197. ボクスター981が事故から修復

思い出したくも無い首都高速でのボクスター981の激突事故からクルマが新車同様（爆笑）になって戻ってきてもう大分時間が経過しました。




フロントが新車同様にキレイになってある意味、嬉しいですよね～。。。　しかし、修復後は全くクルマに乗っていません。




妻曰く、「馬鹿野郎。しばらく仕事に専念しなさい。頑張らないと5年後に会社存在しないわよ」と。。


おっしゃる通りだと思っています。中小・零細企業の場合、5年後、いや、1年後の存続すらわかりません。2015年2月末の決算は何とかクリアーしました。大手企業の下請け仕事から完全に足を洗った1年目の決算を無事に終了し、何とか黒字で終了することが出来ました。これは自分にとって革命的な事でした。大手企業にペコペコ頭を下げずに、完全に自立した形の初年度であったからです。もう大手企業の皆様と一緒にキャバクラに行くことも無くなりました。接待することは皆無になりました。しかし、本音を言うと、接待していて一番楽しんでいたのは僕だったりして。。。。（爆）。。。
「キャバクラで接待しなくてもよい」→「僕自身がキャバクラに行く言い訳が無い」→「僕自身もキャバクラに行けない」→「若くて可愛い女の子を見る機会が減る」→「50過ぎた妻の老いた顔を見るだけの毎日になる」ということになりました。




大手企業の方をキャバクラで接待することが無くなった、必要性が無くなったことが、結果的にキレイな女の子との出会いの場が無くなり、僕自身のモティベーションの減退につながるのではないかと。。。。




いやいや、妻の顔を見るだけでいいじゃないの！　と自分を慰めています。


仕事の方は、新年度が3月からスタートしました。4月までは何とか乗り越えることができそうですが、5月からの見込みが殆ど無い厳しい状況です。まさに自転車操業ですね。。。


ボクスター売ろうかな。。。　車庫代、保険代、税金、車検代が浮くな～なんて考えてみました。妻にポロッと言ってみました。「ボクスター売れば、資金繰りが多少楽になるよね～」と。


妻から怒りの罵声ですよ。


「あんた、随分と情けない男だね～。ボクスター1台売って何になるのよ。クルマ10台ぐらい持てる男になりなさいよ。好きなんしょ！　ボクスターごときでヒヤヒヤしてんじゃないよ。とにかく働きなさいよ。でも、ただ働いてもダメよ。5年後、10年後、15年後、後継者育成も考えて、大局的な会社経営をしていかないとダメよ。クルマの維持も出来ない男に会社経営はできないわよ」と。。。


ごもっとも！！！　


良く言った！！　俺はその言葉が聞きたかったよ。。。　よ～し、クルマ売るのやめよ。。。


何と単純な。。。。


僕は所詮、その程度の男とです。


妻の言葉に励まされ、新しい技術研究に励むことになりました。それ以来、毎日、寝る間も惜しんで研究を続けております。技術専門家に休日に事務所に来て頂き、朝9時から夜9時過ぎまで技術指導を受けております。この努力が必ず成果に結びつくと信じて。。。　新しいことを学ぶ毎日が続いていますが、相当に頭が疲れますね～。。　しかし、負けてはいられません。


大企業をリストラされたエンジニアには素晴らしい方がたくさんいます。どうしてこんなに素晴らしい技術を持っている方がリストラにあうのかと不思議です。大企業は人材が豊富なんでしょうね。後ろが詰まっているんでしょうね。でも、僕としては、その背景はどうでもよいです。大企業で培われた高い技術を我が社に移植してもらえればそれでいいんです。日本を背負ってきた年配技術者の高い水準のノウハウを活用させて頂き、我が社を少しでもまとな仕事が出来るように育てていきたいと強く思っています。


そして、それが我が社の数年後に確実に活かせるかは僕の腕次第です。


妻が言いました。「これがうまく行ったら、ランボ買いなよ。扉が上に開くやつでしょ。あれ、面白そうね」


僕は言いました。「趣味悪～～～...........」


返す言葉がありませんでした。もっとも、そんな金ありません。。絶対にありません。


妻が言いました。「ランボぐらい買えなくて、どうする。男ならば仕事で認められて、ドカ～んといきないさいよ。ランボも買えないの、あなたも大したことない男ね～」


妻は続けました。「まあ今のは冗談として。。。　冗談をホンモノにするぐらいの努力をしなさい。男は50過ぎてどこまで頑張れるかが勝負。世の男の大半は、50歳過ぎて役員になれなければ、疲れて休み始める。上がりの人が多いのよ。その時こそ、死ぬ気で頑張りなさい。60歳でトップスピードになれるように実力をつけなさい。ほら、あそこの....さんは75歳だけど凄いでしょ。あの....さんも68歳だけどあんなに意気揚揚としているじゃない。....さんも68歳であんなに頑張っていてカッコいいでしょ。皆、普通の男の数倍以上はガンバって来たのよ。だから、あんたも70歳の時、輝いていられるように今、普通の男の数倍は頑張らないとダメよ」


な～るほど。彼等は皆、仕事頑張ってきた人。今でもまだ現役で頑張っています。ちなみに、全員がスポーツカー所有者ですよ（爆）。モーガンのオープンスポーツカーのおじちゃんもいますよ。カッコいいな～って思います。。　最近、モーガン売って、レクサスRC-Fに乗り換えていました。「素晴らしい」を連発していました。。　RC-Fってどんなクルマなんでしょうね。。。。　乗ってみたいです。


相変わらず、妻の指示に基づいて頑張っている状況です。


妻は最後に言いました。「しかし、カッコつけても現実もある。ボクスター売る時は売るから」と。。。。