2013年6月18日火曜日

76. 日本サッカーに見るポルシェVS日本車

先日のコンフェデ杯では日本のサッカーがブラジルに完敗でしたよね。大変にがっかりでした。どうも日本のサッカーを見ていると、勝てる気がしないですし、そもそも勝とうという気迫を感じることができないです。心の底に「ブラジルに勝てるわけない」と思っているのではないでしょうか。

僕はどうも日本の代表サッカーの試合を見ていると、苛立ちを覚えます。2つの理由なんですが、1つ目は「勝とう」という気迫を感じないこと、2つ目は「いわゆるお勉強のよくできるいい子ちゃんのサッカー」となっていること。

日本人は本当に謙虚なところがありますよね。「勉強になりました」、「まだまだ未熟なので勉強します」、「自分達はまだまだです」という言葉が大変に多いです。僕は個人的には、こういう日本人のmodestな姿勢はとても素晴らしいと思っていますし、自分にもそういう日本人的な要素は組み込まれていると思っています。ブラジル戦でも「勝つ」というよりも、「負けて勉強する」的なスタンスを感じてしまうのですね。

そんな日本人に対して、ラモスがいいことを言いました。彼曰く、「何で日本人はブラジルや世界の強豪と試合をした時に勉強になりましたって言うんだよ。どうして、ブラジルに日本のサッカーはこうなんだって勉強させないんだよ。勉強する側ではなく、教えてやる側に回ろうという意欲がないんだよ。ブラジルに学びに行くのではなく、ブラジル人に日本のサッカーを学びに来させろよ。そんな姿勢では絶対に勝てない」って。

日本では東京一極集中で、地方出身者が東京に出てくるケースが大変に多いと思います。東京で学びたい、東京で頑張りたいと。僕はどうもその言葉が嫌いなんですね。どうして、地方で学べないのか、どうして地方で頑張れないのかですよ。地方には地方の良さが絶対にあるわけで、そこを徹底的にアピールできないのかと。。。地方に生まれれば、地方で生活し、東京に出てこなくても地方で完結する日本にどうしてなれないのかと。。。 僕は日本の私立大学は、東京にあるべきではないと思っています。例えば、早稲田大学は北海道、慶應大学は小笠原諸島、日大は鹿児島、明治は鳥取等に分散すべきだと。官庁は石川県、金融は仙台、マスコミは広島といったように分散できないでしょうか。つまり、アメリカ型のビジネス、教育の完全分散型です。大変に魅力的な日本になるのではないでしょうか。第二次世界大戦後の日本の復興計画において、GHQが示した回答は分散型でした。それに対して、日本側が示した回答は東京集中型でした。日本の言い分は、短期間での成長でした。GHQの言い分は50年後のスパンで考えた場合の効率性、平等性でした。GHQのバランスのとれた考えは素晴らしいですよね。地方の過疎化が進んだ今、初めて、彼らのバランス感覚に心打たれます。ちょっと脱線してしまいましたが、地方で学ばせろって思うのですね。何でもかんでも東京、東京には参ります。とにかく、ポルシェ買っても、走る所が無いのですからね。半クラもいいですが、やはり豪快に飛ばすところも欲しいですよ、当然です。

僕はラモスの言葉を20年前に聞いたのですが、とても素晴らしい言葉だと思います。謙虚志向な日本人は世界の場になると、いつでも遠慮しがちですよね。いい所でもあると思いますが、サッカーの試合では、意味が無いです。「自分達が一番強いんだ。勉強させてやる。日本に学びに来い」と言うべきではないでしょうか。ブラジル戦では日本人選手の顔をビビッているのがわかりました。ビビるのではなく、ビビらせるぐらいの気迫が必要ではないでしょうか。

