BMW320Dツーリング(8AT)と981ボクスター(MT)のガチンコ乗り比べを連休中に数度行いました。
「BMWの8ATの電光石化のシフトは凄い」です。シフトにかかる時間は瞬時ですね。時速120kmの8速から、時速50kmのコーナーへの減速は、「8速→7速→6速→5速→4速→3速→2速」まで、手をピコピコやるだけで2秒もかからないでしょうね~。よくF1でやってますよね。ピヨ・ピヨ・ピヨ・ピヨ・ピヨと。。(苦笑)。。。ギリギリまでブレーキングポイントを遅らせてあとは瞬時に8速から2速まで減速してしまうのですね。超楽です。しかも電光石化の減速シフトですよ。
結論。劇速!! 馬鹿っ速!! シフト操作、速すぎ。速く、確実に走りたければ、PDK、パドルシフトがいいに決まっています。これ間違いないでしょう。自分でガチンコ比較をするとよ~くわかりますね。シフト操作にかかわるアクセルワークとギアシフトのタイミング、吹かす量の調整は全く不要となりますので、本当に速く走るためのハンドリング、ブレーキング、アクセルのコントロールだけに集中できます。
結論、ど楽勝。ヒール&トウ、ブリッピング等のコーナリング時の練習は一切不要。ゼロですよ、ゼロ。これは過去ブログで何度も言った通りです。しかし、今回はパドルシフトの車を自家用車として、数時間、数日かけてガチンコ比較したので、過去のいわゆる試乗レベルでの比較とは異なります。同じ道路を同じスピードで同じ突っ込み方して、何度も何度も比較したのですから。。。
いや~、これ本当に楽勝だわよ。。。笑っちゃうぐらいに楽勝だわ。。 俺、プロのレーサーであれば、間違いなくPDKだわよ。これで走らない馬鹿いるわけないじゃんって思いました。その位、PDKなり、パドルシフトは楽勝。涙がこぼれるくらいに楽勝ですよ。MTでレースやるのはキツイわね、確かに。F1からMTが消えた理由よ~くわかります。
しかも、変速ショックがゼロでした。極めて乗り心地が良く、電光石化のごとくの変速操作が実現。これにMTが勝つということはあり得ないなと感じたのですね。
それでは、981ボクスターのMTは何の価値があるのかって、じっくり考えてみました。確かに、欧州ではまだMTの比率が圧倒的に高く80~90%の市場シェアです。日本では逆に、化石化しています。しかし、世の中のトレンドとしては明らかにPDKなり、パドルシフトなりでしょう。変速ショックの無さ、電光石化のシフト操作、しかも燃費もMTよりもいいです。しかも、全然速い。もはや、MTの価値って、マニアックなドリフト走行時を除いてあるのかって思います。
MTの存在意義がどんどん薄れてきています。今は80~90%の欧州市場でも、いずれは縮小化していくでしょう。燃費で負ければ、節約志向、倹約志向の欧州人の心をいつの日か打つでしょう。その時、操る喜びを追求する欧州人がどう反応するかでしょうね。ここは注目したいところです。欧州での今後は興味深いです。
さて、僕はどうすべきなのか??
