2015年9月2日水曜日

229. BMW320Dツーリングよさようなら

社用車としてBMW320Dツーリングを新車購入して、1年4ヶ月が経過したところで、ついに決断をしました。売却です。


やはり、このクルマに乗るたびに、「20年前に乗っていた日産アベニールと何が違うんだろう」ってずっと思っていました。妻は乗る度に言います。「酷い。ガタガタ、ゴトゴト。うるさいし、音楽を聴く気にならない」。親戚、友人等、同乗した人からは誰からもホメられたことが無かったです。とりわけ、親戚の男の子は超車好きで、車検を待たず車に乗り続けてきた男の子ですが、彼も「アレっ。大したことないっすね。へ~、320Dってこんな程度なんですね」と。師匠も、「コメントを差し控えるね」って。。


新車購入後から今日まで、妻はBMW320Dツーリングに同乗して一度も音楽を聴いたことが無い状況です。年齢の問題もあるでしょう。50歳を超えて、いろいろな車に乗った経験がある妻と僕にとって、今回のBMW320Dツーリングはついに「いい所が殆ど見つからない」車となってしまいました。乗り心地はガタガタ、ゴトゴト、高速ではフラフラな感じが否めません。乗る都度、「どうしてこんなクルマにお金を払ってしまったのか」とストレスが溜まっていました。マツダのデミオ、アテンザの方が全然高級感、剛性感、静粛性があると今でも思っています。長所は燃費だけでした。これは良かったです。街中燃費でもリッター15kmは行きました。これは優秀です。しかし、社用車として、年間に8000km乗る程度ですと、ハイオクでも何ら問題は無いと判断しました。よくある費用対効果で行きますと、購入時の差を取り戻すのに、4年ぐらいはかかります。結果的には1年4ヶ月での売却ですから、費用対効果はかなり低いということになります。それと、やはり、「こんなクルマでは駄目だ」と毎日思いながら運転していることによるモティベーションの低下です。


結論として、BMW320Dツーリングは、清水和夫のような舶来品志向の評論家は「べた褒め」していますが、僕としては、「価格が半分以下の日本車と比較して全くダメ」でした。200万円のデミオの方が全然上でした。価格は3分の1ですよ、デミオは。320Dツーリングが酷いというより、マツダ車が凄いと言った方がいいのかもしれません。


日本の評論家は、レクサスのIS、GSはまだまだBMWの3シリーズに追いついていないと言いますが、どう考えても、BMWの回し者としか考えられないです。百歩譲っても、僕はこのコメントには納得いかないです。BMWの3シリーズは、僕の感覚では、20年前の日産アベニールと何ら変わらないです。燃費以外の価値を見出すことができませんでした。同乗した人は皆、首をかしげていました。10年前のマツダのMPVの方がまだ乗り心地が良かったです。


燃費以外の価値をどうやっても見出すことができないBMW320Dツーリングの売却を決定しましたが、これは僕のモティベーションアップが目的です。よ~し、やるぞって気にするために売却をすることにしたのです。


ということで、新しい社用車は何なのってことになります。これは評判の悪いBMW528iラグジュアリーというセダンにしました。これはBMW320Dツーリングと異なり、評論家連中があまり良く言わない車です。BMWの直6から直4ターボに成り下がった平凡な車としての評価です。


しかし、僕が乗った感じでは、5シリーズと3シリーズは相当な差がありました。200万円の価格差は間違いなくあると判断しました。523は試乗はしていますが、528は試乗はしていません。妻は5シリーズ自体の試乗もしていません。もっとも、妻は通常、試乗しない人です。と言うより、妻の家系は試乗しない家系です。イメージで買う人でして、試乗して買う人ではないのですね。僕も基本的には同じです。これまで試乗して買うという経験は殆どしたことが無いです。しかし、今回のBMW320Dツーリングは試乗しないで大失敗したので、528ではないものの、523は試乗してみようと思い、先週に試乗はしました。


評価は、「最高」ではないですが、「乗り心地はまあ合格。ランクルの乗り心地をそのままに視界を100倍悪くした」と表現しましたが、まさにそうだと思います。スポーツ性は殆ど無いです。しかし、静粛性はよく出来ています。3シリーズとは別モノでした。ロードノイズ等の安っぽい音は消えてました。応接間のような感じでした。BMWにスポーツは求めません。それよりも、誰が乗っても、落ち着いて話が出来る静粛性の高い空間を求めます。それならば、レクサスやクラウンであってもいいと思いますが、妻がトヨタはランクルだけで良いとの指摘があり、従うことにしました。


また、価格もレクサスよりも安かったですので、528iにしました。このブログで言うと問題になりそうなぐらいの値引きでした。過去に経験したことが無いぐらいの値引きでして、結果的にレクサスのGS等よりも全然安いというか、遥かに安価になりました。ISと同じくらいか(爆)。。。


営業もよくここまで頑張るもんだと。。。 今回は弊社担当営業の力量に惚れました。


クルマを買い替える時って物凄い緊張します。金がかかりますから当然だとは思います。そわそわします。このクルマを買って、オレの人生はどうなるんだろうかって想像するのです。資金もその分、減るわけですから、それに見合った売上を上げないと話になりません。そもそも、BMW320Dツーリングを売る理由が、僕のモティベーションだけの問題なんですから、僕がモティベーションを上げて、会社の売り上げ、利益が上がらないのであれば、何の意味も無いということになります。仕事するだけであれば、BMW320Dツーリングで何ら問題無いわけです。仕事上、このクルマで困ることは無かったです。しかし、荷物を一杯乗せる時は、実は使いものにならないですね。その時はランクル登場というのが現実でした。とすると、ツーリングである必要は無いと。


それと笑い話ですが、このBMW320Dツーリングで某Tホテルに行った時、ドアマンが誰も来なかったですね(爆)。前と後ろのクラウン、レクサスにはすぐにドアマンが駆けつけてきましたが。。。 クラウン、レクサスの方が320Dツーリングよりも車格が上だとドアマンが判断し、凄そうな車から先に優先してドアを開けにきたのでしょうね。僕は気にしませんが、妻が笑ってました。


「やはり、3シリーズは安っぽく見えるんだろうね」と。


そうです、繰り返しになりますが、アメリカでは2万ドル後半で販売されているので、まさにアコードと同じ価格帯です。550は日本では1200万円ぐらいしますが、アメリカでは500~550万円ですものね。BMWがまともに高級車として見てくれるのは、7シリーズだけでしょうね。


今回、528にしたのは、ぼったくり価格では無い程のぶっ飛び値引きがあったからです。レクサスよりも全然安い価格だから購入に踏み切りました。僕が思う本来価値の水準に近い価格だと思ったので踏み切りました。


仕事に戻ります。



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