現在、男49歳の僕が、48歳時の5月初旬にボクスター981(右、MT)を注文し、半年後の11月12日に納車となり、そこから約1年弱、走行距離13,000kmを走ってきました。
初めてのPちゃんであったのですが、「本当に楽しい1年であったし、勉強になった1年だったな~」と感慨にふけっています。
「ポルシェでアンチエイジング」というテーマでブログを書き始めて約1年経過しましたが、ブログも数えてみれば、127回目ですよ。元々が語彙が足りない僕です。文学的才能はゼロに近い僕ですよ。読めば、お世辞にも知性があるとは言えないレベルの文章レベルです。
しかし、記述してきたことは全てが本心から書いてきました。Pちゃんに対する感想、その他もろもろ。生の僕の声を稚拙ながらも文章にしてきました。
ある意味、気持ちいいです。思ったことを吐き出して、スッキリした気持ちです。
思い出せば、幾つかの出会いから始まったのですね。過去ブログで何度も登場してもらっている取引先の世田谷在住のS師匠(44歳)、目黒PCのH師匠(46歳前後?)との運命的な出会いが大きかったです。彼らの一般公道での狂気のドライビングですね。何度も記述した通りです。
やはり、こういうある意味、無謀な(すみません)、イケイケどんどん的な人達がいないと僕の人生が劇的に変わることは無かったです。ポルシェを所有するのではなく、「ポルシェを買って、スポーツする」ということを教わったのですね。
自分もボクスター981を買って、相当に走ってきたと思います。購入後11ヶ月での走行距離13,000kmですが、大半が課題を持っての本気走りの練習走行ですから、この13,000kmの練習走行は自分の脳と体に刻み込まれた財産だと思っています。ボクスター981を道具として、気合を入れた車の走りとは何なのかを脳と体に刻み込んできたのですね。ある意味、道具は何でも良かったのだと思います。スカイラインでもシルビアでも、フェアレディでも良かったのだと思います。ただ違ったのは子供の頃からの憧れであった911に近いボクスター981であったというだけですよ。
結論、911でなくて、ボクスター981で良かったと思っています。911であればこんなにキレイ系の女の子に注目されることは無かったのですね(苦笑)。真っ黒けっけのボクスター981だったからこそ、女の子に注目され、盛り上がったのですよ。オーラの点で、真っ黒けっけのボクスター981が911に全く負けていないどころか、車を知らない一般市場では「全戦全勝、楽勝、圧勝」でした。つまり、「受けの度合、モテの度合」だけの話です。。。 憧れであった911ではなく、ボクスター981にとどまったことの劣等感は今は全く無いです。それどころか、キレイ系な女の子の市場に行く時は、911では全く受けないので、ボクスター981の方が全然いいと思っているぐらいです。ここは完全に想定外でした。やはり、僕の年では、車と女はセットなので、ここは絶対に譲れないのですね。ここを譲ってしまうと男じゃないと思うのですね。まさに車世代の考え方で、今の若い人には全く理解されない考え方ですよ(苦笑)。
今の若い人は、「女性の気持ちを理解できる優しさ」をネットで表現するのがいいのですね。ツイッターやフェイスブックで女性との穏やかなコミュニケーションをはかり、お互いに愛を深めていくのですね。
僕らの時代は全然違いましたよ、マジで。まずはドライブですよ。助手席にいかにいい女を座らせるかですよ。「おいおい、お前、いい女、助手席に座らせてるじゃねえ~かよ」って言われることが何よりも誇らしかったのです。自慢だったのです。。。 女の子を選ぶ基準として、キレイな肢して、カッコよいハイヒールを履いて、キュッと締まった足首であることが前提でした。運転していると、そのキレイな肢がチラチラと見えるのですね。香水の香りが車内に漂い、女の子のうなじが見えてくるのですね。長時間のドライブになってくると、女の子がもたれかかってくるのですね。。。
これで「超その気」になるというのが僕の車世代ですよ。
一番大事なことは、「優しさの表現、コミュニケーション」ではなく、「この女、やらせてくれるのか、やらせてくれないのか」の一点だったのです。
前日にキレイに洗車して、車をピカピカにし、ガソリンを満タン、それなりのおしゃれをして朝、迎えに行きます。出発ですね。軽井沢、箱根、日光、富士山、山中湖、伊豆当たりがドライブコースなのですが、高速料金、現地での食事代等でも結構しますよ。まあ最低でも、何だかんだで2万円くらいしますかね。中には、何と美味しいお弁当を用意してくれる女性もいましたね~。こういう女性は最高ですよ。というか、こういう女性とはまずは確実にHとなりました。嬉しかったです。心の底から嬉しい瞬間でした。こういう女性こそ俺の女だって思いましたよ(その後、通常は地獄に落ちます)。。
しかし、しかしですよ。折角、大枚はたいてドライブをして、結果的にやれないと、何のためにここまで時間と金を使ったのかと思ったものですよ。一挙にその女の子に対する興味が失せたものです。
「一体、あの女、何なんだよ。生意気な女だな」って。。。。 今の基準で言えば、最低の男なんでしょうね。
最低の男と言えば、僕は女性と別れた後、褒められたことは無いですよ。「最低の男だった、もう二度と会いたくない」と言われたことは何度もあります。愛が憎しみに変わった後の女性ほど怖いものは無いですよね。ただ、愛を憎しみに変えてしまう僕の男としての器にも問題は超ありですよね。これは笑っちゃいけないところです(反省、反省)。。。。 こんな僕ですが、2回目の結婚で、既に17年目ですよ。付き合いも入れると20年以上です。。 妻もよく我慢してくれていますよ、本当に(感謝、感謝)。。。 僕も大分、丸くなったのかもしれません。でも基本は変わっていませんよ、全く。