僕自身、ラモスの20年前の言葉に相当に影響を受けています。世界一小さな中小企業を経営していますが、卑屈になることはありません。僕のオヤジは大企業出身でしたので、よく僕を小馬鹿にする発言が目立ちますよ(笑)。そういう時、世界一小さな中小企業でも、仕事の中身で勝負すればいいんだろって思っております。仕事の中身さえ良ければ、小さい会社でも大きな背中で向かっていくことができる。背筋を伸ばし、堂々と歩いていくことができるのです。いわゆる中小企業のオヤジには絶対になりたくないと思っています。他の企業ではできないような価値のある仕事をすれば必ず認めてもらえると。。。同じことは小さい組織を運営する企業や病院、学校等、皆に当てはまるでしょうね。

学びに行くのではなく、学ばせてやるぐらいの気迫が必要だと思っております。20代の若い頃、30代は海外志向が強かったです。海外で学びたいと思っておりました。しかし、49歳になった今、「学びたい」は恥ずかしい発言ですよね。逆に、「弊社で学んで欲しい。外国のみなさん、日本で学んで下さい。弊社も解放しますよ」というスタンスであるべきではないかと。。。イタリア、ブラジルのサッカーは学ばせてやるサッカーですよね。凄い気迫を感じます。日本のサッカーは学ばせてくださいというサッカーですよね。これでは勝てるわけないです。

仕事でも同じことが言えると思います。永遠に学ぶという謙虚な姿勢も勿論必要だと思いますが、心の底で、「俺から何か学べよ。見てろ。勉強になるだろう」という強い姿勢も必要だと思います。その強い姿勢はインパクトとなって外に出ていくと思います。スポーツでも、企業でも学会でも、医療の世界でも、強い姿勢は必要だと思っています。と同時に、自分が所属する組織のPRも出来ないといけませんよね。ポルシェセンターの各営業担当者は、皆、ポルシェ好きの人が多く、話していて気持ちがよいことが多かったです。自分の売る車を愛し、「こんなに楽しい車無いんだ」という気持ちが伝わってきました。正直、生まれて初めて、「こんなに楽しい車ありませんよ」ってセールスをされました。速く走るためにはどうすべきかというセールスをたっぷり受けました。そのセールスに負けて、試乗もせずに発注したわけですね(笑)。納車になって初めて乗って、ぶったまげたという。。。。

ポルシェと日本車を見た場合、ポルシェには強い姿勢を感じます。日本車にもGT-Rにはかなりの強い姿勢を感じます。86にも強い姿勢を感じます。この点では、日本車も大分、頑張っているな~って思うのです。この点では大分、成長したな~って思います。日本からの発進ですよね。日本にこんな凄いものあるんだ。どうだっていう。。。。この点は僕は大変に気持ちいいです。

しかし、次の点が問題です。日本のサッカーと同じで、「いわゆるお勉強のよくできるいい子ちゃん」となっていますよね。日本のサッカー見ていると、「僕達、子供の頃から一生懸命に練習してきました。だから、キレイにパス回して、点を取りにいきます」って感じですよね。無用なバックパスを多用し、パスはするけど、攻めきれないという。。。 ブラジルやスペインを見ていると、いわゆる優等生のサッカーではないですよね。動物的本能による個人技のサッカーとチームとしての組織のサッカーが有機結合しているように思えます。どうも日本のサッカーは、動物的本能という要素が無さすぎると思います。一生懸命練習したので、キレイにサッカーをする。日本車も同じで、一生懸命必死で頑張って、ニュルで走って、ポルシェをベンチマークして、タイムでポルシェを超えたと。。。その結果、100km加速で2.7秒というとてつもない、とんでもない速さを具現化した。。。。

確かに、凄いです。速いですよね。しかし、何かが無いのですよ。そうです、前のブログで記述した半クラでのトロトロ運転でも楽しいという官能性が無いのですね。ある意味、これはポルシェ軍団が動物的本能に近い、感性の部分で作り上げたものだと思います。勉強してできるものではないです。お利口さんでできるものではないです。従って、真似ができるものではない。そこに価値があるのだと思います。半クラでトロトロ運転しても楽しいという所に価値があるのですね。。。ここは他社が真似することが極めて困難な領域となります。真似ができるのは、フェラーリ、ランボルギーニ、アーストンマーチン等になろうかと。。。。

