196. ボクスター981よ、早く戻って来い！

首都高速の高速コーナーで激突事故を起こしてしまってから数週間が経過しました。まだ、ボクスター981君は病院入りのままですよ。保険会社との交渉も終わり、修理スタートの段取りです。


相当な反省をしています、やはり。。。　この反省から次にどう盛り返していくかです。


仕事の方は、2月末に今年度の事業会計を締めます。何とか黒字で締めることが出来ました。生き残ることが出来ました。自分としてこんなに嬉しいことはありません。しかし、来年度、生き残れるかが全くわかりません。勿論、生き残ることが出来るように頑張ります。油断は絶対にできないです。首都高速の事故でその気持ちが強まりました。引き締めて、謙虚に行こうと思っています。その意味で、ボクスター981の事故破損は高い代償ですが、自分を引き締める意味でいい機会になったと思っています。


4月で51歳になります。妻は8月で52歳になります。60歳が見えて来ましたね～。本当に早いものですね～、時が経つのは。。。。　この段階で今後、どう生きていこうか、昨日、飲みながら考えていました。会社、家庭、趣味、クルマ等。


勿論、まずは会社ですよね。仕事です。これをどうするか。。。　今後、どう闘っていくべきか。。。方向性を定める必要があります。僕が属するは業界、分野では、僕の会社は超弱小零細企業です。その中でどう闘いを継続していくべきか。。。　ここは腕が問われるところですね。自分の中で覚悟を決めました。捨てるものは捨て切らないといけません。見栄、体裁も捨てる対象となります。自分の会社経営者、男としての度量も問われます。つまり、自分の「総合力」が問われます。ここで判断を間違うと全てを失うことになります。可能性を追いながらも、現実的に捨てるものは捨てていく見切りの潔さも必要です。抽象的ですが、まず仕事、会社の方向性が一番大事だと思います。


次に家庭ですが、これは子供無しの妻と2人きりの生活で、やはり寂しいですよね。。　僕が先に病気になった場合、妻が先になった場合、それぞれどうなるのかって考えることが多いです。しかし、考えているとブルーになりますよね。いずれの場合も、まずクルマを処分ですよ。金がかかることは一切捨てるつもりです。ここは覚悟を決めました。


そこで生きてくるのが、やはり金のかからないライフワークです。自分の場合、音楽という大事な趣味があるのですが、ここは精力的に取り組んでいこうと思っております。ギターはさらに励んで行きたいのですが、ピアノも再開しようかと思っております。とにかく、音楽は金がかかりません。ギターの場合、年間の経費が5000円もあれば御釣りが来ます。ピアノもそうですね。購入後はよほどのことが無い限り、全く金がかからないものでして、これはやはり大変なアドバンテージになります。クルマの趣味は資金に余裕がある時はいいのですが、余裕が無い時は維持不可能になりますよね。他、読書もありです。これも金のかかりずらい分野でしょう。


さて、クルマです。仕事が何とかなっていて、家族が健康であるうちの趣味と割り切りました。どこかが欠けた瞬間に売り飛ばします。その時、クルマの価値が無い状態でも構わないです。毎月の車庫代、保険代、車検費用、燃料代、その他維持費用を考えただけでも、1台当たりの維持費用はかなりのものです。これが無くなるだけでも、実は相当に豊かになりますよ。いろいろな所に旅行に行けますよ。


しかし、ボクスターでガンガン走っていることの喜びは失うことになりますね。自分の場合、「所有する喜び」というのは無いです。「所有しているだけ」ならば売ります。今回の首都高速の事故で、妻が「ボクスターはもう乗るな」と言いました。僕は、「乗らないならば売らせて欲しい」と言いました。「乗らないポルシェ」であれば何の価値も無いです、僕にとって。逆に、持っているならば、そのクルマが持っているパフォーマンスを使い切りたいです。使い切り、結果としてボロボロとなり、資産価値が無くなったとします。しかし、自分の体に刻み込まれた能力が価値だと思うのです。クルマの資産価値がゼロになっても、自分の能力に変換されているのであればそれでイーブンだと思うのです。能力は金では買えないです。しかし、クルマは金で買えます。ここは大きな違いだと思います。一番価値があるのは人間の能力だと思うのですよ。能力があれば、何とかなると思うのです。


