129. 軟派なボクスター981よ、さようなら

ボクスター981のマフラーを交換して思いました。確かにスポーツカー好きのマニアには楽しいでしょう。しかし、女性を連れてドライブとなりますとどうでしょうか？　

正直、「うるさい」車になってしまったと思っています。僕には楽しいです。しかし、僕は既にマニアの領域に踏み込んでしまった者です。もはや一般人ではないのですね。

ここがポイントだと思いました。マニア向けの車に大変身したボクスター981ですが、実はこれが911（964）のエンジンフィーリング、エンジン音等に非常に似ているのですね。正直、964も相当にうるさいですね。室内にエンジン音がブオ～とこもります。

マフラー交換前のボクスター981は吹かしても室内にエンジン音がブオ～とこもることは無く、助手席の同乗者とも普通に楽しく会話が出来ました。窓を閉めて、帆を閉じクローズドな状態にすると、ブリッピングしてもどこまで吹かしているか音で確認することはできないくらい静かでした。ある意味、静かで乗用車的な感覚でしたよ。それが不満なスポーツカー好きなマニアもいるとは思いました。しかし、マフラー交換後は、964ばりに騒々しくなってきました。

いや～、悩みますね～。女の子を乗せて、楽しくドライブできる車ではもはや無くなってしまったと。しかし、僕1人が運転するには本当に楽しい車だと。。。

何を言いたいかというと、今のマフラー交換後の僕のボクスター981のフィーリングは、20年前の964のフィーリングに非常に似ているということを言いたいのですね。ということは、昔の964はこんな感じでマニアが乗る車であったのかと思うのですね。とすると、「売れるわけない」ということになりますよね。正直、マフラー交換後のボクスター981であれば、「煩いので欲しくない」という人、多いのではないかと思います。20年前、ポルシェが経営不振になった時、スポーツカーからGTカー的に変身していった背景が良くわかりました。

近年、ポルシェはエンジン吹かしてもうるさくないし、室内が騒々しくなることはない静かな空間を創出できたからこそ、ポルシェが売れているのだと思いました。一部のマニアやスポーツカー好きの人ではなく、むしろ普通の人達がポルシェのPDKを買う時代です。スポーツカーの要素ではなく、乗り心地が良いGTカー的な要素を好む層ですね。日本ではとりわけ、PDKの割合が圧倒的に高いので、その傾向は強いです。PDK、MT比率でまだMT比率が高い欧州ではどうなんでしょうか。。。　

マフラーを交換して、「なるほど！」と思いました。僕は今やGTカー層から、純粋なスポーツカー好きなマニア層になってしまったので、普通の感覚ではなくなってしまったのかと。。。

これからは、女の子を乗せてチャラチャラと運転するのではなく、本気走りのスポーツカー愛好者になるのですね。

さよなら、軟派なボクスター981よ。これからは、君に乗る時は硬派な本気のスポーツカーとして付き合いたい。50歳からの僕の残された人生、軟派ではなく、真面目に走りに拘るスポーツマンとして付き合いたいよ。僕はドラテクを磨き、君の持っている力を100％発揮できるように腕を磨くよ。そういう人生を歩んでいくよ。体も鍛え、酒も控え（これは超厳しい？？）、神経を研ぎ澄まし、ドリフト、グリップ共に腕を磨いていくよ。君のボディ、タイヤが悲鳴を上げるまで腕を磨いていくので、待っていてくれよ。

こんな気持ちですよ。

チャラチャラと女の子を乗せて喜ぶ自分よ、さようなら。

ついに本気になってきました。ここからが勝負ですね。

まずは、10月27日（日）の車楽人さんのドリフトスクールで気合を入れて参りますね。さらに、11月16日（土）はグリップでのスクールです。12月15日（日）はドリフトでのスクール参加予定です。早割で申し込んだので、これはもうイケイケですよね！　

最近、妻に褒められました（これ意外です）。妻はめったにホメるひとではないのですが、首都高速を走っている時、「南千葉での練習が効果があったのかしら？？　いい感じで運転しているわね」と！！！　「一般道路を運転するのでも、スポーツ走行の練習は効果があるのかもしれないわね」だと！！！！　間接的なお褒めの言葉ですが、嬉しい言葉でしたよ。

何事もシコシコと長く我慢強く続けていくことが重要だと思いますよ。仕事も趣味も。。。

仕事でも独立して10年経過しましたが、独立当初、「お前に何が出来るんだよ」って馬鹿にしていた人も今は馬鹿にする人は少なくなって来ました。自分に経営者の才能は無いと思っていたので、とにかく謙虚に勉強、勉強、改善、改善でした。その結果、10年、生きることができました。勿論、これからどうなるかは全くわかりません。