GT-Rにしろ、86にしろ、日本のサッカーのような優等生的な学習の面ばかりが目立ち、動物的に訴えてくる官能性にどうしても欠けています。ここは明白だと思います。日本車がこの部分を追いかけていくのか、あるいは厳しいので、違う形で表現して行くのか。。。興味が尽きません。

評論家は官能性と一言で片付けますが、具体的にわかりずらいので、前のブログで、僕は「半クラののろのろ運転でのエンジンのブヒブヒ言う音、ステアリングから伝わる鼓動、スタート前のレーシングカーのフィーリング」といった言葉を使いました。

GT-Rよ86よ、大渋滞でも楽しいか! 大渋滞でもドライバーを唸らせるような車作りをしろ。コーナリングとか、ニュルでのタイムとかにとらわれるなよ。

とエラそうなことを言いたいです。。。。

何を言っているかわからなくなったところで仕事にまたまた戻りますね。




6 件のコメント:

  1. 何度かコメントさせて頂いている981c購入の者です。
    今回の記事も前回の記事も非常に面白かったです。

    サッカー、なぜブラジルに負けるか?
    理論的に説明出来ます。
    戦術以前にフィジカル、キック、トラップ、パススピード精度、ドリブル、などサッカーに一番大切な個々の能力すべてがブラジルの選手のほうが高いからです。
    パスを回してばっかりでシュートにいけないのも簡単です。
    アタッキングゾーンに入ってからのプレッシャーに勝って枠にシュートするだけの足技が無いからです。
    要は技術不足です。

    格で気迫負けする部分もあるかとは思いますが、負けるのは根本的にブラジルより日本がヘタだからです。
    Jリーグ創設以来、実業団リーグの頃から比べれば日本サッカーは本当に強くなった。
    昔は出るのが大変だったWCに出場するのがもはや当然になっているのがその証拠です。
    しかし悲しいかな、冷静に見てまだブラジルより数段下手です。

    僕は、GT-Rは本当に凄い車だと思います。
    日産、ゴーン、水野さんが技術の粋を結集して作った超高性能精密機械、ハイパフォーマンスカーだと思います。

    その水野さんが、たまにスポーツカーに乗って評価をされるのですが、ちまたのよくいる自動車評論家のように『ハンドリング』とか『官能的フィーリング』とか、曖昧な表現を非常に嫌います。
    凄く論理的に、まさにエンジニアの視点でクルマを評価されています。

    僕は自動車の専門家ではないのですが、同じ自然科学を扱う者として、感性とか、ハンドリングフィールとか曖昧な表現は出来る限り疑うようにしています。

    僕たちは医療行為を行うにあたり、科学的根拠が無ければ行えません。
    人体を扱うので当然ですが、evidence based medicine、膨大なランダマイズ試験のデータに基づいた、根拠のある治療しかしません。
    当然、患者さんになぜこの病気でこの薬を使うのかと問われれば、薬理作用から、奏功率まで、科学的根拠に基づいて説明可能です。

    ちまたによくいる自動車評論家はポルシェだとなんでも褒めちぎる傾向がありますが、ネームバリューにだまされてないか疑問です。
    なぜ良いか、どこがどう言うふうに設計されているから他と比べてここが良い、といったような視点や解説をしている評論家を見た事がありません。
    素人ならまだしも、それで専門家と言えるのかと正直疑問です。

