2013年4月27日土曜日

49. 911カレラ(左、MT)、新型ケイマンS(左、PDK)の試乗

目黒PCのH師匠のお取り計らいにより、2013年4月27日(土)の午後に、911の素モデル(左、MT)と新型ケイマンS(左、PDK)をS師匠と厳密に試乗を行いました。

以下、幾つかの自分なりの結論です。

現在、所有している素のボクスター981(右、MT)は本当に良く出来ているな~と思った次第です。この2つのモデルを試乗して、素のボクスター981(右、MT)から、これらに乗り換える動機付けは極めて弱いと思ったのです。

911の素モデルの350馬力は思ったほどではなかったです。それと驚いたのは、クラッチはボクスター981の方が重めで、もっと繋がりがいいです。ボクスター981のMTの方が、911の素モデルのMTよりもある意味、節度感があり、歯切れが良く、スパスパ感があると感じました。これはS師匠も同じことを言っておりました。ボクスター981のMTの方が、911の素モデルのMTよりも、自分には感触が良いです。重めのクラッチ、スパスパ切れるギア等。これが理由で、将来の911の素モデルのMTへの買い替えの動機づけはほぼ消えました。試乗後に、ボクスター981のMTを乗ったのですが、やはり若干重めのクラッチ、スパスパ節度感のあるマイカーの方が気持ち良いです。MT操作の気持ち良さでは、911の素モデルよりもボクスター981の方が上ではないかと真面目に思った次第です。同じことをどこかの評論家も言っておりましたが、本日、そのコメントと同じことを僕も思いました。6速と7速の違いがあるのかもしれません。PDKをベースにした911の7速よりも、より軽量な純粋な6速のMTの方が実は良かったりして。。。。。

クラッチ、ギアシフトの感触は、自分にはボクスター981の方がいいです。

そして、エンジンです。911カレラSで感じた迫力が全くありませんでした。素のカレラとSモデルではこんなに違うのかと驚きました。正直、911の素モデルにがっかりしたと言ってよいです。これも、僕自身がボクスター981の素モデルを、エンジンをフル回転で攻めまくっている成果だと思っております。普通に乗っているだけでしたら、911カレラのブランドイメージに引っ張られていたかもしれません。しかし、現在、ボクスター981のエンジンをレッドゾーンぎりぎりまでフル回転している状況では、面白さはボクスター981も911の素モデルも驚くほどは変わりませんでした。というより、ボクスター981のコストパフォーマンスの高さに感心した程です。

将来の話ですが、911の素モデルのMTの購入の可能性は消えました。MRではなく、RRにどうしてもこだわりたい、あるいは911のブランドイメージにこだわりたいというのであれば話は別ですが。。。自分の場合、ボクスター981のMTの感触がたまらないので、911の素モデルのMTがこれに代わるものではないと思いました。昔の930ターボ等の方が全然面白いかもしれません。

次は、新型ケイマンSのPDK(左)の試乗です。325馬力ですね。

結果は、これもマイカーであるボクスター981のMTの面白さよりも全然劣りました。恐らく速いのでしょうが、やることが無く、退屈でした。PDKは自分には退屈で、面白くないと強く感じました。サーキットで速く走らないとお金をもらえないプロレーサーでないのであれば、やはりMT操作の方がダイレクト感が強く刺激的です。日本では、PDKが圧倒的に売れていますが、欧州、米国等の海外ではMT比率が依然高いことがうなずけます。日本はPDK王国だと思うのですね。評論家もPDKを凄い、凄いと持ち上げすぎだと感じました。ポルシェに嫌われたら仕事が無くなるからなのでしょうか。。。。余りに持ち上げすぎだと思います。

結論として、素のボクスター981のMTの面白さを再確認できました。面白さという点では、PDKよりもMTが絶対に上だとはっきり断言します。但し、速さはPDKでしょう。超楽ちんです。しかし、自分の場合は、PDKであれば、このブログのタイトルである「アンチエイジング」はできないです(笑)。というよりもエイジングをもっと早めてしまいます(爆笑)。これは絶対にやばいです。目的がアンチエイジングですから、本末転倒になってしまいますね。「ポルシェでアンチエイジング」ではなく、「ポルシェでエイジング」になってしまいます。これだけは自分の場合は避けないといけません。

911の素モデルのMT、新型ケイマンSのPDKの将来の購入可能性が消えたというのが結論です。

もし、仮に911を将来、購入するとしたら、Sモデルより上のMTが対象になると思います。また、ケイマンSであれば、自分であれば、やはりMTを選択します。これは100%間違い無いです。

試乗後、S師匠のマツダロードスターに乗ったのですが、新型ケイマンSのPDKよりも、こっちの方が面白かったです。サスが相当に締めているからというのもあるでしょうが、カミソリのようなフィーリングがありました。シフトストロークも節度感があり、ショートストロークで、マツダも頑張っているな~って思いました。

本日の試乗の感想は、自分がボクスター981のMTを相当に攻め込んでいることから来るものだと思っています。素のボクスターのMTでエンジンを回しまくることが実に気持ちよく、日本の限られた一般道路を楽しく走る一番バランスがとれた車だとどこかの何人かの評論家が言っていましたが、その言葉を信じて、注文して買って良かったと思いました。現在、7000回転ぐらいは平気で使っていますが、911Sや新型ケイマンSでは、一般道路で7000回転は使うには完全にオーパーパフォーマンスだと思います。そういう意味では、素のボクスターは力が無いので、7000回転は当たり前に使うとなると、逆にポルシェエンジンをフル回転させることになり、これはもう本当に面白いです。

自分の今後としては、素のボクスター981のMT → ケイマンSのMT → 素の911のMTという風になるのかな~って思っておりましたが、ケイマンSのMT、素の911のMTは恐らく無いです。というよりも絶対に無いです。恐らく、911SのMTより上でないと、明確な動機づけにはならないと思いました。はっきり言えることは、911Sのエンジンはモノが違いました。あれならば「欲しい」です。腹と腰に響く迫力です。これが素の911からは感じられなかったです。欲しいと感じさせるものではなかったです。

自分の場合、ひょっとして、930ターボ等の昔の911に行く可能性が出てきました。これを改造し、500馬力ぐらいにパワーアップするといった感じでしょうか。。。知り合いが、930ターボを500馬力に改造し、サーキットで楽しんでいますので、近日中、試乗させてもらおうかと思っております。

完全にマニアの領域になってきました。いかん、いかん、空冷にだけは行きたくないと思っていたのに。。。。。

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