2015年4月25日(土)、首都高速を軽く流していました。その時、前に新型ケイマンがバリバリといい音を鳴らしているのに思わず心が奪われてしまいました。
「ちょ~かっこいい音しているな~。アレっ、でもこれ普通のSじゃないな~~。この音は。改造?? 何だろう?」と思わず、疑問に思いました。
何だかんだ走っている内に、このケイマンさんが辰巳PAに入って行くのが見えました。僕は首都高速をもう1周して辰巳PAに入り、この新型ケイマンさんのオーナーさんに声をかけさせて頂きました。
とても感じのいい若い方(Tさんと呼びます)でした。年齢は29歳で、クルマ大好きの方でした。ケイマンは、新型のケイマンGTSの左ハンドルのMTでした。Tさんは、981型の真っ赤のボクスターSに乗っていたとのことですが、首都高速で事故り、ケイマンGTS(左、MT)に乗り換えたとのことです。保険をうまく活用できたと言っておられました。ケイマンGTSは、色は黒で、とてもカッコよく、見ていると購買意欲がグイグイと来ましたよ(笑)。ポルシェは商売上手いな~って改めて思いますね~。見れば見るほど欲しくなるんですよね~。
僕も首都高速で事故ったばかりであったので、同じ事故仲間ということもあり、大変に楽しく話することが出来ました。Tさんはボクスター981も良くわかっているので、本当に参考になる話をたくさん聞くことが出来ましたよ。Tさん、有難うございました。
そして、無理言って、ニューケイマンGTSの助手席に座らせてもらい、首都高速を1周試乗となりました。ボクスター981とのガチンコ比較ですね。
乗ってすぐに、「剛性がまるで違う」と思いました。Tさんも、「ボクスター981よりも全然、剛性は上です」と言っていました。ボクスター981に乗っていた人が言うのですから間違いないですよ(爆)。繰り返しになりますが、間違いなくケイマンGTSの剛性は相当に高いと感じました。911よりもリアシートが無い分、全体バランスを考えると、剛性が高いでしょうね。実際、ケイマンGTSの剛性は半端無いと感じました。助手席に座っていると感じます。
エンジン音はガンガンに助手席にも入ってきますね(爆)。。 これは僕には最高です。素モデルやSモデルよりも明らかに室内にそれらしいサウンドが入ってくると感じました。
「ヤバい」って感じでしたよ。ボクスター981が全ての面において敗北!!!
以下、比較表です。
1. 剛性感
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 20
2. 路面へのへばり付き感
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 35
3. 安心感
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 30
4. エンジン音
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 個人的主観が入るので採点不可(僕のはマフラー交換していますので、
何とも言えないです。個人的にはサウンドを楽しんでいます)
5. 加速
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 25
6. デザイン性
ケイマンGTS : 100
ボクスター981 : 個人的主観が入るので採点不可(僕は個人的には楽しんでいます)
ホテルの駐車場では、911よりも扱いランクは間違いなく上です(爆)。。
上記採点表の通り、かなりの差があるのはわかると思います。
走りに関して、ボクスター981がケイマンGTSと互角になる所はまるで無し、勿論、勝てる所もまるで無しと感じました。ボクスター981の購入をこれから検討される方は、「走りに関しては、ケイマンに勝てない」と思って頂いた方が良いと思います。もっとも、ガチンコ比較した車が、ケイマンGTSでは勝てるわけないですが。。
それにしても、ケイマンGTSは最高でした。スポーツフィーリングはバッチリですね。エンジンサウンドも最高、室内に入ってくるサウンドも最高、剛性も最高、デザインも最高。何をとっても最高でした。
「やべえ~、クソ欲しい」って思いました。
それでは、ボクスター981の良さは何も無いのかと思いますよね??
そうなんですよ。あるんです。
オープンスポーツなんです。それしか無いんですよ。まじで(爆)。。。 勿論、ポルシェではあります。エンジンサウンドは間違いなくポルシェファミリーの音です。運転のフィーリングも勿論、楽しいです。これも間違いないです。但し、相手がケイマンGTSであれば、スポーツカーとしての能力に差があるのは仕方がありません。
ただし、クルマの面白さはそればかりでないと思います。ボクスター981の良さは、何と言っても、2シーター、リア(MR)エンジンのオープンカーであるということです。一度でもオープンで走ることの楽しさを覚えてしまうとこれは離れることが出来ない人が多いと思います。オープンで走るって、非日常性の楽しさを味わうということなんですよね。剛性は勿論落ちます。スポーツカーとしての能力も間違いなく落ちることが、今回のケイマンGTSで本当に良く分かりました。
でも、オープンスポーツで走るということの贅沢さは、ケイマンで味わうことが出来ない「非日常性」なんです。僕にとって、この「非日常性」は極めて重要な要素であります。ボクスター981は僕にとって移動のための道具ではありません。移動の際は、移動に相応しい車を使います。ボクスター981には3年弱で、妻は一度しか乗ったことは無いです。その位、移動にはふさわしくないということです。
ボクスター981でドライブした後の妻の発言が忘れることが出来ません。
「懲りた。勝手にしろ。もう二度と乗りたくない」と。
