2014年9月29日月曜日

186. ボクスター981のマフラー改造効果

ボクスター981のマフラーをサンライズブルバードで替えて、かなりの時間が経過しました。恐らく1年近く経つでしょう。今でも野太い音を楽しんでおりますが、やはりかなりレーシーな感じだと思っています。とりわけ、深夜のビル街を走るとそのエンジンの轟音が響き渡り、ちょっとしたボクスター劇場となります。「いや~、たまらん」ってニヤつきながら深夜のビル街を走る時はもうたまらんです。。。


先日、義理の兄が日本に来ました。姉貴の旦那で53歳ですが、彼が車好きなんですが、その彼と南千葉サーキットに走りに行きました。往復は彼に全部運転してもらいました。


「MTですが、大丈夫ですか?」って聞くと、彼曰く、「問題無いと思うよ」とのことでした。エンスト1つすることもなく、往復の運転を楽しんでもらいました。義理兄はオーストラリア人ですので、オーストラリアでの車事情はよく聞きます。オーストラリアでは、日本と同様に、MTの車の調達が容易ではなくなってきたと言っておりました。しかし、この義理兄が何故、MTが出来るかというと、ヨーロッパに海外出張や旅行に行く機会が多く、現地でレンタカーを借りることが多いことが理由だそうです。彼曰く、「ドイツでMT以外の車を見たことが無い」と言っておりましたよ。そのくらいヨーロッパではMTが圧倒的に多いと言っております。それに対して、オーストラリアやアメリカ、カナダではeasygoingなドライブが主流だと。日本は世界一、easygoingなドライブが求められているわけで、世界一のAT普及率ですよね。ヨーロッパで車を運転するならば大半がMTである以上、MT車が運転できないと話にならないということになりますよね。。。 それにしても、義理兄はボクスターのMTが大変に気に入ったようで、とりわけ「エンジンサウンドが素晴らしい。これならば音楽を聴く必要は全く無い」というコメントでした(笑)。


しかし、驚いたことがあります。義理兄はトライアスロンの選手であり、オーストラリアの大会でも相当にいい成績を残しているスポーツマンです。現在でも、まだ毎日トレーニングをしており、自宅・会社の往復100kmは自転車を使っている程です。若者でも登り切れない険しい山も自転車で登り切るまさに鉄人です。


しかし、その彼が南千葉サーキットでの練習で、30分でバテてしまったのですよ。彼曰く、「これ以上はもう無理だ。相当にキツイ。これ以上、練習しても効果が出せない。効果を出すためには、全力で練習する必要があるが、もう力が出せない」と言ってきました。顔を見ると、完全にグロッキー状態で汗が噴き出ていました。見るからに「これ以上できない」雰囲気が漂っていました。


彼曰く、「モータースポーツは面白いけど、相当にタフだ」と。。。 「トライアスロンとは違うが、別次元のタフさがある」と。。。。 「相当にハードであることがわかった」と。。。。。


鉄人の義理兄が消耗して、汗が噴き出て、これ以上できないという状態に驚きました。帰宅後、姉貴に言うと、姉貴が「まじ~???? 信じられない。彼がそんな風になるなんて!!」


姉貴は旦那に「どうだった? 初めてのサーキットは?」と質問すると、義理兄は「相当に疲れた。とにかく疲れた」と一言。「でも大変に楽しかった。とてもいい経験になった」と。


自分はだんだんと慣れてきたのかなって思いました。体力からすれば、鉄人兄に僕がかなうわけないのですから。。。


モータースポーツにはモータースポーツの体が必要なんでしょうね。神経も含めて。。。。

4 件のコメント:

  1. 僕はkikunさんのお義兄さんと正反対で、車に乗っている限りはなんとかなるけど、極端に言えば自分の足だと2階に階段であがるのがイヤな位運動不足です。
    車だとどこまでもどれだけも走れるんだけどなぁ~。
    でも、南千葉のフルコースを全力でドリフトし続けるのは、15分が限界かも(;´∀`)

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    1. 末永くクルマの運転するために体を鍛えましょうね!(笑)。 フルコースでの本気走りのドリフトを15分すれば、きょくちょうさんでも多少タフなのでは?? 体というよりも神経の問題かなと思います。F1レースなんて気が狂っていると思います。神経破裂すると思いますけど、人間って本当に凄いなって思います。