    その専門家である水野さんがベストカーで981cケイマンに最高評価点をされていました。

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    1. 詳細なレス有難うございました。日本のサッカー選手の技術的な能力が劣っていること理解できているつもりですが、僕は個人的にそれを認めたくないのですよ。どうしてかって、恐らく子供のころからサッカーをやっている総時間を計算しますと、日本の選手もブラジルの選手も同じぐらいだと思っています。日本の選手も子供のころから相当にやっているはずです。どうでしょうか。僕は人間って、同じ時間努力すれば、結果はほぼ互角レベルに行って欲しいなって思っています。僕個人で言えば、人の3倍ぐらい努力しないと、同じぐらいの成果を出せないどんくさいタイプです。ひょっとして、日本人の身体能力が乏しいので、僕と同じ??? そう思いたくないのですよ。彼らも本当に一生けん命に頑張っていると思いますので。頑張っているという気持ちは伝わってきます。但し、気持が弱気になっているのが悔しいだけなのです。技術力で劣っていても、サムライ魂で向かっていくべきです。であれば、0-3を0-1にすること、あるいは0-0にすることは可能だと僕は個人的には思っています。なでしこは個人の技量で劣っていても、サムライ魂を感じました。勝とうという気迫が凄かったです。僕はW杯の時のなでしこのサムライ魂に心打たれました。ブラジル人に個人の技量で劣っている、だから勝てるわけないというだけは嫌ですね。個人の技量で負けていても、だからどうなんだ、俺たちは気持ちでは絶対に負けない。チームワークとファイティングスピリットでビビらせてやると。。。昔、早稲田や慶應のラグビーは個人の技量では絶対に勝てない明治ラグビーをビビらせました。あれですよ。100回やれば95回は負けますよ。しかし、W杯にしても、コンフェデ杯にしても、100回も無いですよ。本当に闘う時って、数回しかないです。だから、死ぬ気で根性見せろって思うのです。負けてもいいのです。負け方が問題だと思うのですね。

      車の話ですが、日本の評論家は日本車を過小評価しすぎる傾向にあると思います。アルファは素晴らしい、VWは素晴らしい、BMWは素晴らしい、ベンツは素晴らしい。。。もう舶来品志向は辞めて欲しいです。。。日本人が欧州にあこがれるコンプレックスを感じます。どうして、自動車大国である米国で、日本車がドイツ車とほぼ同じ価格で販売されているのでしょうか。それは、冷静で現実的なアメリカでは、日本のアコードもドイツのBMWもほぼ同じという評価の表れだと思います。でなければ、日本車は世界で売れないでしょう。。。そう思うのです。。。

      品質で言いますと、クラウンの素材、作りはBMW、ベンツのセダンよりも間違いなく上だと素材、品質の専門家は言います。足りないのは、ブランドイメージだと。。。 車をばらして、修理する専門家と話す機会があったのですが、クラウンの素材、作りの良さに驚いていました。それに比較して、ベンツ、BMWはクラウンよりも素材の耐久性、精度は劣ると。。。クラウンにもしブランドイメージがあればもっと評価されてもよいと悔しがっていました。少なくとも日本の一般道路で乗る限りにおいては、クラウンの乗り心地は最高だと思います。アウトバーンは別の話です。。

      仕事の本質って、ネームバリューではないと思うのですね。要は、中身だと信じています。本当の意味で中身が良いものを論理的に判別する能力が重要だと思います。中身が良いことを判断する時のチェックリストをどれだけたくさん持っているかも大事ですよね。僕達は、そういうチェックリストの引出をたくさん持ち、本当に優れているもの、良いものを評価し、それを活用し、さらに付加価値の高いものを自ら生み出す努力をすべきだと思っています。最終的には、いいものを選別した僕らが、次にいいものが生むために何か貢献することだと思います。僕がブログを書くのもそれが目的の1つです。いいものを活用して、自分がまともになり、多くの方と方向性を共有化し、多くの方と幸せになっていきたいと。それが「アンチエイジング」ということで。。。。。

      ブログでのメッセージとして、次のように考えていました。日本ではMTは見捨てられてきておりますが、まだまだ面白いですよ。ポルシェのMTは素晴らしいですよ。全身の神経を研ぎ澄まして、スポーツ走行すると、それこそ本当にアンチエイジングに役立ちますよ。いつまでもこの面白さを味わうと共に、元気な年の取り方をしていきましょう。ついでに、車の評価ポイントをしっかりとおさえましょう。車の評価はこうしませんか。こういう視点で車を評価するのはどうですか。我々自身が車の評価基軸をしっかり持ち、厳しいユーザーになることで、日本の車ももっといいものが生まれてきますよ。

