162. 981ボクスター素（MT） VS 911（991、PDK）

このテーマで何度もブログで語って来ました。自分にPDKがしっくりこないことも語って来ました。911Sに比べて、素911モデルのエンジン音に迫力が無いことも語って来ました。先日、PC目黒センターのH師匠の所に妻と一緒に遊びに行った際、H師匠に911（991、PDK)で例の通りの超絶ドライブをして頂きました。以前ならば「超絶」を連発したかったのですが、自分自身が南千葉サーキットで練習しているせいか「想定内超絶」に変化しておりました（笑）。ある意味、スピード感が自分の体の中に醸成されてきているのかもしれません。


何度も何度も比較して語ってきたのですが、もう一度結論です。


運転しての面白さは両者互角だろうと思うのですね。今の自分の嗜好には、巷でポルシェ最後の傑作と言われているボクスターのMTの方が楽しいなと思いました。やはり、やはりPDKであるとやること少ないので退屈だという結論です。賞金稼ぎのプロのレーサーであればPDKでしょうが、日常乗りの楽しさを追求する自分としては、両手両足を駆使しないと乗れないMTの「操っている感」が最高です。PDKであるとどうしても「操っている感」が乏しく、「車が何ちゃってやってくれている感」が強いのですね。アンチエイジングにやはり向かないと再度、くどいですが結論を出しましたよ。くどすぎますが。。。。


エンジン音に関しては、マフラー交換後の僕のボクスター（素）の方が自分には楽しいです。マフラー交換は大成功でした。「エンジン音が物足りない」というストレスは全く無いです。少なくとも素の911よりも自分には楽しめるエンジン音です。しかし、素の911であっても、よ～く聞いているとなかなかいけてることに気づきました。やはりポルシェのエンジンだなと。。。　悪くないです、絶対に。但し、先日乗ったパナメーラのハイブリッドには参りましたが。。。　全くエンジン音しないじゃないかって。これじゃポルシェじゃないですよね。面白くないですし、何より楽しくないです。「ポルシェの4ドアに乗っていますよ」ってだけでした。僕ならばパナメーラのハイブリッド買うならば、素のボクスターとレクサスLSの2台買います。勿論、金があればの話ですが。。。。。。1台でスポーツとセダンの2つを実現してしまうというコンセプトが何か貧乏臭いです。スポーツするならばスポーツ、セダンならばセダン、SUVならばSUVのみを狙ったホンモノ路線が好きです。中途半端はどうもけち臭いというか貧乏臭いというか、カッコいいとは思えないのです。好みにもよると思いますが。。。。。


操る楽しさ、エンジン音では、自分のマフラー改造後の素のボクスターが、911（991、PDK）の圧勝でした。これは以前と変わっていません。


地面へのへばり付き感、剛性感は逆に911は凄いですね。しかし、981ボクスターを日々運転している僕としては、だからと言って、素の981ボクスターのへばり付き感、剛性感が乏しいとは感じていません。オープンカーであることを忘れてしまうかの剛性感を感じています。厳密に比較すると911（991）のクローズドモデルの剛性感が相当に強いのでしょうが、体感上は大きな差を感じないのですね。剛性感、地面へのへばり付き感におきましては、評論家は911は素晴らしいと言いますが、981ボクスターを乗り込んでいる自分としては、この面で981ボクスターが不安感があるとか、剛性感が足りないと思ったことは無いです。富士やもてぎをガンガンに攻めれば足りないのだと思うのですが、日常的な走行（と言っても、首都高速のコーナーを時速130kmぐらいの攻めのレベル）では、不安に思うことは無いです。911（991）ならばもっと不安に思うことは無いのでしょうが。。。　昨日は首都高速のコーナーでリアが滑り始めてしまいました。これは初めての経験でしたが、対処できました。これは南千葉での成果だと。。。。路面がバンピーでガタガタしてスリッピーなコーナーがあるのですが、そこのデコボコにのっかかり、グリップを失ってしまったのですね。そこに時速140km近い速度で攻めていたので、リアが滑り出すという。。。。　首都高速でカウンター切らないといけない状態に初めてなりましたよ（笑）。下手糞ではありますが、南千葉での練習が無かったら、やばかったです。滑り始めた時、アクセルを緩めることなく、逆に踏み込むことが出来ました。


少しづつではありますが、スポーツ走行とは何ちゃらということが体で感じ始めていると思います。ドリフト練習やグリップ走行の本気走り練習を南千葉でやることは今の自分には、超が100個つくぐらいに意味のあることだと思います。男50歳ですが、あと20年はやりたいですし、可能であれば80歳まであるいはそれ以上にやりたいと本気で思っています。今、南千葉で御世話になっている方と一緒に年をとっていくことになりますが、あと20年経っても、まだ皆と一緒に走ることが出来たらどれだけ幸せでしょうか！！　こんなに素晴らしいこと無いと思います。酒飲みの僕が長生きする可能性がどれだけあるかは厳しいですが、20年経って70歳になり、その時、皆と一緒に走っている自分がいるとしたらこれは涙が出ますよね、本当に。だからこそ、今、御世話になっている方にもいつまでも若々しく健康であって欲しいと思います。


車好きって大変に実は幼児性が高いものだと思います（笑）。エンジン音とかデザインとか、ハンドルのキレ具合とか。。。　オモチャに熱中する子供と同じですよね。しかし、楽しいからいつまでも触れていたいという。。。　この幼児性がたまらんのですよ。女性のファッションと同じだと思って下さい。


話が逸れてしまいました。


結論ですが、素の981ボクスターのMTで充分に楽しめるなって思いましたし、911に同乗した妻も「ボクスターの方が色気があるし、女性に持てるわよ」とイケイケの言葉。この言葉の背景には、「もう車には金を使うな」、「いい加減にしろ」というただ単にそれだけのことなんですが。。。（苦笑）。。。　


結論、まずはドラテクを磨きたいです（笑）。今の自分に素のボクスターがどうじゃらこうじゃら、911がどうのこうのと言うこと意味をなさなくなってきました。南千葉で練習をしたい、ただそれだけです。腕を磨きたいという欲望が大きいのですね。どうやったら速く走れるか、どうやったドリフトで車を完全にコントロールできるか。その課題を乗り越えたいという気持ちが強いために、ポルシェがどうのこうのってあまり頭にありません。南千葉にあるスカイラインGTターボで充分なんです。この車をギシギシ苛めて、限界走行できるスキルを身に着けたいというただそれだけなんですよ。


そこそこのドラテクが身に着いた時、スカイラインGTターボではなく、981ボクスターで本気で南千葉を攻めてみたいと思っております。ガンガンにドリフトし、ガンガンにゼロカウンターし、グリップでもタイヤを鳴かせまくりでグリグリと攻めてみたいと思っています。


そういうドラテクが身に着いた後の比較でないとあまり意味が無いなって思うのですね。今の僕のスキルレベルで比較しても本当に比較ではないと。。。　


但し、町のチョイ乗りのレベルならば、素のボクスターに多少のオプションをつけて楽しく乗るのが費用対効果が大変に高いと思います。