2013年7月24日水曜日

101. ボクスター981オーナーの僕が日本車を試乗

昨日、マツダのCX-5(ディーゼル、AT)とスバルのXVハイブリッド(AT)の2車を試乗しました。いずれも、社用車のMINI Cooper Sの代わりの候補となるものです。

試乗した僕は、現在、愛車であるボクスター981を中心としたポルシェ車を乗る機会が大変に多いです。なお、プライベートでは7年間、ランクル100を乗っています。社用車としては、ハイエース、タウンエース、プロボックス、プリウス、MINI Cooper Sを乗り継いできました。仕事がら、車には毎日乗っています。車には乗っている方だと思います。今年はボクスター981、MINI Cooper S、ランクルで約2万km以上は走っています。一般の方よりも、走行距離、利用車種共に多い方だと思っております。

そんな僕が上記の2車種をガチンコ徹底比較しました。

結論です。

「両車共にこの日本の2車は素晴らしい」の一言でした。

どちらかがいいかと言われると、悩みに悩みます。何故かというと、両車共にユーザーに訴える強烈な長所があり、これは甲乙つけがたいからです。

日本にもこんなに素晴らしい車があるんだって、昨日は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。久しぶりに酒を飲むことも無く寝てしまったぐらいです。嬉しすぎて酒を飲むことも忘れてしまうぐらいの気持ちだったのですよ!

本当に実にいい車だなって思いました。カーオブザイヤーに選ばれるだけのことはあると思いましした。

まずは、CX-5(ディーゼル)ですが、これは速いです。43kgfのトルクをわずか2000回転で生み出します。アクセル踏んだら気持ちいいぐらいに前にグイグイと加速しますよ。ディーゼルとは思えないぐらい静かでした。黒煙は皆無で、昔のイメージは無いですよね。乗り心地は実に良いですね。路面のゴツゴツも拾わずです。イメージですが、カイエンV6やツアレグの路線です。ボディ剛性はガッチリしています。ドアを閉めた感じもガッチリ感があります。走りは硬質感、剛性感を感じ、ドイツ車的でしょうか。ドイツ車のガッチリした感じが好きな方には向いていると思います。バッテリーが切れて充電中のプリウスよりも遥かに静かでした。プリウスの充電中の爆音にはヘキヘキしていましたからね。50m先にも聞こえてくるような充電音でしたから。飲み屋のおばはんがびっくりして出てきて、「エンジン切ってくれ」って怒られたことが忘れられないですよ。CX-5は250万円ちょっとです。これに総革張りにしてシートヒーターをつけて、ナビ、ETC、マット等をつけてフルフル装備で約310万円でした。

CX-5が売れているのは本当に良くわかります。これは日本が誇る素晴らしい車の内の1台であると真面目に思いました。レクサスに乗った時は何の感動も無かったのですが、CX-5に乗った時は感動しました。しかも価格がリーズナブルです。この価格でこのクオリティは凄いと思いました。

次にスバルのXVハイブリッドです。

これも素晴らしかったです。何と言っても、凄いのはプリウスと異なり、充電中であっても超静かであることです。ここはトヨタのハイブリッドとはまるで異なりますね。どうもトヨタのハイブリッドは充電中の音が大きすぎて耐えられないです。「ブ~~~~」という充電時の不快な振動がもう僕にはきつかかったです。充電されて走っている時ってハイブリッドの場合、殆どないわけですよ、東京の場合は。渋滞が多いので、すぐにバッテリーに充電が必要となります。従って、都心を走っていると、すぐに充電モードとなります。この時の音がプリウス、ハリアーの場合、馬鹿デカイのですね。スーパーの駐車場に止めて、充電していると、他の人が皆振り返っていましたよ。「何だよ、うるさいな~」って顔されるのキツかったです。僕の妻も、「凄い音している車あると思ったら、何だ、プリウスじゃないの。これ本当に煩い車だわね」って何度も言われました。購入する前と購入後の印象がまるで違いました。

しかし、スバルのXVハイブリッドはまるで世界が違うのですね。ハイブリッドの構造が違うのですね。スバル曰く、「トヨタと一緒にしないでください」と! 