      こんなことをいつも考えています。僕はどんなものでも、必ず供給者に使った感想をフィードバックすることにしています。それが最終的に設計に反映され、次にいいものが生まれてくるのに役立つと考えるからです。ユーザーの声ぐらい、重要なものは無いと思うのです。逆に僕自身が提供する側に回る時、ユーザーの声は極めて重要なものです。彼らの本物の意見が、僕らが提供するものの改善のヒントになるからですね。ここを誰よりも早く取り込み、改善し、また世の中に提供していくという流れです。

      日本の評論家の多くが舶来品に憧れるだけで、優れたものをキチンと論理的に評価できない人が多いと思っています。アメリカの自動車評論家の方が面白いですよ。日本車の優れた点を見事に表現しています。彼らには舶来品志向が無いですから、極めて公平に、中立的に評価することが多いと思います。彼らからしますと、ベンツもBMWも日本車もポルシェも単なる道具でしかないです。憧れとかそういう意味合いは弱いはずです。

      GT-Rの官能性は僕個人的にはポルシェよりも弱いと思います。但し、それは一般道路での官能性の話です。サーキットに行けば、話は別です。GT-Rの官能性は爆発するでしょう。官能性の内、「速さ」というのは極めて重要な要素だとお澪ます。GT-Rのコーナーにへばりつく限界がどこまであるかわからない鬼の剛性はボクスターの比ではないです。サーキットに行けば、ボクスターをはるかに超える官能性を感じるはずです。100km加速が2.7秒の車に官能性が無いわけは無いと思っています。車を相当に乗り込んでいる人間が、GT-Rに乗って人生変わったという人多いです(笑)。

      医療での仕事の仕方、納得です。医師の中には、アバウトに進める人も多いですよね~。見立てが悪いと、治療計画の精度も落ちますし、結果的に治療成果も落ちますよね。金と時間の無駄使いになりますし、心も疲れますよ。

      医師の場合、ほんとうに凄い人がいますよね。見立て能力が高く、治療計画の精度が高く、治療の結果を確実に出すという。。。 何人かの優れた医師に会って話をすると、いつも感心します。この人、医師でなく、ビジネスの世界に来ても、相当に出来る人になるな~って思うことあります。優れた医師の特徴なのですが、ブランドに全くこだわらないですよね。これ凄く共通した特徴です。例えば、大学のブランド、協業する医師の出身大学、活用するシステムや機器のブランド等。自分が優れていると思うものはどんなものでも取り込もうとする姿勢を強く感じます。人の命を救うという命題に向けて、最短距離を走る姿に感心することが多いです。表面的なブランドではなく、本質で動くということです。人の命が待ったないので、カッコつけても仕方が無いのだと思います。僕達ビジネスマンはカッコ、表面から入ることが多いので逆に本質を見抜く能力が乏しい場合があります。評価基軸の精度が弱いのですよ。医療の場合、「見立ててみろ、治療計画を作ってみろ、注射打ってみろ、手術してみろ、治してみろ」って一発で能力、本質が分かりますから!!! 貴殿が表面的なことでなく、本質で評価すること、充分によくわかります。

      僕も後に続きますね。頑張ります。

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  2. はじめまして。
    28歳の会社員です。神保町の銀行で働いてます。
    981ボクスターの右ハンドルMTの購入を真剣に考えていてこちらのブログにたどり着きました。
    ボクスターのマニュアル乗りの方のブログは少なく、夢中で読まさせていただきました!車以外の、仕事の話題なども共感できるところが多くありました。
    更新楽しみにしてます(^-^)

