ボクスター981型(MT)を購入後2ヶ月経過し、走行距離が2700kmに達したので、本日1月20日(日)に目黒PCで、念のためオイル交換、フィルター交換を行いました。
その際、カミソリ走行のレーサーでもある営業のH氏(当ブログでは何度も登場してもらっている方です)に、僕のボクスターで暴れてもらいました。そうです、H氏には妻を助手席、僕が後部座席で911Sを試乗運転してもらい、911の底力を味あわせて頂いた方です。H氏には大変にお世話になっています。
H氏に「僕のボクスターで攻めて下さい」とお願いすると、快く、「了解しました」との返事を前日にもらっていました。午前9時に目黒PCに到着すると、すぐにH氏による僕のボクスター981(MT)の運転開始です。
結論。
「ボクスターよ、御免なさい。本当に御免なさい」
「君の力をみくびっていた僕が悪い。911と比べて拍子抜けするぐらい遅いと言った僕がバカだった」
発進加速こそ一瞬かったるかったですが、2速、3速でのパワーバンド領域では、911Sと何ら変わらないぐらいの速さでした。半年前の911Sでのコーナリングのカミソリ走行を思い出しました。
「全然かわらないじゃんかよ~~!!!」、心の中で叫びました。
「何じゃこれ!!」、「これが本当に俺のボクスターなのか!!」
素のボクスターでもこんなに速いのか!!! 高速コーナーリングでグイグイと沈み込むような感覚は911Sと変わりませんでした。前の投稿で911Sよりも相当に剛性が劣ると言いましたが、本日のH氏の運転ではそれを感じませんでした。むしろ、剛性は相当にあるなと思ったほどです。
いや~、素のボクスターのMTはこんなに面白い車だったのか!!! 運転する人が違えば、その凄さを浮き彫りにするのですね。スキルのあるドライバーが運転することで相当に速くなる車だ!! 俺がバカなだけなんだ。
H氏曰く、「安全運転でもこれだけ速いのですから、サーキットで本気出して走れば相当に速いと思いますよ。ボクスターは本当にいい車です」
「エっ!! 今のが安全運転ですか!! 死ぬかと思ったぐらいなんですけど。。。」
H氏曰く、「そうですか?? 限界からは程遠い領域での走行ですよ。ボクスターの力はまだまだこんなもんじゃないです。今の運転は限界の6割~7割ぐらいだと思います。安全領域の運転ですよ」
「ゲ~!!! 本当ですか! 凄い。凄かった。流石、Hさん!! 大好き」と僕。
素のボクスター981(MT)は決して遅い車じゃないです。直線を走らせれば、馬力の差が出ると思いますが、コーナーが続く道路では、体感上は相当に速いです。
今までのブログでの投稿を撤回します。峠では911とボクスターのどちからが速いかわからないです。
H氏曰く、「コーナーではボクスターはどれだけ飛ばしても怖くない。回頭性が極めて高いです。しかし、911はケツが外に振られますので怖いですよ。しかし、その分曲がってくれるとも言えますが(笑)。ミッドシップの安定性に比較して、911はかなり癖があります。コーナーでの安定性はボクスターの方が感じますし、安心して走ることができると思います」
レーサーであるH氏の助手席で実際に体感した後ですので、その意味がよ~くわかりました。
コーナーがくねくねと続く道路においては、素のボクスター981と911Sでは、明らかな差を感じませんでした。これはレーサーが運転する助手席でど素人の僕が体感した結論です。
サーキット走行では911Sが勝つでしょうが、峠等では限界走行に至らないので、ボクスターでも相当に迫力があろうかと思います。
少なくとも、本日のH氏の運転を僕が体感した感想としては、
「ボクスターよ、お前は化け物か!」でした。
プロの腕を持つドライバーが運転することにより、ボクスターは完全に化け物となりました。
過去の投稿で、ボクスターを「気持ちよくヒラヒラと走るのに適している」と表現したことを反省します。「本気で攻めれば、モンスターと化し、暴力的な攻めが可能となる」というのが正解です。
パワーバンド領域のボクスターはまさに化け物でした。
ボクスターよ、もう911が欲しいなんて言わないよ。ごめんね。お前が持っている力を出し切れるように腕を磨くね!!
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