「エライ、よく言った!!!」 

と僕は誇らしげに語る営業マンを見上げましたよ。顔は勝ち誇ったような顔をしていましたよ。実にいい顔でした。

「売れているのですか?」と聞くと、

「ハイ、馬鹿がつくぐらい売れています。7月にご注文頂ければ、何とか、来年の2月末に間に合います」と。。。。。

「何?、我が社の会計の締めが2月末。それに間に合わないじゃないか」と思いましたよ。

いや~、スバルXVハイブリッド、売れているようです。馬鹿売れとはこのことか。。。

しかし、試乗してみると、これはトヨタのハイブリッド車とはまるで異なり、実に優秀で素晴らしいの一言でした。しかも、XVハイブリッドは実に乗り心地がよろしいです。路面のゴツゴツは拾いません。拾いそうで拾わないという絶妙なところの味付けが効いています。従って、スポーティにも走れるキレがありますね。これはCX-5にもありました。といういうか、スポーティなキレはCX-5の方が全然上でした。XVハイブリッドは、クラウンのような感じですね。乗り心地が絶妙で日本のクラウンですよ。クラウンの乗り心地は日本の市街地では悪くはないと思いますが、それに近いです。

CX-5の硬質感、剛性感のある走りとはまるで異なる、クラウン的な乗り心地がXVハイブリッドでした。ハイブリッドとしては、トヨタの馬鹿ハイブリッドとはまるで異なり、超優れもの! 

この2車は素晴らしいの一言でした。日本人として、痛快、してやったりの気持ちでしたよ、昨日は。

この2車とMINI Cooper Sを比較しないといけないのですからキツイですよね。Cooper Sを売却してでも、この2車に乗り換える必要があるのかと。。。。

結論、「分からない」の状態です。

Cooper Sで素晴らしいことは、ボディのガッチリ感と世界最可愛と言っていいデザインです。ボディのガッチリ感は新型BMWを完全に上回っていると思いますし、ボクスター981よりもドアの厚みは上です。何でこんなに鋼鉄のようにガッチリしているんだっていつも思いますよ。ドアが超熱く、超重いですからね。「よっこいしょっ」って力を入れないと開かないですから。

でも、このガッチリ感が僕は滅茶苦茶好きなんですよ。小さくて、ガッチリしていて、可愛い。これは売りですよね。

CX-5、スバルXVハイブリッドの2車が逆立ちしてもかなわないのは、このボディのガッチリ感とデザインの可愛らしさです。とりわけ、ボディのガッチリ感は、Cooper Sを100とすると、CX-5が50、XVが10ぐらいでしょうか。XVの欠点として、ドアが薄っぺらで、ヘナヘナでした。これは日本車独特のものですよね。最初にドアを開けた時、あまりにもヘナヘナで、正直、失望したぐらいですから。しかし、走りのクオリティが高かったので、「素晴らしい」とは言いました。

CX-5はドアのヘナヘナ感はありませんが、Cooper Sのガッチリ感と比較すると、大人と子供ですよ。それだけCooper Sのガッチリ感は素晴らしいの一言です。

車好きはボディのガッチリ感に拘る人が多いのですが、Cooper Sはそんな要望にはバッチリと応えてくれるのですね。ボクスター981よりもドア重いですから。。。ボクスターの方がヤワに感じるぐらいです、これ本当です。毎日、触っているんですからね、僕の場合、嘘言わないです。

ということで、勢いでCooper Sよ、さようならと言ってはみたものの、思いとどまる可能性もあります。ボクスター981のMTがあまりにも素晴らしいせいか、Cooper Sの役割が見えなくなったのですが、やはり長所もあるなって改めて思いました。

取引先訪問時に、どちらの車で行ったらよいのかです。Cooper Sか、CX-5か、スバルXVハイブリッドか? 