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    1. 神保町ですか! 僕は外神田に住んでいます。神田で真っ黒なボクスターを見かけたら是非、お声掛け下さい。右のMTですか! 僕と同じではないですか。最高です。是非、購入に向けて頑張って下さい。一緒に走りましょうよ。僕は神田ICから入り、レインボーブリッジを渡り、辰巳PA経由で、また都心に戻り、レインボーブリッジをわたるという一周で約10kmちょっとのルーレット走行を楽しんでいます。

      ボクスター981のMTは僕には最高に楽しいです。28歳でこれに乗ったら、やばいですよ。その後の人生、間違いなく変わります(爆笑)。。僕は28歳の時は離婚直後で、金が無く、車を売った金でローンを返済するというみじめな状況でしたよ(爆笑)。。。 その後、次の車を買ったのが33歳の時でした。しばらく、車無しの生活をしてましたよ。是非、サーキットに行きましょうよ。

      試乗の必要があればお声掛け下さい。。近いんで、是非!!! 歩いても行けますよね。

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  3. 熱のこもった返信、誠に有り難うございます。981c購入の者です。

    筆者様がおっしゃられるように、気迫、とても大切だと思います。
    なでしこには気迫を感じました。WCでのヒデの引退年の試合も、気迫を感じました。
    コンフェデのブラジル戦での日本には気迫は感じませんでした。
    これは素人目で見ても明らかです。

    しかしながら、如何せん気迫には限界があるともおもっています。
    サッカー選手といえども人間なので全試合、全場面で気迫全開にはできないです。

    そうなると結局のところ、トータルで結果を求めるなら基本ベースとなる能力が高い方が勝つ確率は当然高くなります。

    これは、サッカーだけに限らず、色々な仕事に通じると思います。

    スポーツは日本人としての身体能力の限界でどうして通用しない種目があります。
    例えば陸上短距離などです。
    しかしながら、僕はサッカーに関してだけは違うと思ってます。
    マラドーナ、ジーコ、バッジョ、メッシ。
    いずれも当時の世界最高のプレーヤーですが、みな身体的に日本人と変わらないかむしろ劣ってます。
    日本人でも絶対通用するスポーツのはずです。

    身体能力も差は無い、練習量も負けてない。

    では何が異なるか?

    欧州や南米の列強と決定的に違うことがあると思ってます。
    環境です。

    彼らは本当に、ガキのころから球を蹴って育ちます。

    ブラジルに旅行した時に、そこらへんのオッサンらと草サッカーをしたのですが、腹の出てるオヤジ連中の足技のうまさに正直ビビりました(笑)
    さすがに、オッサンなんで走り回るとはいきませんが、ダイレクトで正確なパスをパンパン回すのですから。。。

    僕も一応、小学校〜大学までサッカーをしていたので、小太りのオッサン相手ならさすがに勝てるだろうと考えていたのです。

    ところが、はじめは『ナカータ、ナカータ!』といってパスをくれていたのですが、途中で使えない、と判断されパスは回ってこなくなりました(笑)

    恐らく、その草サッカーはブラジルの中では底辺のレベルでしょう。
    でも、底辺でこの上手さかよ・・・と、愕然とした思い出があります。

    そんな中で一握りのトッププロが誕生してくるのです。
    恐ろしいです。

    全然ポルシェと話がずれてしまいました(笑)

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    1. サッカーのコメント、有難うございました。今日のイタリア戦は気合が入っていたのではないでしょうか(笑)。面白い試合であったです。負けてもこういう気合が入ったものであれば見ていて気持ちが良いです。

      ブラジル人が子供の頃から、ボール蹴りながら学校に行っているような生活ですから、環境が違うのは大変によくわかります。それは僕が言っていることと同じです。「ハイ、スクールで一生けん命に頑張ってます」というのとまるで違いますよね。こういう所で球扱い、球際の扱いが決定的に違ってきますよね。それをパス回しながら通学しているので、知らず知らずの間にチームワークに近い協業のセンスが身に着きますよね。日本の場合、スクールや学校での練習が基本なのでいわゆるパスワークとなり、生活に密着した形での遊び心とは根本的に異なります。