パドルシフトのBMWとMTのボクスター981を、数日、数時間、同じ道を同じ速度で走った結果、結論が出ました。
俺は、ボクスター981のMTを運転していることが数倍、いや、数百倍楽しいということです。
これが結論です。車を自分の意図したいように操っていること自体が楽しい。ただそれだけです。ブリッピング時のエンジン音もPDKであれば、コンピューターが一番適切なエンジン回転に調整してくれます。しかし、MTであれば、仮に最適エンジン回転でなくても自分で自分が「聞きたい」エンジン音を出す回転数に自分が調節できます。僕は気分が乗っている時、マフラーを交換した981ボクスターが奏でるエンジンの唸り声が聞きたくなります。そういう時、多めにエンジンを吹かすのですね。PDKならばできないです。多めにエンジンを吹かすと、回転数は適切でないのですが、エンジンの轟音は高まり、気分が高揚するのです。そして、僕は、どんどん気分が高揚し、酔ってくるのですね。まさにポルシェ劇場ですよ。そこでは、「無駄無く速く走る」ではなく、「無駄があっても楽しく走る」ということが極めて重要なんですね。僕は981ボクスターを1年半乗り回していますが、運転しながら音楽を聴いたことは一度も無いです。エンジン音が音楽なんですよ。これがたまらんのです。マフラー交換後はその気持ちがさらに高まりました。
ポルシェのエンジン音、それはまさに芸術です。クラッチがあれば、切りながら、エンジンを吹かすことができるのですね。余計なことです。しかし、何気にエンジンの轟音を聞くことが簡単に出来てしまうのがMTの良さです。PDKならば、エンジンをむやみ吹かすことが困難です。危ないですよね、エンジン吹かすと。前に出てしまうから(笑)。
キレのあるクラッチをスパッとつないで、カチカチとメカニカルな音がするギアをスパスパ入れて行く時の楽しさ。ポルシェの傑作と言えるだろう981ボクスター、ケイマンのMT操作の極上の楽しさです。これってめちゃくちゃ楽しいですよ。楽しいからやっているんですね。
PDKの方が楽しいと感じるならばPDKでいいと思います。でも、僕はMTのポルシェが最高に楽しいからやはりこれを操って楽しんじゃおうと思うのですね。それ以上に難しいこと考えるのやめようと。
結論、男は自分が楽しいと思ったことを徹底的に楽しむ。これでいいんじゃないでしょうか。やれMT、やれPDKだって議論するんじゃなくて、ただ自分が楽しいからこれをストレス無く徹底的に楽しむ。これに尽きると。人の100倍楽しんじゃえって感じです。これこそダンディーだ(爆笑)。。。
他人がPDK乗ろうと、トレンドがどうあろうと、自分が一番楽しいことが大事だと。そう考えると、981ボクスターのMTをガンガン乗り回すことが一番楽しいという結論です。この車で南千葉をキチンと攻められるようになれば一番楽しいと思います。今は腕が未熟なので、スカイラインGTターボで練習しますが、腕が上がれば、ボクスター981で攻めたいな~って思います。練習しないとまずいですよね、本当に。とにかく、今は怖さを知ってしまった自分がいます。アンダー突っ込み、ロックで突っ込みでスカイラインのフロントはぐしゃぐしゃですからね。大分、直ってきましたが。。。
男50歳、出した結論は意外にも簡単でした。楽しもう。一言でした。自分が楽しいと思ったことを仕事と同じくらい必死で楽しもうと。。。
こんな結論が出ました。何か吹っ切れた気持ちです。これまでは、981ボクスターのMTに乗っていながら、これからどうなるんだろうってつまらないこと考えていました。いずれはPDKに乗るのかなって。。。 意味無いっすよね、こんなこと考えたって。死ぬまでMTで楽しんじゃえばいいじゃんかって考えればそれで終わりですよね。長い期間楽しめるように、仕事頑張って、体鍛えて元気一杯でいればそれでいいじゃんかよって。
「無駄があっても楽しく走る」って良いフレーズですね^^
返信削除まさにドリフトって、このフレーズ通りの行為な訳ですからw
でも、無駄が全て悪いとは思わないですね。個人的にはw
無駄を許容しなければ、文化は生まれないでしょ?オオゲサですがw
だから、kikunさんもなんと言われようと、MT乗りでいて下さい。僕もMT乗りでいますので。30年以上前からそう思ってますのでwww
ハイ、無駄があってもいいと思います。無駄って贅沢と思いませんか!! 必要なことだけすればよければ世の中に芸術なんて無くなってしまいますよ! 純粋に楽しいこと、キレイなこと等を素直に受け入れて行きます。ドリフトは純粋に楽しいと思います。人間、滑ることって楽しいと思うのですよ。スキー、スケート、ボード、フィギュア等。滑ることを人間は楽しく思うのではないでしょうか。車で滑るのも同じだと思います。コントロールしながら滑る技術を競う。これってかなり面白いことだと思います。MTだと滑りをコントロールしやすいのではないでしょうか。MTは楽しいですね。それが全てだと思います。楽しいからやり続けたいと。
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