結論が見えました。

Cooper Sで行きます。

何と言っても、このブログのテーマが、「アンチエイジング」でありました。そのためのMTでしたよね。忘れてました。思わず、日本車の楽チン走行の罠にはまるところでしたよ(笑)。

僕は普通の人よりもエイジングを遅らせて行きたいのでした。そのためには、毎日の顧客訪問時に敢えてMT操作をすることで、神経を研ぎ澄ませようとしていたのでしたよね。一番重要なことを忘れていました。

Cooper Sよ、ごめんなさい。僕は君と一緒にいい年をとって行くことにした。出来る限り、MT操作をして、両手両足を駆使して、毎日の顧客訪問をするよ。たとえそれが面倒臭いものであったり、ボクスター981よりもキレが全然無いものであったとしても。。。 そして、アンチエイジングを目指すよ。僕は他の人と違う生き方をするよ。1,000人いたら、僕1人だけが違う生き方をしていくよ。僕は君と同じように可愛い年の取り方をしていきたいんだ。今、それが改めてわかったよ。

日本車にも素晴らしいものはあるけど、一緒に年をとっていけるかどうか。。。 楽ならばそれでいいのかって。運転と真剣に向き合い、神経を研ぎ澄まし、技術向上に励むことで、アンチエイジングは確実に来ると。

よ~し、後ろ向きにならず、前向きになろうと。ちょっとボクスター981のMTが面白くなったからと言って、Cooper SのMTを馬鹿にするのは間違っていたよ。ごめんね。

こうなったら、Cooper Sでボクスター981を置き去りにできるように腕を上げるね。

Cooper Sよ、一緒に練習に励もう。そして、ボクスター981を軽く置いて行っちゃおう。首都高速での練習はしばらくは君としよう。南千葉サーキットでの練習も君としよう。そして、ポルシェ軍団に立ち向かおう。

覚悟が決まったので、仕事に戻ります。

4 件のコメント:

  1. こんにちは、2座席オープンを絶賛検討中の52歳おっさんです。
    ボクスターの情報収集でブログ読まさせてもらいました。
    思い切って走れる候補としてはロードスター、Z、エリーゼ、ボクスターでしょうか。
    幸いなことに私の家内は「買え買え」派です。

    ところでなぜコメントしたかですが、私はバイクも乗りまして今はCB1100に乗っています。
    チマタでは「遅いよ眠いよ年寄り臭いよ」と言われるCB1100ですが、それでも0-100はスーパーカー並みなので、バイクの運動性能と相まって制限速度までは(同じバイクのSS以外で)簡単に無敵です。

    なにより楽しいのがアクセルとクラッチを手で操作するため、足でどう頑張っても出来ない微妙で繊細な操作が出来る所でこれはもう本当に楽しいです。
    又、バイクは「アクセルとブレーキもハンドル」で、速度をとわずスピードコントロールで旋回する快感も格別です。

    と、言うと何か危ない様な感じですが、ほぼ半分くらいは家内が後ろに乗っていてタンデムの運転は全然別物でスムーズな操作を追及する楽しさも格別です。運の良い事に今までひやっとさせた事も無いのでホイホイ付いてきます。

    どうでしょう、バイクも導入してみてはいかが?バイクのダイレクト感も良いですよ!

    もうすでにお乗りでしたら失礼しました。

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    1. コメント有難うございました。バイク免許は持っていないのですよ(最悪)。欲しくて何度も教習場情報を集めたりしました。しかし、妻が、「バイクは事故が危険なのでやめてください」と反対され、諦めました。バイクのダイレクト感は車の比ではないのですよね。これはよ~くわかります。個人的には子供の頃からハーレーが好きでした。あるいはモトクロスバイクが大変に好きでスーパークロスは良く見に行っていました。

      チャンスがあれば大型バイク免許取得はありです。但し、バイクに乗ったことが無くて、大型バイクを運転できるか不安ではあります。都合が良いことに、バイク置き場もありますので、可能性はおおありです。

      アンチエイジングにはバイクの方が本当は適しているとは思います。ハイ、その通りでとても良いことは充分に分かっていますよ!! ごもっともなご指摘、有難うございました。昨年は妻と一緒にバイクショップを何度か訪問しております。