      僕は水泳とラグビー、音楽が好きなのですが、水泳ならば水泳大国オーストラリア、ラグビーならばラグビー大国のニュージーランド、音楽ならばアメリカのハーレムが全く違いました。

      オーストラリアでは、殆どのプールが朝5時30分から市民に開放されています。僕も朝6時から出張の際はいつも泳いでいました。いるわ、いるわ。どのレーンも出勤前のビジネスマン達、一般市民達で溢れかえっていましたよ。どのブールでも朝6時では人、人、人です。日本で朝5時30分からやっているプールは殆ど無いですが、オーストラリアでは当たり前です。泳いでいる人に上手な人は殆どいませんでした。僕の方が遥かに上手です。しかし、皆、真剣そのものでしたよ。僕は朝5時半から泳いでいる多数の一般市民の熱意に驚きました。よく、まあ朝早くからこんなに頑張るんだ。これでは、日本の水泳がオーストラリアに負けるのは当たり前だと思いました。高飛び込み台もいつでも子供達に解放されています。10m上からの飛び込み台は好きな時に誰でもガンガン飛び込むことができます。日本では少なくとも一ヶ月前に予約します。何時から何回飛び込むかも予約制ですよ。理由は事故があった場合、施設の立場が危なくなるからです。オーストラリアでは飛び込み事故があった場合は、全て子供達の責任となり、施設は無関心です。自己責任が徹底されています。上から飛び込む子供達、下にいる子供達がお互いに安全を確認した上で飛び込み行為を行うのです。10mの高飛び込み台から次から次へと飛び込む子供達を見ていると、これはかなわないと思いました。日本は事故が起こることを極端に嫌う真面目な国ですから。。。

      ニュージーランドでは、女の子達がパス回しながら、通学しているシーンを何度も見るました。女の子ですよ。どうして、女の子がラグビーボールを回しながら、通学するのですか。。。日本とは環境が違いますよね。勝てるわけないです。球扱いの能力がまるで違ってきますよね。

      アメリカのハーレムでは、一流プレイヤーが普通に街角で演奏しています。子供達のリクエストに普通に応えて普通に演奏しています。教会でもダンスや歌、楽器演奏は当たり前に普通にやっています。センスがまるで違ってきますよね。

      確かに身体能力は違うとは思います。気合だけで勝てるほど甘くも無いです。しかし、香川や長友は凄いと思いますよ。ロマーリオなんて日本人とあまり変わらないとも思ってました。ブラジルでもっと小さな人いましたよね、ロマーリオよりも。日本人は本当にフィットネスやっているんですか?? 上半身も含めてもっとフィジカルを鍛えて方がいいと思います。中田が言ってましたよね、「イタリアに行って一番驚いたのは、セリエAの選手のフィットネスのトレーニングにかける時間が長いことだ」と。。。僕はこの言葉を聞いてガッカリしましたよ。当たり前なことをただやっているだけでしょって。六本木で酒飲んでいる暇あったら、フィットネスで体鍛えて欲しいです。

      ポルシェとは関係ないことで盛り上がってしまいましたね! 次のメキシコ戦も応援しましょう! 

      それにしても、日本から凄いレーシングドライバーが生まれてこないですね。最近、ドイツから凄いドライバーが出てきます。やはり、AT大国の日本ですかね~~。環境が違い過ぎですよね。AT率99%の日本と、MT率80%のドイツ、MT率95%のイタリア、フランスではあまりに車に求めるものが違い過ぎますよね。欧州のポルシェではPDKに乗る人はまだまだ少数派です。これからは増えると思いますが。。。日本は本当に特殊な国です。車でスポーツするということがどれだけ生活からかけ離れているかですね、日本の場合。そういう国の環境から凄い車が生まれてくるとは思えないです。水野さん、そういう中でよく頑張ったいましたよね(笑)。辞めてしまって、次に何をするのか。。。。

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