クルマは棺桶に持っていけるものではないです。であれば、ボクスターで今後もガンガン走りたいと思っています。但し、次に事故があれば、確実に手放します。売却します。これは覚悟を決めました。当然、事故が無いように細心の注意を払って、油断せずに、謙虚に走ります。それでも事故があれば、手放すつもりです。その際はポルシェを離れることになるでしょう。


しかし、やはり考えれば考えるほど、2シーターのオープンスポーツのリアエンジンはやはり最高です。ポルシェには、911GT3等のハイクラスのスポーツカーがありますが、僕には、2シーターのオープンスポーツのリアエンジンの組み合わせが最高に気持ちいいのですね。そうなるとボクスターの存在感が増すのですね。2シーターであり、オープンであり、リアエンジンという組み合わせを全部かなえているクルマはそう多くはないですよね。ボクスターは希少なクルマなんです、僕にとって。911のオープンはどうもスタイルが好きになれないんですよ。4シーターのオープンはどうもまのびしてしまいコンパクト感に欠けると思うのですね。これ女の子の意見です。。。（苦笑）。。。　多少軟派な所も必要です！！　そういう意味では、走りとしては好きなWRX STIはスタイルが納得いかないので、購入に踏み切れなかったです。惜しいです、好きなクルマなのに。。。　


いよいよマツダのロードスターの正式販売が近づいて来ましたね。日本が誇る最高のオープンスポーツです。時代に逆行し、馬力を減らして来ました。憎いですよね。軽量、コンパクトを重視した新型は大変に興味深いです。新車発表会は絶対に行くつもりです。運転の面白さを徹底追及した新型には興味しんしんです。絶対に売れて欲しいと心の底から思っています。日本を元気にしてくれとマジで思っています。


それにしても最近のマツダは凄いですね。以前のブログにも記述しましたが、マツダのディーゼルはBMWのディーゼルよりも全然いいと思っています。今でもCX5に初めて乗った時のマツダディーゼルの素晴らしさが体に染み込んでいます。しかし、今乗っているBMW320Dツーリングのディーゼルには燃費以外、素晴らしいと思ったことが一度もありません。静粛性、トルク感、滑らかさ等、どれをとってもマツダのディーゼルの方がBMWよりも全然気持ちいいです、自分には。


日本の技術力の高さを証明する誇り高いマツダのディーゼルですよ。BMW320Dツーリングのディーゼルは何回乗ってもいいと思ったことは無いです。同乗者も同じことを言います。但し、高速での120km近辺での気持ち良さはあります。ここは確かです。すこはBMWは譲れない所なんだと思います。日本の交通事情では、BMW320Dツーリングはどうってことないです。マツダのディーゼルが高速領域でBMWのディーゼルとどこまで勝負できるかは別問題だとは思いますが、100km前後の走行がメインであれば、間違いなくマツダの方が面白いし、快適だと思っています。


水素自動車のミライの試乗が出来ればと思っています。都内の近場に補給ステーションが出来れば、買いたいです。生きている間に水素自動車を経験したいです。価格が下がってくれば間違いなく買いだと思っています。


環境等のいろいろな問題がありますが、スポーツカーには是非、生き残って欲しいな～。やはり、元気になります。音楽でもガンガンのハードロックもあれば、クラシックもあります。クルマもノリノリのスポーツカーもあれば、静かなレクサスもありますよ。同じことではないでしょうか。要はそのセグメントの人間が元気になったり、癒されたりすればよいのだと思うのです。


そういう意味では、スポーツカーの領域は間違いなく生き残ると思います。僕の推測ですが、今後、スポーツカーフィーリングのクルマが復活すると思います。皆さんはどう思いますか？？