      またまたヤバい発言頂き、ヤバくなりそうですよ(笑)。

      2座席オープンはバイクと異なる魅力がありますよ。雨が降れば、クローズドにできますし、多少の荷物は入りますので、それこそ奥様と簡単な旅行には行けます。ロードスター、Z、エリーゼ、ボクスター共に甲乙つけがたいですね~。僕はボクスターを購入しましたが、他の3車共に魅力があります。走り以外に快適性を重視するならば、Zかボクスターだと思います。ロードスター、エリーゼは快適性は多少劣ると思います。走りの面白さならあ、エリーゼかもしれません。但し、荷物は入りませんし、走りに振り過ぎているとは思います(笑)。しかし、ここまで走りの面白さを追求した車も珍しいですよね、エリーゼは。

      バイク乗りの方であれば、ボクスターは絶対にMTがお薦めです。キレがある操作感は気持ちいいですよ。エンジン音はこの4車の中ではずば抜けています。正直、勝負になりません。ポルシェのエンジン音はかっこいいの一言です。音の演出は大事ですよ、すごく。快適性ならばZが一番かと思います。夏でも快適なシートが選べます。但し、エンジン音が今一歩です。

      購入が決まりましたら、何を選んだのか是非、教えて頂きたく思っております(笑)。奥様の「買え買え」は最高でした(爆笑)。

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  2. 30年近く昔ですが初代ロードスターでジムカ、秋が瀬でスクーターレースをしていました。
    バイク乗りなんで直線が早い車に興味は無いです、バイクの方が倍は早いですからね。
    なのでZのエンジンは無駄にでかすぎですね。
    実際はボクスター(当然素のMT)かエリーゼのどちらかかな。

    バイクは確かに危ないでしょう。
    ただし御歳52歳にもなればガキの頃とは運転も(心も)ちがいます。
    乗車時の身づくろいも、フルフェ、フルパットのライジャケライパン、ヒットエアエアバックベストです。

    バイクの楽しさは公道で周りの車と競り合うことではありません。(楽勝ですし)
    股を閉める>減速>寝かす>駆動を掛けて立ちあがる(しびれるー!)、をいかに上手くつなげるか。
    まさに人馬(バイク)一体、雑念がすっ飛びますよ。
    40キロでも40キロなりの曲がる楽しさがあります。
    私は車に乗ってもなおバイクに(このクソ暑い季節もフル装備で)乗り続けるか?
    なんて言ってもバイクは「立ってるだけでも難しい」ですからね!

    大型免許ですが教習所を見学に行ってみてください。
    おっさんおばさんばっかりで、みなさんガックガクでも卒業しています。
    むしろ免許を手にしてからが重要です。
    まず技術の向上に努める>安全運転講習会(なんと200円)
    そして公道では自分の技術を超えた運転をしない(速度だけでなく車間距離も、車と違って踏めば停まってくれる訳ではありません)

    どうです、乗りたくなったんじゃないですか、いつ乗るか?いまでしょ!

    (悪ふざけが過ぎてますがすいませんです)

    うちの奥さんはバイクも乗れ乗れです、それどころか毎週後ろで付いてくるので、たまには1人で走りたい!
    と思う時もありますが、信用してるから(いままで信用されなくなるような危ない事がなかったから)付いてくるんだろうと考えて、何時までも付いてくるような運転を心がけています。
    信号待ちで周りの車から見られたりすると「まさか二人で100歳超が乗ってると思わないよね」なんて笑ってます。(フルフェで歳がわからない)

    ではまたどこかで。

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    1. やばくなってきたじゃないですか! バイク免許獲得に向けて走るかもしれません。今日の妻との夜の飲み会で相談してみます。その際は妻も取らせますよ。妻はハーレーやカワサキの大型バイクが好きですから。加速は半端じゃないですよね(笑)。

      素のボクスターMT、エリーゼ共に面白いと思いますよ。是非、ご検討ください。

      大型免許の件は一度、教習所に行くと思います。アドバイス、有難うございました。

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