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  2. 前の仕事柄、イギリス・フランス・ドイツ・オーストラリアの人と仕事したことがありますが、やはりあちらはMTメインみたいですね. AT車は、本当に足腰が悪くなってしまったりした人が乗る車というイメージだそうです。
    手先が器用でドリフトなんかを流行らせた(?)日本人は絶対MT車しかのらないんだろうとおもって日本に来たら皆ATで、レンタカーもATでびっくりした、と彼らはいいます。彼らからすると渋滞で疲れるからATというのは変な理屈で、それはMTでもATでも渋滞は大変で嫌な物、そういう感覚だそうで、これは私もまったく同意です。

    先日、ワーゲンやAUDIから新型車の発表がヨーロッパでありましたが、ファミリーカー であろうがスポーツカーだろうが広報写真はMT車です。日本にはおそらくAT車しかこないとおもいますが。

    こうなると日本はどんどん自動運転化が進んできて「走る喜び」を感じる人は減り、どんどんマニアのみの領域になってしまうかと思うと残念な気持ちです。

    そんなわけで私はやはり左右の両手足をバランス良く使えるMTが大好きなので、今後も乗り続けます。

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    1. ランクル70は海外ではほぼ全てがMTです。AT仕様は日本だけの特別仕様とのことでした。ランクル70がMTである理由は故障率の少なさ、メンテの容易性だそうです。ハードに利用する海外の現地では故障をキチンと修復できる技術者が少ないようで、MTであれば不具合解消をできるエンジニアが確保できるというのが理由だそうです。

      チプデ様も独立後、たまに気分転換にクルマを運転するならあ、両手両足を駆使した繊細なドライビングの方がよろしいかと思います。会社経営はとにかく敏感な感覚が要求され、年と取るわけにはいかないと思います。従って、いつまでも元気で鋭敏な感覚を持ちあわせる必要があると僕は思っています。そのためには、日ごろから両手両足の神経をフル活用している方がよろしいかと。

      おっしゃる通り、日本では「走る喜び」に価値を置く人が少ないのは事実だと思います。日本の特性ですからこれは仕方が無いですか。。。。 車は移動のための道具なのであって、走る喜びを味わうものではないと。移動のための道具であれば、ATが当たり前だと。。。MTはマニアだけのものであり変わった人のものとなりますかね~。。。。 まさに日本だけの特殊事情です。。日本でクルマを語る場合、MTは絶滅とか、変人とか、マニアとかの領域とされますが、それは日本だけであるとわかって欲しいです。世界の常識とは異なると。証券取引所も日本では完全にAT化で人がいないですが、NYでは異なります。AT化であれば感性が働かず儲けることが出来ないと考える人が多いです。瞬時の判断はATではなく、やはり感性を働かせないと駆け引きできないのでしょう。相手の顔色、全体の雰囲気等。。。 何でもIT化、AT化すれば良いということではないと思います。

      僕もITの仕事ですが、何でもIT化すれば良いということではないので、クライアント施設によって推奨する業務フローが異なります。時に、オンライン通信ではなく、ファックスを多用する業務フローの場合も多いです。どちらの方が、業務効率が上がるか、仕事の品質が高まるか、社内のコミュニケーションが高まるか等、検討し、最終的に一番理想的な業務フローを決めます。その際、ITよさようならということも多いです。ATとMTの議論も同じだと思います。目的が何なのかだと思います。ドライバーが何のためにクルマを乗るのかによって、MTかATかの議論は分かれますよね。

      僕は自分が運転を楽しみたい、いつまでも若くいたい、ストレスを発散したい、気分転換をしたい時にはMTを乗ります。御年寄りを乗せる、運転中に携帯電話でクライアントと神経質な話をする可能性があるような時は、ATを運転します。車を運転する時はいつでも運転を楽しみたいと思っていますので、本当はいつでもMTを運転したいですが、仕方なくATを運転している自分もいます。

      M3ならば、間違いなくMTですよ(爆)。先日、試乗したM3のATには泣きました。悪い意味で。。。。 M3自体は本当に素晴らしい車ですが、ATで乗りたいとは思いません。僕の理想に、M3の4ドアセダンのMTがあります。日本ではWRX STIの4ドアセダンのMTです。。 やはり売れているようですね。とても嬉しいです。最初だけかもしれませんが、出だしがいいのは嬉しいです。

      MTでいつまでも、若々しくいましょうよ! そして、神経を鋭敏にし、会社経営に活かしましょう。絶対にプラスになると思います。

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