音楽の練習もめげずに続けています。これも才能が無いので、練習しかないですが、最近、1mmぐらいの光が見えてきました。昨日の深夜、「アレっ」と少し気持ちよい感じでした。本当に僅かですが、成長しています。しかし、まだまだですが。。。

スポーツ走行もめげずにシコシコと練習を続けていく以外に道はなさそうですね。スポーツなので当たり前ですが（笑）。ゴルフでも野球でもサッカーでも練習しないとうまくなるわけないですよね。このシコシコを長く、長く続けることがポイントかと。最初は「酷い」とどれだけコケにされようと。。。

あのイチローですら、プロ野球に入ってきた時は「めちゃくちゃ下手くそな外野手」であったみたいですよね。当時を知る人が「こいつ大丈夫かな」って言うぐらいです。しかし、死ぬほど凄い人になっちゃいましたよね。

僕はイチロー的な経営をしたいなって思っているのですよ。内野安打でいいんですよね。必死で一塁まで走ってギリギリーセーフを何十年もやっているじゃないですか！　ホームラン打たなくても、派手な当たりしなくても、地味にシコシコと必死でやっているじゃないですか！　あれですよ、あれ。へこたれずに、休まずに、とにかく馬車馬のようにタフに少しづづ前進していくっていうアレですよ。ある意味、カッコいいです。強いですよね。

自分がこれをやりたいって思うことをやって、生き延びることがカッコいいなって思うのですね。今、自分はやりたい仕事をとことんやっていると言い切れる自分がいます。但し、能力不足であるためにまだまだやりたい仕事を伸ばし切れていない自分もいます。原因は能力不足であり、環境や外部要因はありません。全ては自分の能力不足に尽きます。従って、課題は自分の能力不足をどう補い、成長していくかに尽きます。

趣味の音楽、スポーツ走行も同様ですよ。自分の能力不足以外に課題は無いです。道具はあります。練習環境も整いました。車楽人さん、南千葉サーキットという練習環境は自分にはドンピシャです。車楽人さんでは、練習を積み、相当なスキルを身に着けた人達に会うことが出来ました。頭が下がる人達でした。やはり努力だな～って思いましたよ。

車楽人さんのスクールでは、ボクスター981の活用は当初の予定を覆し、止めました。スカイラインGTターボ（平成10年式、ナンバー無し）を使うことにしました。これで全損覚悟の練習が可能となりました。気持ち的にも吹っ切れました。常に限界で練習しますよ。南千葉サーキットならではの練習ですね。これは最高です。

弊社で本格的にモータースポーツ部の活動となりますよね。この部を大きな輪にしていきたいと本気で思っています。

ボクスター981の改造計画としては、次の順番に行きますね。

（１）マフラー交換は終了しました。スポーツフィーリングは増しました。エンジン音は豪快です。ブリッピング、H&Tは全然やり易くなりました。高回転時に吹き上がりは迅速になりました。32万円でした。

（２）エアクリーナーを交換予定です。これで吸気効率がアップすると（体感上は？ですが）
　　　予算は25,000円程度です。

（３）ビルスタインのサスをはめます。それに合わせて、2インチ車高を下げます。予算は50万円弱程度です。

（４）エンジンパワーアップキットをはめます。20馬力アップ、回転の伸びも違うみたいですが、これは試乗で確かめます。予算は25万円程度です。

（５）タイヤをよりグリップのあるものに交換します。ホイールも交換したくなってきましたが、これは金がかかるので厳しいです。

（６）ブレーキをカップカー並みのものに交換します。これは予算的に厳しいのでできないかも。150万円程度みたいです。従って、実現不可能だと思います。

金がかかる話なので、とりあえず（２）のエアクリーナー交換でストップしますね（笑）。

車は金食い虫ですね～。これまでの人生でこれだけ金使ったこと一度も無いですよ。今まで殆ど使ってこなかったので一挙に掃き出しているような。。。。。

しかし、こうなるともう当初のボクスター981とは全く別物ですよね。

ボクスターSを買うよりも全然金がかかってしまいますが、ボクスターSでもノーマルならば納得できないと思います。どっちみち、今やっているような改造をしたくなるはずです。マフラー交換、サス交換、車高調整、ブレーキ等。。。　

キレイ系な女の子を乗せるボクスターでなくなったことで、完全に吹っ切れましたよ。

500馬力ぐらいに出来ないもんですかね、この際。　こうなったら、ドラテク上げて、完全にスポーツカーに改造したい気持ちですよ。