要は男と女がうまくいくかいかないかは、相手の器の大きさと「相性(Chemistry)」だと僕は思っています。相手の器が小さく、相性が悪ければ、何をやっても結果的にはうまくいかないと。。。 自分の器が大きくても、相手の器が小さければ駄目ですからね。 逆に自分の器が小さくても、相手の器が大きければ、乗り越えることが出来る場合があるのですよ。 実は僕の今の結婚がそれですよ。。 男女関係は難しいですよね。価値観の一致、不一致と言いますが、僕は妻の価値観で理解できないことたくさんありますからね。それでも何とか持っているのは、妻の器が大きく、相性がいいからだと思っています。死がつくほどの喧嘩もありましたから。前の結婚でもこんなに激しい罵り合い、喧嘩はしたことが無いほどの経験、この20年間で相当ありましたよ。それでも乗り越えてきたのは、喧嘩後に忘れてしまうほどの相性の良さと妻の人間的器の大きさじゃないかと。
この相性の良さに何度、助けられてきたかと思っています。僕の器じゃ、何度も離婚したと思いますよ。妻の器の大きさと相性に助けられたのですね。但し、妻の器が大きいと言ってもいつも大きいわけではないですよ。僕との人間的関係において大きいだけなんですね。ここが肝心です。他の時は小さくても、僕との関係になると大きくなってもらえるのですね。そのギャップに驚くことがあります。だから、相性と言ったのですね。僕の時だけ、器を大きくできるということは、つまり相性が合うから大きくできるのですね。。。 難しいですな~、本当に。同じことは僕にも言えますよ。
正直思いますよ、「この女じゃ、嫌だって言う奴、たくさんいるだろうな~。まあ~、俺だから笑ってすませることできるんだろうな」って。。 妻はもっと僕に感謝してもいいぐらいですよ。。。 あいつ、感謝してるんだろうかって思います。。。。。(口では言いませんが)。。。。
車と関係無い話にまたまたなってしまいました。
言いたかったことは、車と女が切っても切れない関係にあったことなんですね。。。 今の時代では完全に時代錯誤となるでしょうね。。。。
ボクスター981購入後、本当に充実した11ヶ月でした。充実していた理由は、やはり、走りに本気であったからだと思います。所有する喜びとかはどうでも良かったのですね。とにかく、「走る」ということに気合を入れてきました。本気で走る、スポーツするということに力を入れて来たのは事実です。自分としては、スポーツカー乗り回してチャラチャラしている気分では全く無かったです。このスポーツカーをどうなぎ倒すかだけでした。ボクスター981が持っている能力を100%引き出すためのスキルを体得することに焦点を定めました。ここは譲れないところでした。
ボクスター981を勉強の道具として、スポーツ走行のスキルを体に刻み込むことが目的でした。ここは一貫していたことです。最悪、ボクスター981が全損しても、20年落ちのスカイラインでいいじゃないかと思っています。仕事頑張って、また買えばいいじゃんかよと。これは妻のアドバイスです。
妻は言うのですね、「スポーツカー買ったのであれば乗りこなせないとカッコ悪いわよ。ただ持っているだけじゃダサいわよね。乗りこなせて初めてスポーツマンなのよ。えっ、壊したらもったいないから乗らない?? トンチンカンなこと言っているんじゃないの! えっ、お金がかかる?? じゃ、一生懸命に働きなさいよ。働いて直すなり、また買うなりしなさいよ。甲斐性が無いこと言うわね、あなたは。そんなこと言っているから、女にもてないのよ、あなたは。カッコいい人生とは、思い切りなのよ。思い切って攻めるから男なのよ、そういう男って輝いているのよ。壊すから乗らないっていう男は仕事をやらせても、思い切りが無く、誰もついてこないものよ。男は必死で闘うからこそ、カッコいいのよ。女はそういう男はほっておかないのよ。ホラ、〇〇さんってスポーツカー持っているのに壊れるから嫌だってちっとも乗らないでしょう。本末転倒とはまさにこれよ。実際、〇〇さん、40超えているのに、女性と付き合ったこと無いのよ。女性もそんな男と付き合いたいとは思わないわよ」と。。。
妻の器とはまさにこれですよ。僕の器の10倍は大きいですよ、まじで。。。 僕ならば、壊れるから乗らないと思ってしまいますよ(苦笑)。。。
妻は言うのですね。「壊さないように限界ギリギリで走る能力を身につけなさい。それが大人よ。壊すぐらいに無茶すれば子供。無茶をせずに、限界ギリギリで走れるようになればいいのよ」と。。。
妻が言っていること、大爆笑ですよ。よくもまあ、こんな正論を簡単に言うわって。。。これが簡単に出来ればわけないわって。。。
妻はさらに言うのですよ。「あなたが出来ないって言うならば、私がやってやろうかしら。大体、私の方が何をやらせても筋がいいって皆に言われるでしょ。」
妻はMTも運転できますし、ボクスター981も運転できます。まじで妻がまともに取り掛かれば、上手になる可能性がありますよ。とにかく、妻はうまい人のいいところを取り入れる能力があるのですね。水泳にしても、ゴルフにしても、ピアノにしても、力の抜け具合、力の入れ具合、タイミング等、なかなかよくもまあ出来ていますよ。車も取り込めば、行けるかもしれません。一度、車楽人さんに連れて行きたいと思っています。
こんな感じの11ヶ月でした。。。
仕事に戻りますね。
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