まさに自車自賛の毎日です。新型の素のボクスター981(MT)の楽しみ方がわかってきました。次のような感じです。
1. 加速感
はっきり言って、911Sより全然遅いです(苦笑)。シートに叩きつけられるような猛烈な加速は皆無です。牧歌的なまでに遅い加速感。妻曰く、「アレっ? ポルシェってこんなものだったっけ?」と。目黒PCのH氏による911Sの無謀なまでの暴力的な加速感と比較すると、可愛そうなぐらい遅いです。
しかし、しかしです。加速感だけがスポーツカーの全てではないです。コーナーが続くワインディングではどうかなと思います。パワーバンドの5000回転前後から7000回転で勝負するとどうかなっと思います。
現在、まだ慣らしの4000回転まででの加速感の話をしています。慣らしが完全に終わってフル回転できるようになった段階でまたコメント致します。
慣らしの4000回転の範囲内であったとしても、僕の師匠のS氏に攻めってもらったところ、相当に速いと思いました。助手席にいて怖かったです。
しかし、少なくとも信号待ちからの加速は遅いと言えるでしょう。。。。
2. 剛性感
はっきり言って、911Sよりも剛性感、鋼鉄感は劣ります。運転した感じでは、ランクルやMINI Cooper Sよりも剛性感を感じます。オープンの割に随分としっかりしているなと体で感じます。
3. 軽快感
これは売りでしょう。とにかく軽快です。気持ちが良いのです。911Sがゴージャスな感じがあるのに対して、ボクスターは軽快感が強いです。これは言葉で説明できないです。サーキットに持ち込みたくなる感覚が強いです。どこまで軽快に攻めることができるのかを試してみたくなる気持ちにさせます。このフィーリングはとても好きです。この「気持ちの良さ」は911よりも勝っている感覚です。
4. デザイン性
これは個人的には911よりも勝っていると思っております。デザインや見てくれに超うるさい妻が「ボクスターはカッコいい」と。妻がこう言うのは極めて珍しいのです。滅多なことではデザインをホメる人間ではないです。ちなみに、「911もそこそこカッコいいね」とは言っています。しかし、ここで重要なコメントが続きました。「カッコよさ、高級感は値段が倍の911と比較しても、全く劣らないよ。少なくとも外見的には値段は同等に見える」と(爆笑)。
この指摘は大変に重要な指摘でして、コストパフォーマンスの話です。加速感、剛性感は値段相当ですが、デザイン性に関してはコストパフォーマンスが大変に高いということです。
デザインの良し悪しは人の嗜好に依存するので何とも言えませんが、911しか認めていなかった自分にも今回のボクスターは一発合格でした。
5. 目立ち度、カッコよさ
ここは最重要項目です。これも911よりも上だと思います。客観的に見て、911よりも派手に見えます。既に何人かの見知らぬ方に声をかけられました。面白かったのは走っている最中に、隣に走っているドライバーから声をかけられたことです。これには驚きました。「新型ボクスターですか!!」と。。。
自分の場合、外装はオプションの「パサルトブラック」、帆の色も「ブラック」にして、内装はベージュにしています。結構、迫力あります。これは妻の趣味でした。ボクスターのオープンに乗るならば、黒で乗りなさいという妻の指示でした。「シルバーの外装に赤の帆、赤の内装はカッコいいが、やり過ぎでダサい」という指摘も妻からありました。
「何事もほどほどがカッコいいのですよ。無理したりイキガッているのはカッコ悪い。カッコつけるのがカッコ悪いのですよ」と教育されました。「ボクスターにはジーパン、Tシャツで乗るのですよ、いいですか」とこれも妻の指示です。さらに、「ボクスターに乗るには、体を鍛えなさい。引き締まったボディーが一番のおしゃれ。ブヨブヨの体でボクスターに乗るのはダメ。女は幻滅するのよ。引き締まったボディーに鍛え抜き、ジーパン、Tシャツでさりげなく、MTで乗りこなすのがカッコいい男なのよ」と。。。。厳しい。。。。。。 しかし、これが女が本質的に求めることか。。。。と。
妻はボクスターMT運転用に、白のスパルコのレーシングシューズを買いました。これにBスリーの白のジーンズを合わせ、紺のジージャンを着て、ボクスターを運転するのだと言っていました。妻は付け加えました。「女がポルシェのMTをさりげなく運転するのがカッコいいのよ」と。
「にゃ~るほど、カッコいいですね、確かに。。。」とうなるだけ。。。
