2013年10月31日木曜日

133. ボクスター981 VS スカイラインGTターボER34

南千葉サーキットでの専用練習車として、平成10年式スカイラインGTターボER34を購入し、10月27日(日)のドリフト練習をガンガンやって数日経過しました。

「練習専用車両を買って本当に良かったな~」という気持ちが半分ありますが、「ボクスター981と心中できないストレス」が半分あるのですね~。

ボクスター981は僕にとって宝物ではないです。ある意味、これからの人生を一緒に歩む戦友のようなものだとずっと思っていたのです。

ギターの場合、一度買ったら、とにかくガンガン鳴らすことが重要です。絶対に浮気をせずに、とにかく惚れ込んだギターをガンガン鳴らす。鳴らしまくること、弾き込むことで、そのギターが本来的に持ちうる能力自体が上がってくるのですね。つまり、木が馴染み、音がそれに馴染み、どんどん良い音、大きく丸い音になっていきます。ピアノもそうですよね。バイオリンもそうです。

一緒に戦うことで、お互いにどんどん成長していくのですね。

ボクスター981も同じように考えていました。こいつと一緒にいつも闘っていこうと。。。 そこに愛着が沸くし、頼れる相棒として可愛い奴にもなるのだと。。。

しかし、実際に破損するのが怖い、金がかかるのが怖いという理由で、練習専用車を購入しました。

いざ、購入してしまうと不思議ですよ。限界走行の練習ではボクスター981を使う気には一切なれないじゃないですか。ドリフト走行のみならず、グリップ走行においても、ボクスター981を使う気になれない自分がいるではないですか! 前回の練習でコーナーに突き刺さり、バンパーが思い切り破損した経験で、もう後ろ向きになった自分がいるではないですか。ボクスター981で練習する気になれないつまらない自分がいるではないですか。

おい、お前、それではボクスター981は単なる飾りかよって。。。。 お前、これで思い切り、スポーツするんじゃなかったのかよって。。。。 破損のリスクに挑み、ヒリヒリするような緊張感のある人生が好きだって前言っていたじゃねえ~かよって。。。。 お前、要は楽な方に浮気する気じゃなえ~のかよって。。。。

男として悩みました。。。 周りからしますと実につまらない悩みだと思いますが。。。。

こんな時、サッカーの都並選手の言葉が参考になりました。

「気持だけで熱くなりすぎるな。最大限の力を発揮できる状態にすることが大事で、絶対に無理をしないこと。一番大事なことは能力を100%発揮できるように練習し、マネジメントし、力を発揮できるようになるまで我慢強く待つこと。それが出来なければ、皆に迷惑をかけるし、自分も壊れる」

骨折を無理して気合だけで試合に出続け、故障が悪化し、肝心なドーハーの悲劇のイラク戦を含めてW杯予選で全く力を発揮できず、試合にも出れず、結果としてW杯予選敗退を招いてしまった悔いのコメントは印象深いものがありました。

そうだよな。今の僕のどうしようもないドラテクで限界走行したら、大破するに決まっていますよね。ドラテクが上達するまではここはじっくり我慢かなと。。。。。

しかし、スポーツ走行やドリフト走行を楽しむのであれば、ボクスター981は別に必要としないですよ。15年落ちのER34で充分です。

車楽人である意味、車に対する価値観が大分変って来ました。

やはりドラテク向上こそが一番重要だと再認識した次第です。まずは車楽人でドラテクをしっかり磨いて、基礎を作り、ボクスター981をなぎ倒すにはそれからでも遅くないと。。。

しかし、ボクスター981のマフラー交換後は実に快調ですな~。これはやはり交換して大成功でした。音、レスポンス共にノーマルよりも大分向上しております。

ER34も捨てがたいです。何しろ15年前の車ですものね。それにしてはいいですよ、凄く。運転していて楽しいです。しかし、タッチが全て軽いのは自分には物足りないです。ボクスター981のギアの重さ、ペダル類の重さ、ハンドルの重さに比較するとフニャフニャですので、ここはボクスター981のガッチリ感というか、カッチリ感というかが僕は気に入っています。ER34であれば、MINI Cooper Sの方が全然、剛性感は上だと感じます。日本車(と言っても15年ですから比較はできませんが)はどうしても剛性感の不足を感じてしまいます。

僕のER34の最大の欠点は、ガソリン残量を示すインジケーターが破損している点ですよ(笑)。何リッター残っているか全くわからずですよ。これはキツイです。。。

南千葉サーキットで、アンダーステアによるコースアウト、オーバーステアによるスピン等を嫌になるほど繰り返していますが、理論的にしっかりと解釈したいなって思っております。

どうして、この状況でアンダーが出てしまうのか。
どうして、オーバーステアでスピンになってしまったのか。それを防ぐにはどうしたらよいのか、何故なのか。

こういったことをしっかりと理論で抑えていきたいなって思い始めました。

体でわかったことを、今度は頭で、理論で叩き込んでおこうかなって。そうするとより面白くなりますよね。

南千葉のミニサーキットを走った感じでは、ボクスター981はやはり面白い車だなって再認識しています。コーナーでの安定感、剛性感、エンジン音、ギアの操作感等。人によっていろいろ評価は異なるとは思いますが、僕のレベルではボクスター981は楽しいです。

サスをビルシュタインにする等いろいろな方向性はあると思いますが、現在のノーマルのサスも多少のロールはしても食いつきはいいと思います。ノーマルサスでロールしてもニュルでかなりのタイムが出ているのは事実です。

よ~く比較してみますと、ボクスター981の乗り心地とランクルの乗り心地、あまり変わらないことに気づきました。空間の差で、乗り心地に違いがあるだけです。路面からの突き上げ、振動等、ボクスター981は本当に乗り心地が良いですね~。

11月16日(土)の車楽人スクールの前に、機会を作って、南千葉に自主練習をしに行きたいです。定常円旋回を小さな円、大きな円を左右回転で自在にコントロールできるように早くなりたいですよ。「自在にコントロール」というのが大事で、これが出来れば、ミニサーキットでワンコーナードリフトで攻めることが出来るなと思うのですね。

ミニサーキットをグリップで走っていると、「ここは本当はドリフトさせて走りたいな~」って感じることが多いです。つまり、ドリフトさせてしまった方が速く走れそうな所、グリップの方が速く走れそうな所、あるいは状況に応じてドリフトさせてしまった方が結果オーライとなるシーン等。。。。グリップとドリフトの両方が出来れば、ミニサーキットでの走行は実に面白いものとなると思うのですね。

それを愛車のボクスター981を使って、完璧にコントロールできたら。。。。 

仕事に戻りますね。

2 件のコメント:

  1. kikunさんと981&34の本格的なお付き合いは、まだ始まったばかりです。
    kikunさんが「イイ男」に成長して、ぜひ2台を乗りこなしてあげて下さい。
    くれぐれも、僕の様な「ダメ男」にはならぬよう…(;´∀`)

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  2. ハイ、頑張ります。きょくちょうさんを目指して!!! 

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