちきれない気持ちです。時々は様子を見て、7000~8000回転まで回すこともありますが、その頻度は少ないです。
7000~8000回転まで回した時は、素のボクスターと言えども、そこそこ走ります(笑)。ここまで回し切って峠攻めたら面白いだろうなって思っています。
素のボクスターのMT車の乗り方は、恐らく「エンジンを回し切って運転すること」に尽きると思います。非力なので、エンジンを回して回して回しまくるというスポーツ走行的な乗り方です。
素のボクスターは力は無いです。従って、力を引き出さないと速く走れないです。そのためにはポルシェエンジンの持っている力を一杯一杯に引き出して走るしかないです。でも実はそれは大変に快感です。何故かと言うと、ポルシェエンジンの音に尽きます。一杯一杯に回すとなるとそれなりにエンジンが鳴り響きます。同じことをMINI Cooper Sでやると最悪です。耳をつんざくような音であり、これは騒音でしかないです。不快レベルが思い切り高まります。妻も「MINIはうるさいからエンジン回さないで」と言ってきました。しかし、ボクスターでエンジンを回していると、妻もニヤニヤ笑ってます。「カッコいい音するじゃない」と。。。。
この差です。エンジン音って一体何だろうって疑問に思いました。何故、ポルシェのエンジン音はカッコよくて、MINIのエンジン音はうるさいのかって。。。。レーシングカーのエンジン音がカッコよく聞こえるのは人間の耳の特性?? もっとも、環境破壊だと忌み嫌う人もたくさんいますが、あのレーシングカーの音を好きな人間もいるのは事実です。
小難しいことはどうでもよいのですが、ポルシェを運転する人はあのエンジンの轟音は皆、好きなはずですよね! とすると、エンジンを回しまくってエンジンを響かせるのは快感に違いないです。素のボクスターのMTでは、エンジンをフル回転させないと速く走らせることはできないとすると、快感の度合は相当に高まると言えるでしょう。これは気持ちことだと思います。パワーがある車であれば、エンジンを回さなくてもいいですが、素のボクスターではそれだと遅いです。
イメージとして、峠走行時に、2速、3速を使い、5500~7500回転で走行している時が大変に気持ちよいはずです。エンジンを回し切って速く走るトレーニングにもなるでしょうね。パワーのある車に乗った時、それが生きてくると思いました。
それにしても、スポーツ仕様のMINI Cooper Sとボクスターにこれだけの差があるとは。。。ボクスターに乗り慣れてしまうと、最初は楽しかったMINI Cooper Sに乗るのが退屈でたまりません。勿論、Cooper Sも184馬力ありますからそこそこは速いですが、ギアシフト、クラッチ等、あまりにかったるいです。ボクスターのMTのような瞬時のカチカチ感が全くないです。それとエンジンの吹き上がり、吹きさがりもボクスターのような針の上がり方、下がり方よりも全然遅くイライラします。ボクスターであれば、アクセルにポンと足を載せるだけで回転が上がるので、シフトダウン時の回転合わせが瞬時です。ヒール&トウの時に決定的に影響を与えることで大事なことですよね。
これだけ大きな差があるとは思っていませんでした。別物です。スポーツカーとはまさにこれなんだなって思います。
日本では多くの方がPDKに乗るでしょうが、MTのボクスターも相当にイケていると思います。面白いです。ワクワクします。購入後2ヶ月経ち、MTに慣れてきたのですが、まさにハマッテきています。
次に乗るとしたら、GT3のようなMT車になろうかと思います。よりレーシングカーに近いものです。クラッチは重そうですが、その重さが快感になるだろうと思います。ボクスターのMTも、当初は平均的な車のクラッチよりも重く感じましたが、今ではあの重さが気持ちいいです。苦痛では全く無いです。クラッチがスパスパ繋がる快感は味わったことがなかったので、病みつきになっています。最近では、Cooper Sのクラッチが軽すぎて気持ち悪いと感じています。ミートポイントが高い位置にあることに加えて、範囲が広すぎてかったるいです。グニャグニャしているというような感じでしょうか。。。 ボクスターは逆です。スパスパ、ビシビシ、カクカクと瞬時に思ったことが出来てしまいます。やりたいことが瞬時に出来る! こんな感じですが、これは気持ち良さの本質だと思います。
ボクスターの能力をフルに引き出したいと思っておりますが、まずは基礎的な慣れは出来たかなって思っております。実際のサーキットでの走行では別次元の能力が求められますが、自分のレベルとしては気持ちよく走れればいいと思っております。
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