しかし、この女は本当に器用に何でもこなします。MINI Cooper SやボクスターのMT運転もしてしまいますし、ポルシェのクラッチ操作も苦痛じゃない、普通だと言います。ゴルフのスイングも本番も練習場でのスイングも全く変わりません。リズムのよいスイングで良く皆に褒められます。完璧なフィニッシュが実にキレイで、本番でもバチッと決まっています。ちなみに僕は本番で褒められることはまずありません。練習場でフィニッシュまで行っても、本番では手打ちになり、フィニッシュまで行くことは皆無です。妻曰く、「どうしてフィニッシュまで行かないかな~」と不思議がります。妻は水泳も得意です。スキーも得意です。ピアノも凄い腕です。料理も得意です。仕事も凄いです。字は本当に綺麗です。師範級です。国語の先生の免許も持っているほど、文学的素養もあります。言葉遣い、敬語の使い方は綺麗で完璧です。夜食は取らず、ボディーは引き締まっています。いや~、妻には脱帽です。どうしてこんなに何でもこなすのか。。。。ちなみに節約も凄いです。一体、いくら貯金持っているんだろうって。。。。期待しています(うるせえ~、黙れ)。。。ちなみに僕は一銭も持っていません。全て妻が僕の財布を管理しています。キツイです。銀行カードも持たせてもらっていません。現金は足りなくなったら妻から補充されます。これもキツイです。
そして、最後に妻から致命的な一発が。。。
「ポルシェにカッコよく乗るのに一番重要なことは、仕事ができる男であること。誰よりも仕事が出来て、世の中の役に立っている男でいることが最低条件よ。あなたも頑張りなさい」と。
この一発が死ぬほどきついです。。。。。。(苦笑)。。。。。
6. 価格
言うまでも無いでしょう。911の半額です(爆笑)。これは売りです。節約志向の鬼嫁の許可が出たのも価格が911の半額であったからです。これに尽きますね!! ボクスターの軽快感は、この価格の安さに依る部分も大きいと思っています(笑)。まじです。これは皆様もすぐにご理解頂けることだと思います。
いや~、今回のボクスター981は実にコストパフォーマンスが高いです。
自分の場合、素のボクスターにスポーツクロノパッケージ、PTV、PASMを付けました。MTなので、PDKよりも元々が75万円安いです。これらのパッケージを全部つけても、75万円ぐらいだったと思います。PDKでなく、MTなので、大分得した感じですね。。。PDKを選択せずに、MTにしたので、必要なオプションを全部つけることができました。
7. スポーツ度
実にスポーツ度が高いです。ハンドリングが実に気持ちよいです。MTのクラッチ、ギアは完璧です。ギアのカチカチ言う音、クラッチがスパスパ繋がる俊敏性は最高です。MT運転が本当に楽しいの一言です。言葉にできません。是非、味わって頂きたいです。なお、2.7リットルの素のボクスターであったも、エンジン音はたまりません。フェアレディーZやGT-Rのガサツなエンジン音とは異なります。低回転時のシュルシュルしている音から、回すと轟音に変わって行きますが、まさにこれは音楽です。ミュージックです。カッコいいの一言です。音楽にうるさい妻も「この音はカッコいいね~」と言います。妻がエンジンを吹かしてボクスターを運転しているのが面白くてたまりませんでした。「私って、まさか吹かす人???」と妻。
「そうです、あなたは吹かす人だったのです。僕も吹かす人です」と僕。
「私がポルシェの営業マンであったら、客前でガンガン吹かしてアピールするわ。お客さんも喜ぶと思うわ、この音には」と妻。
僕も意図して吹かしています。嬉しがって吹かしています。正直、バカです。でも嬉しいのですね、吹かしていると。。。完全な迷惑野郎です。自己満足です。。。。。ごめんね、みんな。。。
以上ですが、まだ慣らしの最中です。フル回転のコメントはできません。この点は、慣らし終了後に詳細コメントをしたいと思っています。
たまたま「新型ポルシェ」で検索してたどり着きました。
返信削除いままで読んだポルシェ関連のブログで一番おもしろく、大笑いしてしまいました。(笑)
また、時折寄せてもらいます。
たか
コメント有難うございました。真面目に書いているつもりではあります。これからもちょこちょこ書き続けます!
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