僕にとっては乗り心地は素晴らしいのですが、妻はリクライニングが出来ない、後部座席にモノを載せることが出来ないだけで一発アウトなんですよ。従って、最初の1回乗った後は、乗ったことが無い状況です。「勝手にしろ」という発言は僕には最高です。
理由は、ボクスター981を運転する時、隣でギャーギャー言われたくないですからね。1人で運転を楽しむのが基本ですよ。ポルシェのMT乗りに共通している点ですが、助手席に女性を座らせて運転している人、殆どいないですよ。僕はその気持ち、大変によく分かります。
ボクスター981をフルオープンにして走っている時、僕は至上の幸福感に浸ります。エンジン音がバラバラと降ってくるような感覚がたまらんです。室内に響くエンジン音と、外からダイレクトに耳に入ってくるエンジン音はまるで違うんですよ。スポーツカー好きで、オープンスポーツが嫌いな人に会ったこと無いですよ。
このチャラけたフィーリングがたまらんのですね。性能がどうじゃらこうじゃらいうのではなく、このオチャラけたフィーリングなんですよね。ケイマンGTSは確かにデザインと言え、性能と言え、僕には文句無しです。絶賛ものです。心の底から欲しいと思うほどです。これは間違いないです。購入して後悔は絶対に無いと思いました。
但し、1つ欠点があるとすれば、ボクスター981乗りの僕からしますと、「完璧過ぎて、ストイック感が強い」ということだと思います。つまり、硬派のクルマですね。僕は硬派ではないです。どちらかと言えば、オチャラケ感が強い、軟派なクルマが好きなんですよ。ファッションでも、僕はネクタイをしたことがここ数年、結婚式とお葬式以外にしたことが無いです。そういう人間ですので、オチャラケ感、開放性、伸び伸び感が好きです。
ボクスター981はそういう趣向が強いクルマであり、ケイマンはストイックな趣向が強いクルマだと感じました。ケイマンを否定しているのではないです。ボクスターがオチャラケ、ケイマンが硬派と位置付けているだけです。
結論ですが、僕は両方欲しいです。正直言えば、ボクスター981の剛性不足が物足りないと感じることは多いです。もっともっと剛性が欲しいと思うことは多いです。ストイックに走りを楽しみたいと感じる時、ケイマンのような鬼の剛性が欲しくなるのは事実です。かと思えば、チャラチャラとオープンで気持ちよく走りたいと思う時も半分ぐらいあります。チャラけてはいますが、気持はかなり本気ですけど。。。
つまり、両方あって、本当に楽しいんだろうなって思います。
換言すれば、ボクスターにするか、ケイマンにするかは、個人の価値観に依存するだろうなって思います。走りをストイックに追求する方はケイマン、チャラけた非日常性を楽しみたい方はボクスターって感じではないでしょうか。。。。
最後に、Tさん、本当に有難うございました。何が楽しかったかと言いますと、Tさんとお知り合いになれたことが楽しかったです。Tさんが心の底からケイマンGTSの運転を楽しんでいたことはグイグイと伝わって来ました。僕もボクスター981を心の底から楽しんでいますので、Tさんの気持ちは本当によくわかります。29歳という若さでケイマンGTS購入に踏み切り、かなり走り込んでいられることよ~くわかります。周りでもクルマの話が出来る人がいないと言っておられました。。 この環境もよ~くわかります。Tさんには南千葉サーキットを紹介しました。Tさんと一緒に南千葉に行ければ嬉しいです。Tさんの楽しそうな笑顔を忘れることが出来ないです。連絡先がわかりませんので、もうお会い出来ないかもしれませんが、どこかでTさんが笑顔で走っていて、仕事頑張ってくれていればとても嬉しいです。クローズドボディとオープンボディの両方のスポーツカーを持てるようにお互いに頑張りましょう(笑)。
僕はボクスター981を手放すことは恐らく無いと思います。僕のカーライフ、そして人生観まで変えてしまったこのクルマに感謝しますよ、本当に。。 手放したく思っているのは、BMW320Dツーリングですよ。これは一刻も早く手放したいと考えています。M3なんて買えればいいのですが、先立つものは無いですよ。
今、仕事は新しい切り口を加えて取組を始めました。現在の会社とは別の、新しい会社を設立することにしました。新しい会社は、社員は全員が55歳以上のプロのエンジニアだけの会社です。定年は90歳、勤務形態は遠隔リモート作業が大半で通勤は無しです。大企業をリストラになるか、早期退職になるかしているプロのエンジニアで、まだまだモノ創りに関わりたいとウズウズしている凄腕のエンジニアだけを束ねて、社会にモノ創りの提案、モノ創り作業をしていく会社です。まずは3万円から10万円ぐらいのシステム開発から手掛けていきます(汗)。。。 塵も積もれば山となるですよ。60歳超えた人間同士で、皆で南千葉サーキット貸し切って走ることが出来たらどれだけ素晴らしいと思います。
オヤジ軍団、頑張ろうぜ。若者に負けずに、ガンガン働いて、社会に貢献して、がっちりと稼ごうぜ、年金に頼らなくてもいいようにしようぜ、若者に出来ないホンモノの仕事しようぜ、ポルシェぐらい毎年買い替えるぐらいに気合入れていこうぜっていうのが新会社の基本コンセプトです。
大変にリスクがあるので、既存会社と分けました(爆)。。。。
ケイマンGTSとボクスターSの点差、つけ過ぎですよwww
返信削除もちろん、走るという点でケイマンGTSが一歩抜けてるのは認めますが、オーナーとは思えぬ辛口点数にズッコケましたw
これは、新型ボクスタースパイダーに逝っちゃいますか?チャラけてるけど、細マッチョみたいな車じゃないかと、勝手に想像しています。
新しい会社でのチャレンジ、感服致します。
いやいや、、まじで本当にケイマンGTSとの差を感じました。でも、オープンスポーツという点は僕は大変に気に入っています。バイクまでは行かないですが、オープンのスポーツカーは本当に気持ちいいですよ! 南千葉に早く行きたいです。頑張りますね!
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